面と向いて尋ねられれば否定するが、実はなにげに試したことあるパパ連も多いのではないかと気なって仕方ないのが「父乳」。 父親の育児参加も随分と定着したようだが、父親には絶対担当できない役割が出産と授乳である。 中には、構造的には男にも乳は出せるとのたまふ医者もいるが、赤ん坊の泣き声を聞くだけで胸が張ってくる男性の話しは聞いたことがない。 一心不乱に母親の乳房にしがみついている赤ん坊を見て思うのだが、彼等は一体どういう理屈で男と女の違いを区別できるのだろう。 母親事情は千差万別で、大きいだの小さいだの、出が良いだの悪いだのと色々あるが、巷間流れる話しとしては、小さいから飲んでくれないとか、父親が太っているから間違えたという話しはあまり聞かない。 そこで、先の問いである。世のパパ連も恐らく同じような感想を抱いているはずである。そしてその多くが「父乳」を試したに違いない。 で、私も試してみた。 ちゅまが風呂に入っているうちにゆうたを小脇に抱え、そっと胸に近づけてみる。思ったとおり吸わない。口を開けることすらない。 ちなみに、私はかなりの痩躯で、リンボーダンサーも羨む平らな胸を30年維持している。目の前にチチがあるのに気付いていないのかと思い、もう少し顔を押し付けてやったら苦しかったらしく、アバラに極薄の爪を食い込ませるという反撃を食らったので退散することにした。 その後スプーンやぬいぐるみ、指、おしゃぶりなどを口に当ててみたが指とおしゃぶりにはちゃんと反応した。ということは単に人肌に近いものが口に当たれば口は開くわけだ。 男に反応しないのは単に乳首が小さすぎるためらしい。そんなことなら実験までしなくても解りそうなものだ。 世のパパ連が自分のでも試してみたという話しをしないのは、人に言いにくい訳でなく、単にちょっと考えれば解るからのようだ。 かくして残った現実は、己の浅はかさとアバラの引っ掻き傷のみと相成った。 参考画像が掲載できないのが実に残念である… |
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