5050系霜取りパンタ車



5050系2両固定車(通称5550系)の中で新栃木検修区に属していた編成(5556F〜5560F)は冬季の架線の霜取り対策の為に上り方にもパンタグラフが取り付けられていました。このパンタグラフは霜のない時期には下げられており、毎年11月15日頃になると上げられ翌年の4月15日頃迄まで二つのパンタグラフを上げながら走行する姿を見ることが出来ました。

1996年(平成8年)4月より吊り掛け式モータを唸らせながら日光線の栃木〜日光・会津高原方面の普通列車の運用に就いていましたが、2001年(平成13年)3月28日のダイヤ改正により6050系霜取りパンタ車がこの運用に就いた為に役目を終え休車となり館林駅構内に留置されました。そして、2003年(平成15年)に5556F〜5559F、2006年(平成18年)2月22日に5560Fが北館林へ廃車回送されました。

4連パンタ

1日1往復、早朝に5050系霜取りパンタ車同士が連結されて4両編成となる運用があり冬季には写真の様な4つのパンタグラフが上がる姿を見ることが出来ました。

(2001年3月23日 楡木〜樅山 間にて 5559F+5560F 列車番号930)


試運転

営業運転中

回送運転

休車中

北館林にて

5050系霜取りパンタ車運転台

5050系霜取りパンタ車の運転台です。運転台の左右に見える白いプレートには霜取りパンタ関係の表記がされていました。

(2001年3月23日 新栃木にて 5558F 列車番号958)


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