8.美濃市役所まで

ローソンを出発して1.5キロぐらいで国道のガード下をくぐる。
そこには今年もエードがあった。
立ち寄り、美味しい果物など頂き、出発。

金園町を右に曲がり、市電と平行しながら関市に向かう。
約1時間走り右側のコンビニに立ち寄る。
一昨年・昨年と、食事をした場所。
ビールとアクエリアス、ソーセージを購入し、休憩する(13時00分〜13時12分)
向地さんは最初ビールを飲む量が少しだったが、この時点から量が増えてくる。
出発前に向地さんがトイレに行きたいとの事で、トイレを済ませ出発。

少し走ったら、私の靴にごみが入ったので、山田さんに伴走をしてもらい、先に行ってもらう。
直ぐに追いつき、伴走を変わる。

この先から上り下りが出始める。
向地さんの呼吸音を聞きながらペースを変えて走る。
息が上がったらペースを下げ、息が上がらないようにする。

向地さんから"遅くしてくれ"と言って来たので、私なりのペース修正を行なった。
この事が後の喧嘩に繋がるのである。
この上り下りで山田さんとの距離が離れてくる。
"山田さん先行ってごめんね、いままで一緒に走ってくれてありがとうございました"

またこの区間で、向地さんが"気持ちが悪く吐きそうだ"と言ってきたが吐かないように我慢してもらい、若干ペースを下げ、そのまま走る。

関のエードに到着。
入り口の車止めに向地さんがつまずいてしまい、転ばせてしまう。
怪我は無いようで良かった。
ここで補給をして、出発する。

関市から左に曲がる。
"ここからがさくら道の面白いところだ"と向地さんに伝える。

ここから美濃市役所まで、以外と遠い。
美濃市役所に15時50分に到着。
ここで中江さんに合う。
中江さん、今年は調子良さそうである。

中江さんは60歳を過ぎても、ウルトラで頑張っているスーパーウーマンである。
2年連続でトランスエゾを完走している。
"今年は時間内完走出来ると良いね、頑張ってね!!"



美濃市役所までの道は歩道がしっかりしているが、かえって走り難かった。
一人で走っていると気付かないが伴走ではよくわかった。
笠松までは向地さんには歩道を走らせ、私が車道を走る場所もかなり有った。

突然歩道に標識がはみ出ているたりする、はみ出ている標識に手をぶつけたり足をぶつけたりして、向地さんも私も細かい傷を負った。(向地さんの方が多かった)


100キロ程度のウルトラの伴走では、追いついたランナーには大声で"伴走が来ます道あけて下さい"と言い退かすが、さくら道では難しい。
また道を譲ってくれないランナーが目に付いた。距離も長いし、抜く方が避けていくのが常識かもしれないが、交通規制も無い、交通量の多い一般道での伴走、前のランナーを避けて行くのは至難の技、道を譲ってもらえないで転びそうになったりつまずいたりもした。
前に人がいると緊張した。


さくら道の場合、話をしながら走るのが普通であるかもしれない。
しかし伴走している人や障害者に話しかけられ、話し込まれると、注意力が散漫になり、転びそうになる(実際に転んだ)、トラブルが発生しやすくなる。
このような行為も注意してもらいたいのである。



また、今思うと、向地さんは怖がりであったのかなという気がする。
私に腕をくっつけてきた。
今までに無い経験だった、腕を付けられると、走りにくいのとお互いの汗が擦れ、長い距離では走れ無いと思い、離れてもらう様に言った。
これは手を繋いで走れば良かったのだなと終わってから気付く。
不安感が、行った行動だったとも思われる。

岐阜市辺りまでは、自然まかせての小用は出来ないが、岐阜市から先は自然に任せての小用が可能になる。
ここから小用はほとんど外で済ました。
二人並んで連れションは爽快感があり楽しい一時である(女性の皆様ごめんなさい)

逆にコンビニが少なくなるので、下痢に悩んだ障害者の伴走する時は、コンビニを見たらこまめに情報を入れ、トイレに行くか判断してもらう必要がある。



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