カレントディレクトリを取得・設定する
ファイルを保存するとき、ファイル名だけを決めて保存して、保存されるディレクトリをカレントディレクトリと呼びます。なんて書くと正確じゃないと言われそうです・・・。
もう少し平たく言うとIron Pythonがファイルシステムにアクセスする際、基準としているディレクトリのことです。そのカレントディレクトリから相対的に指定して、他のファイルやディレクトリにアクセスします。そうすると作業をやっている人は、あたかも現在そのディレクトリにいて作業を行っているような感覚になるので、カレントディレクトリ(現在いるディレクトリの意味)なんて呼んでいます。
カレントディレクトリを扱うオブジェクト
,.NET Frameworkでカレントディレクトリを取得、設定するには、System.EnvironmentクラスのCurrentDirectoryプロパティを使うか。もしくはSystem.IO.DirectoryクラスのGetCurrentDirectoryとSetCurrentDirectoryメソッドを使っても同じことができます。
今回はインタラクティブシェルを使ってみます。
>>> import System
>>> from System import Environment
>>> from System.IO import Directory
>>> Environment.CurrentDirectory = 'c:\\windows'
↑カレントディレクトリを設定しています。
>>> cwd = Directory.GetCurrentDirectory()
↑カレントディレクトリを取得します。
>>> print cwd
c:\windows
>>> cwd = Directory.SetCurrentDirectory('c:\\')
↑カレントディレクトリを設定します。
>>> Environment.CurrentDirectory
'c:\\'
↑カレントディレクトリを取得しています。
>>>
Enivironment.CurrentDirectoryプロパティとDirectoryクラスのGet/SetCurrectDirectoryメゾット、Windows環境自体にプロパティが存在するという考え方のスタイルと、システムからパラメータを取得するという考え方。.Net
Frameworkには2種類のクラスが存在していますね。