 |
「コマゴマ」とは |
 |
「COMAGOMA/コマゴマ」とは...
みなさんご存じの「少年アシベ」は森下裕美氏が描くストーリー付き4コマ漫画。
「週間ヤングジャンプ」S63年24号〜H6年3・4合併号まで好評連載されていました。
全8巻の単行本が発売されているほか、「少年アシベ(91/04/11〜91/12/28)」、「少年アシベ2(92/10/03〜93/03/27)」と2度もTVアニメ化され、マスコットキャラクターであるゴマフアザラシのゴマちゃんのグッズが数多く市場に出回り、大人気!
そして長いブランクを経て、今再びゴマちゃんが私たちの元に帰ってきたのです!
週刊ヤングジャンプ(集英社)<毎週木曜発売>誌上でゴマちゃんが復活しました。(^^)v
2000年46号(10/12発売)からの連載です。作者はもちろん森下裕美氏。
タイトルは従来の「少年アシベ」から「コマゴマ」に変更されました。
#これはおそらく「アシベ」を知らなくても「ゴマちゃん」を知っている層にも売り込むためでしょう。
#まぁ、少年アシベ時代もアシベと同じくらいゴマちゃん活躍してましたもんね。
また、コマ割りが横に倍の長さのサイドサイズになっています。それに伴い、従来は1ページあたり2つの話が載っていましたが、今回は1ページに1つのネタが掲載されています。
キャラクターなどは昔のまんまですが、お話はもちろん新作です。
舞台設定は少年アシベ8巻の続き、つまりスガオ君が日本に戻ってきている設定です。(誰も年をとっていない)
「コマゴマ」と「少年アシベ」の違い
コマゴマ連載開始時に作者の森下先生が「前作とは一味違う漫画にします。」と名言されている通り、「コマゴマ」は「少年アシベ」とはだいぶ作中の雰囲気が異なります。
完全にアシベとゴマちゃんを中心に話が進んでおり、連載第20回現在では、少年アシベ時代の登場人物が「ゴマちゃん、アシベ一家、大家さん、スガオ君、スガオママ」しかでてきておらず、
ゆうまやマオちゃんをはじめとする学校関係、アシベのじいちゃん(社長)や芦屋商事の社員らの姿は今のところ登場する気配がありません。
「コマゴマ」は良くも悪くもこぢんまりとした雰囲気が強く、多くのキャラがドタバタ劇を繰り広げていた「少年アシベ」を知っている方が読むと違和感を覚えるかと思います。
私、管理人個人の考えとしては、「少年アシベ」がなぜ人気だったのかと考えると、もちろんキュートなゴマちゃんの登場によるところが大きいかと思いますがそれ以上に、
多くのキャラクターが登場し、どのキャラも主役になれるほどそれぞれ強い個性を持っていて生き生きとしている、
そして森下先生流のちょっと毒の効いたギャグに共感を覚えたからではないかと考えています。
しかし残念ながら「コマゴマ」ではせっかくの魅力的なキャラクター達が登場してくれません。
近い将来、「コマゴマ」にもペッペッペッさんや天堂先生達が登場してくれることを祈ってます。
...と辛口なコメントをしてしまいましたが、「コマゴマ」がおもしろいのも確かです。
ゴマちゃんのかわいさ、マヌケさはそのまま(笑)ですから、以前の「少年アシベ」ファンの方も安心して読んでみてくださいね♪
なんで今頃ゴマちゃんが復活したの?
そりゃ、もちろん私たちの祈りが通じたのです!\(^O^)/
「ワールドビジネスサテライト(テレビ東京@月-金曜日 午後11時放送)」9月19日火曜日の特集「雑誌創刊最前線」で取り上げられていたそうです。
> 雑誌が売れないと言われるこの時代に、出版社と新聞社が融合するという前代未聞のコンセプトでスポーツ雑誌が創刊された。一方、新媒体への漫画掲載で新たな読者を確保しようとの戦略など雑誌創刊にかける最前線を追った。
とのことで、具体的には、
・新しい雑誌媒体として、i-modeでのマンガ配信がスタート
・ヤングジャンプも配信。その中で「少年アシベ」が復活
・i-mode配信で「少年アシベ」が人気復活となり、本誌でも再連載スタート
という内容でした。
画面は、ヤングジャンプ編集部の方と、i-mode画面の「少年アシベ」が紹介されてました。
・参考リンク
(Myuさん、ここあさん、情報提供ありがとうございます)
「エクスプレス」という番組でもゴマちゃん復活の経緯が紹介されたそうです。
1.ヤングジャンプの売れ行きが伸び悩んでいる。
2.その対策として、i-mode上で昔の漫画をリバイバル。
3.その中で人気が再燃した少年アシベをヤンジャン本誌で「ゴマゴマ」として新連載。
とのこと。(バンジョーさん、情報提供ありがとうございます)
ゴマちゃんが発行部数落ち込みに悩むヤングジャンプの救世主を期待されているってワケですね。
がんばれゴマちゃん!
|