「ゆうたのおウチ、狭くてヤダー」

　最近のゆうたの口癖の通り、今の我が家は子ども二人分のおもちゃがばら撒かれると足の踏み場もない。床はモノが散乱し、部屋には大抵洗濯物が大量に干したままになっている。
　姿勢を正してまっすぐ歩けるとろこはなく、身をよじり、跨ぎ、踏み越え歩かなくてはならない。

　先のゆうたの口癖は私が口にしていたのをマネたもので、ことある毎に私が「狭い狭い」と言っていたのである。

　数ヶ月前、とうとう我慢が出来ず「マイホームが欲しい」とちゅまに相談した。色々検討したがどうしても今の保育園を出るわけにはいかず（少し離れると待機児童殺到で九分九厘途中からは編入できない）近場で物件を探すことになった。

　予算から考えるに、せいぜい建売か条件付売り地になるものと覚悟していたが、このあたりでは珍しく手ごろな売り地のみで物件が出たため、半ば衝動的に購入してしまった。

　その場では「衝動的」という意識もなく、支払い総額が概ね予算と合いそうだったので決断したのだが、同じ金額でもマネープラン上、売り地から手に入れるのと建売を買うのとではかなり差があり、そうした点をあまり理解していなかったので後々あたふたすることが多く、結果衝動的な決断だったと思い返した次第である。

　どの道しばらくは育児ネタを探すどころではないので、不動産業界に関して感じたことや、マイホーム完成までの顛末を公開していこうとも思ったが、どれだけマメに更新できるか自信がないのでこれまで同様「ボチボチと」気が向くままシリーズ化していこうと考えている。

　ま、育児サイトと同じくマイホーム建設記念のサイトも掃いて腐るほどあることだし・・・。