エスニック

あくてぃぶばーす@

まず、最近恒例の言い訳から。
 先週の月曜日に、ちょっと熱っぽいかな、と感じてから1週間。一時はインフルエンザかと思うような高熱に見舞われ、熱が治まると今度は吐きたくなるほどの頭痛に苛まれてきた。仕事をしている間は気が張っているのか、なんとか持ちこたえるのだが、家に帰って食事をする頃になるともうダメ。右半身を下にしてソファにうずくまったまま動けなくなってしまうのである。果たして風邪の症状なのかどうか解らないが、こんな頭痛は我が人生初のことである。こんな苦痛の中、とてもではないがPCに向かうことなど出来なかったのである。
 はい、言い訳おしまい。

 さて、本題。
 今二人目を産もうとお世話になっているのが、都内にあるA医院。ゆうたの時は完全看護の大きな病院だったのだが、今度はもっと自然なお産がしたいということで、ちゅまがネットで調べてみつけてきた小さな個人産院である。「お産の家」を自称するこの産院は外観からして一向に病院らしくなく、ちょっと洒落た一軒家のようである。なんの変哲も無いようなこの「お産の家」だが、その実ポリシーはギッシリである。

ここの先生(女医さん)はなかなかバイタリティー溢れる方である。もともと東大大学院の地質学研究者で理学博士でもあったらしい。ところが自分で妊娠・出産を経験した時、現在のお産になんか違和感を感じたそうで、調べてみればなんと医者の都合で成り立っている部分が多いか驚いたそうである。もっと当たり前に産み、当たり前に育てるということが出来ないものかと医者を志したそうである。ただ志しただけではない。奨学金を受けるため成績は常に首席クラスで、卒業後も育児をこなしながら研修医生活をし、勤務医として修行を積んでから独立とマサに驀進してきたような経歴である。

この先生のお産に対する考え方は、先生の著書に詳しいが、恐らく本を目の前にすれば「こんなにブ厚い本なら詳しいだろうよ」と思うに違いない。ま、私が思いきりかいつまんで紹介すると、会陰切開や浣腸、剃毛はもちろん帝王切開や分娩台の姿勢に至るまで、お産に関わるほとんどの処置は医者の合理主義によるもので、本来なくていいものだそうである。数ある先生の主張の中でも私が一番痛快に感じたのは、帝王切開という異常分娩が2ケタを超える現状を受け、「本当に医療処置なくして10%以上が産めないというのなら、ヒトは絶滅するしかない」ということ。これに対する回答も明快である。「とにかく医者の手を借りる必要もないほど安産で産んでしまえば良い」。さらに、そのための対策も明快。「とにかくよく歩け」。

あー眠い・・。続きはまた後日。


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