NHK Eテレの オイコノミアで3年前放送した「知らなきゃ損する"価格"の話! 」をビデオで鑑賞。経済指標の話でした。統計偽装が明らかになった今、番組にでていた人々が、そのとき、それ以後、そして現在、どう思い何をしてきた/いるか、気になります。再放送して欲しい。
人生で埼玉在住が一番長かった身としては大変気になる映画『翔んで埼玉』(@m_tondesaitama)を見ました。笑った笑った。埼玉ディスり映画とか、埼玉県人が自虐的に見ているとか言われていますが、そんな小さいものじゃなく、差別や偏見や権力の横暴を笑い飛ばす映画でした。
手にしたサザエの殻が、埼玉県人に「海の音」を聞かせる拷問の道具になったり、実は無線機だったりする、千葉解放戦線の海女。この役を小沢真珠さんがまじめに熱演しているのを見て感心しました。
それにしても、流山から亀有に上陸して、新宿まで進撃すると遠いですよね。謎の地下道も通りたくなるかも。
沖縄出身の主演お二人(二階堂ふみさんとGACKTさん)、お疲れさまでした。
東京で見逃したミラクル エッシャー展を福岡アジア美術館でようやく観覧。タイトルやポスターから、エッシャーの代名詞となっているだまし絵を、これでもかとばかり見せまくる展覧会かと思えば、さにあらず。彼の画業を8つの観点で整理して提示していました。
8つの視点は「科学」「聖書」「風景」「人物」「広告」「技法」「反射」「錯視」。
最初の6つは、エッシャーの知識・教養や版画家としての研鑽に関わるもの。この部分を観察することで、だまし絵を生み出す背景が理解できる仕掛けになっています。
やはり特定の作家にフォーカスした展覧会には発見が多いです。
福岡での会期は後わずかで、この後は愛媛に巡回するそうです。
先日、アムステルダムにある、レンブラントハウス(Museum Het Rembrandthuis)(@Rembrandthuis)を訪れました。レンブラントがかつて住んでいた建物だそうです。それぞれの部屋に、レンブラントが居住していた頃の調度や内装を再現しています。念願かなってついに訪問。
レンブラントハウスの陳列室では、レンブラント自身の作品ではなく、彼が創作の参考にするための様々な作品群が陳列されています。古代の彫刻のレプリカや、民族資料、骨格、貝殻などの自然科学資料まで、所狭しと何でもあります。
実は、レンブラントや彼の作品より、レンブラントハウスではこれを見たかったのです。インドネシアの短剣クリス(keris)。国立西洋美術館のレンブラントの特別展で、壁に掲示されたレンブラントハウスの室内写真にクリスらしいものを見つけ、いつか確かめたいと思ってました。ようやく確認できました。