0295   2004.9.4
▼デジタルカメラが (その1)

……欲しいなあ、と思いはじめて一週間あまり。漠然とカタログや実機を見ているうちにほぼ3種類ぐらいが〈これ、いいなあ〉になりつつある。

ひとつめはIXY Digital L。オート・フォーカスのスピードが今一歩な感じはするし、なんだかグググッとがんばってまーす的な音がする。どこにピンがあっているのか、ワクで表示されるのはちょい気持ちいい。切り替えなしで10センチまで寄れる(切り替えれば4センチ)。実際に持ってみると想像よりもでかいような気がするが、やっぱり小ささを重視するならこれだろう。機体の色は写真をみるかぎり、ピアノブラック以外ありえない、と思っていたが、実機ではプラチナシルバーのほうが質感がでているような気がした。ピアノブラックはプラッチックっぽい。

次はLumixの新しいの。DMC-FX7、もしくは2。デザイン的には圧倒的に7だが、スペック的には2が好み。オートフォーカスも速いし、シャッターのタイムラグもない。ほんとにない。驚くなかれの0.008秒(EOS RTと一緒)。「ペリックスかおまえは」という台詞はキヤノンの製品でいいたかったぞ。

最後はリコーのCaplio R1。ネーミング的にはGR-1じゃないところで次世代に期待してしまう製品だが(とか適当なことを言っていたらGR-1クラスの機種を本当に用意してあるようだ。チョートク情報)、これも、スペック的にはまとまっていてデザインもきれい。シャッターのタイムラグもLumixと同じくほとんどゼロの0.05秒(そういえばGR-1もタイムラグで選んだんだっけな)。マクロも1センチまで。実機には未だ触れていないが(あたりまえ、発売は9月だ)、Lumixの対抗馬となりうるんじゃないだろうか。単三電池採用にこだわって、小さくなりそびれました感も往年のカメラファンの琴線をくすぐる。ファインダーもついてるしな。要注目。

以上の選定で重要視したのは、マクロ(切り替えなし)、シャッターのタイムラグ、デザイン・小ささという使い勝手のところだけだ。私は古風なカメラ主義者なのでズーム倍率などにはこだわっていない(というかむしろないほうがいいと思っている)。ファインダーについては、液晶を切って電池寿命を伸ばすためにファインダー撮影モードぐらいはついててもいい感じはするが、やっぱりコンパクトデジカメではただの邪魔な存在かもしれない。

LumixとCaplioは触れば、どっちが好みかが一瞬でわかるだろう。(少なくとも私の中では)同じほぼ土俵で戦っている機種だから。だが、その勝者とイクシとの決勝戦は異種格闘技的な戦いだ。どうなるかまったくわからない。小ささを重視するならIXY。〈カメラ〉っぽく使いたいならLumix / Caplioか。

とりあえず、Caplio R1が店頭に出てくるまで勝負はお預けだな。(2004/08/31)

▼デジタルカメラが(その2)

カプリオR1(ほんとはキャプリオと読むらしいが)が店頭に並んだ。で触ってみた。デカイ……なあ。

操作感はサクサクしている。マクロ1センチはあわねーじゃん。なぜだ。あ、マクロに設定しないと30センチなのね。だけど、わりあいいい感じのフィーリング。シャッターを押すととにかく切れる、こういう単純な感じが好き。ビックで2万5千円は安いけれど今私が欲しいカメラじゃないな、なかったな。なるべく小さいのが欲しいからー。

ということで、LUMIXとLの対決になりました。カプリオのあとにLUMIXを改めて触ってみると小さいなあ。でも高いなあ。(2004/09/03)

▼デジタルカメラが(その3)

うーん、カプリオを見てから触ると、LUMIXもLもピントがあってからじゃないとシャッターが切れないところに私的には微妙ないまいち感を感じなくもない、いやいやたぶんLUMIXにはピッと切れるモードがあるかもな……とか適当なことを言ってるあいだにとりあえずピアノブラックユーザーになりました。奥さんも〈こういうことって勢いが必要だよね〉といってたし。

私にとってキヤノンは2台目。今回買ったLはうちではdemi EE17の弟分ということになる。そういうことで皆様よろしく(なにをだ?)。

しかしイートレンド、安すぎだろ(2年後にはきっとないな、あの店)。(2004/09/03)

▼ということで、買ってしまったIXY Digital L。