エスニック

沸騰する

大抵の子育てサイトで登場するネタだが、子どもの発熱について。
 子どもはそもそも熱に強い。というか平熱自体が結構高い場合が多いので、大人の37度と子どもの38度は同じようなものだ。だから本格的に具合が悪いとなると簡単に40度近くになる。

  私自身の記憶に残る最古の高熱体験は7歳の時。入院先の病院で、ちょっと顔が赤いと言われて検温したら40度を超えており、瞬く間にベッドに寝かされ点滴を打たれたことがある。私自身はちょっと頭痛がするくらいで、特に気分が悪いというほどのことでもなかった。
  その後も40度超の高熱を一回体験しているが、私の記憶では42度ぎりぎりまであったと思う。前回と同様、縛り付けられるように寝かしつけられ点滴を打たれていたが、その横で両親と医者が深刻な顔をしてボソボソ話しているシーンはよく憶えている。
   医学的に42度以上の高熱だと、男子は精巣の機能が破壊されるというので一時は心配もしたが、こうしてゆうたがちゃんと生まれてきたのでホッとしている。

  幼少期の私は随分と病弱で、親に言わせれば週に一度は熱を出してたらしく、ゆうたも私に似てそうならなければいいがと心配したが、幸い今のところ取立てて病弱ということも無さそうである。
  それでもこれまでに2回ほど派手に発熱したことがあって、初めての時などは大慌てだった。ほんの数時間前まで機嫌良く遊んでいたかと思えば、急にグズり出してミルクも口にしなくなり、なんかおかしいなと思って額に手をやると既にアッチッチ状態になっていたのである。
  赤ん坊はすぐに熱を出すと聞いてはいたが、本気で蒸気が見えるのではないかと思うほど熱くかった。さすがに寝苦しいのか10分と寝ることが出来ず、うなされるように起きてはしばらくグズリ、またしばらくすると疲れて寝るというのを繰り返した。
  この間、横にするとのた打ち回っていつまでも寝ないので、ずっとダッコをしていなければならず、私はゆうたを抱きながらソファで朝を迎えることになったのだが、なんたってデカイ湯たんぽ抱えているようなもので、冬だったというのにゆうたと私で汗まみれ。なんともしんどい一夜となった。

  この時は日中はちゅまが世話をし、私が夜担当したようなものだったが、これに懲りて2度目からは夜は4時間交代で看病するようにし、片方は別室でぐっすり眠れるようにした。引き継ぎと寝つくまでの時間に余裕を持っておくと3時間は眠れるのでかなり楽である。夜泣きなどでツライ時期にも有効だと思うので、困っている方は是非お試しあれ。



戻る

次へ


エスニック