今日、ちょっと恥ずかしい思いをした。

　朝、保育園でなつきを引き渡すときなつきのズボンのウエストが大きいことに気付いた。見かけないズボンだなとは思ったが、あちこちからお古をもらったりしていたので取り立てて気にすることもなく、「少なくともゆうたのではないのでなつきのでしょう」と言って出てきた。

　ところが夜、お迎えに行ったちゅまからの報告。
「今日なつきが朝はいてたズボンって園のみたいよ。着替えが足りなかったときに貸してくれたものらしいけど、『お父さんがなつきのでしょう、とキッパリ言ってたので園のだとは言えなかったんです』って。恥ずかしかったわ、気をつけてよね。」

　実際、私はよく着替えに関するミスをする。ゆうたとなつきのズボンを間違えたり、シャツを入れ忘れたり、肌寒い日でも半袖しか入れなかったりとしょっちゅうである。
　そうしたミスはお迎えのときまで伝わらないので、どうしてもお迎えに行くちゅまの耳にまず入ることになる。
　その都度、「今日は主人が用意してくれたもので・・・スミマセン、よく言っておきます」と言ってはいるものの、あまりに度重なるので園のほうでも大体私が用意していることがハッキリしてきているようである。
　ましてや園から借りたズボンをちゅまが気付くことなくそのまま着て来たということは、洗濯→干す→取り込む→たたむ→仕舞う→用意する、この過程にちゅまがタッチしていないことまで判明してしまっているのである。

　私たち夫婦はそれぞれの恥をかきながら日々暮らしているのである。