BT-13バリアント練習機
プロフィール機

アメリカ陸軍


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実機について

アメリカの練習機であるBT-13バリアントは1939年に初飛行し、1940年代にアメリカ陸軍と海軍の基本練習機として使われました。 練習機には3段階あり、まず複葉機の初等練習機、次に実戦機に近い単葉機で低翼の基本練習機、 さらに空中戦の訓練もできる高等練習機があります。 高等練習機であるT-6テキサンと比べると、基本練習機のBT-13バリアントはエンジンが一回り小さく、 左右主脚の間隔が広く、シンプルな固定脚で、空中でも地上でも扱いやすい機体となっております。
映画「トラ・トラ・トラ!」(1970年)の撮影用に、このBT-13バリアントをベースに九九艦爆の飛行可能なレプリカが作られ、 その多くが今もアメリカの航空ショーで活躍しています。

設計

このプロフィール機の固定脚は、できるだけ軽く、最小限の強度で作った飛行時用と、 十分な強度を持たせたディスプレイスタンド用の2種類を使い分けます。 飛行時用の固定脚は傷んだら交換できるように、スライド式で装着、取り外しできるようにしました。 また、T-6テキサンと比べ機首が長く、主翼の構造がシンプルで、主翼前縁に固定脚をぶら下げていることもあり、 機種おもりは半分くらいですみ、機体全体の重量も軽くなりました。

アメリカ陸軍
BT13valiant_USAAF_PDF_img
PDFファイル:BT13Valiant_USAAF.pdf
※ダウンロード時のご注意

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作り方
零戦21型とほぼ同じです。詳細は>零戦21型の「作り方」を参照ください。
相違点のみ記載します。
    (機体)
  1. 主翼
  2. 胴体内側 主軸
  3. 胴体内側 主翼取付け部
  4. 機首内側 主軸補強
  5. 胴体左側面
  6. 胴体右側面
  7. 機首外側 主軸補強
  8. 機首 おもり
  9. 機首 カウリング
  10. 機首 カウリング下部
  11. 水平尾翼
  12. 垂直尾翼
  13. 主翼下面 補強
  14. 機首 おもり先端

  15. (ディスプレイスタンドと飛行時用主脚)
    BT13valiant_landing_gear
  16. 胴体下部
  17. ディスプレイスタンド用 左右主脚
  18. 左右タイヤ内側
  19. 胴体下部 支柱
  20. 飛行時用 左右主脚装着部
  21. 飛行時用 左主脚
  22. 飛行時用 右主脚

  23. (ディティールアップ)
  24. 胴体 空気取入口
  25. 搭乗員・救命胴衣
飛ばし方
零戦21型と同じです。詳細は零戦21型の「飛ばし方」を参照ください。


プロフィール機データ

BT13valiant_weight_weight

重量計測には、吉田英一さんの「切り抜く科学工作シリーズ」より「 精密天秤 やじろべえ01(ゼロワン) 」を使わせて頂きました。

(完成 2025年10月10日)

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Hideyuki Kikuchi (gotha@ops.dti.ne.jp)