エスニック

男の育休

 保育園に行くようになってからの疲れでも出たのか、なつきが初めて熱を出した。
 ちゅまも職場復帰してまもないこともあり、私も会社で取り立てて役に立っているわけではないので午前中はちゅま、午後は私と半々で休みを取ることにした。
 熱が出たといっても機嫌はわりと良く、朝39度ほどあったのに夕方には37度まで一気に回復したところを見ると、もしかしたら突発性発疹かもしれない、と思っている。

 という事情で、少し更新ネタをかくことが出来た次第である。

 さて、少し古い話題になってしまったが、イチロー選手の所属するマリナーズで中継ぎ投手が足りず、急遽イチロー選手が投手として登板するか、という冗談とも本気ともつかないニュースがあった。
 
なんでも中継ぎ投手の2人が偶然にも同時に産休をとることになり、投手不足で監督が頭を悩ませていたらしい。

 
「あなたも育休とってみたら?」とちゅまに言われるたび、「男でも育休が取れるのは公務員か大手の一部だけさ、どんな稼ぎがあったってイチローやタイガーウッズが育休なんてとれるか」とイチローの何十分の一しか稼ぎのない私は切り返していたのだが、まさか本当にメジャーリーガーが産休(育休)をとるとは驚きであった。

 
聞けばあちらでは妻の出産に立ち会うのは常識だそうで、タレントやスポーツ選手でも例外ではないらしい。
 
そういえば、(タレントではないが)以前イギリスのブレア首相も産休をとって話題になったっけ。

 
日本では休めば周囲に迷惑がかかるという考えが先にたってしまいがちだが、周囲から認められる土壌がある点は「さすが欧米」といっていいのだろう。

 
「ね、メジャーリーガーでも休むんだからあなたもどう?」
 「そうだな、俺もメジャーリーガーになったら絶対休むと約束するよ」




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