エスニック

オムツはずし

 先日、ゆうたが3歳の誕生日を迎えた。ちょうど園でもプールが始まったところでもあったので、そろそろオムツを外そうかとようやく重い腰を上げた次第である。

 私ら夫婦は揃って「小学校までオムツをしているわけじゃあるまい」と全く意に介していなかったのだが、30年前は「オムツは2歳で取るのが常識」だったとのたまう私の母が顔を見るたび「まだオムツしてるのか」とうるさかったので春先に一度オムツはずしにチャレンジしたことがある。その時はまだ寒かったこともあってまだまだオシッコの間隔が短く、保母さんからも「暖かくなってからでいいのでは」とアドバイスされたのでここまで放っておいた。

 結局、夏になったらなったでやたらと水分を取ってしまうのでオシッコの間隔は相変わらず短いままだが、3歳ともなるとどうしてトイレで用を足すかということを頭で理解できるので、何度かお漏らしはしたものの今のところ概ね順調にここまで来ている。
 「概ね」というのはヨソのペースを知らないし、自分としては「まぁこんなものだろう」と思っているからなのだが、すぐ自己肯定に走る私はトイレトレーニングは幾らか遅めの方が断然ラクチンなのではないかと思う。季節的は要因や個々の状態で早いか遅いかの境は違うのだろうが、少なくとも先に頭で理解させてしまうと、オムツが取れることで色んないいこと、楽しいことが出来るということを教えてやれる。
 例えばゆうたの場合、オムツしてると公園での水遊びや自転車に乗れないから、と教えた。すると自分から進んでパンツを穿くようになったし、慣れてしまえば「トイレで出来るんだー」と得意顔で行くようにもなった。

 トレーニングを始めてすぐは何かに夢中になっているとつい漏らしてしまうこともあったが、尿意を催すと何かに夢中になりながらでもチンチンをつまんだりいじったりするので、こちらから誘ってやれば粗相はほとんど避けられた。

 ちなみに夜は今でもオムツをしている。小さいころの寝小便はトレーニングで何とかなるものだとは思わないし、事実そう指摘する医者もいるので体が自然に一晩耐えられるようになるまで放っておこうと思っている。


3歳になってアドリブがきくようになった




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