1/72プロフィール紙飛行機

T-6テキサン/ハーバード

アメリカ陸海空軍/海兵隊
イギリス空軍/砂漠迷彩
航空自衛隊/海上自衛隊


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実機について

アメリカの練習機「T-6テキサン」は1935年に初飛行し、 1930年代から1960年代にかけて、世界各国でパイロットの育成を担いました。 いくつかの導入国では独自の名前が付けられ、イギリス空軍では「ハーバード」と呼ばれました。 最先端の科学技術の結晶だった当時の飛行機に、アメリカ最難関大学の名を冠したのは、 パイロットの卵たちへの「心して挑め」という激励の意味が込められていたに違いありません。 また、オーストラリアでライセンス生産された機体には、 先住民の言葉で「挑戦」を意味する「ワイラウェイ」と命名されました。 日本との関わりも深く、戦前に輸入されて国産練習機の開発に影響を与え、戦後も自衛隊の練習機として導入されました。
総生産数は1万5千機以上。その頑丈さと信頼性の高さから、一部の国では1990年代まで現役で活躍していました。 現在もこれほど多くの機体が現存するのは、補修部品が今も豊富に流通しているからです。 戦前のクラシック機としては他に例を見ません。 練習機としての役目を終えた後も、民間に払い下げられた多くの機体が、 航空ショーや映画のスクリーンの中で今なお元気に空を飛んでいます。 かつての名機の塗装を身にまとい、大空を駆けるその姿は、観る人の心に時代を超えた感動を届けてくれます。

設計

機体は先に作ったテキサン改造 零戦21型/52型をベースに、 キャノピーや主翼の翼端を、T-6テキサン/ハーバード本来の形に合わせて新たに作り直しました。 平らな中央翼と上反角のついた左右外翼から成る主翼は、1930年代の飛行機によく見られる形式で、 同時代のさまざまな航空機にも応用できます。

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水平尾翼の面積はできるだけ拡大し、二宮康明氏の著作「日本で生まれ育った高性能紙飛行機」の計算式より、 水平尾翼容積比 Kh=0.93、 同じく最適な重心位置を求めるグラフより、主翼の空力平均翼弦の前縁からの重心位置 CG%=70%としています。 零戦21型の水平尾翼容積比 Kh=0.81と比べ、ピッチング安定性が増し、飛ばしやすいと感じます。
また、世界各国のカラフルな塗装パターンも楽しめるように、 アメリカ陸海空軍/海兵隊、英空軍/砂漠迷彩、空自/海自の8種類を用意しました。

(改修 2025年12月18日) 機首主軸の突き出る長さを、機首おもりの長さに合うように調整しました。

PDF図面

アメリカ陸軍

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アメリカ海軍

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アメリカ空軍

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アメリカ海兵隊

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イギリス空軍

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イギリス空軍 砂漠迷彩

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航空自衛隊

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海上自衛隊

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作り方

零戦21型とほぼ同じです。詳細は零戦21型の「作り方」をご参照ください。 相違点のみ記します。

    (機体)
  1. 主翼
    中央翼と左右外翼にそれぞれキャンバーをつける。
    点線に沿って左右外翼に上反角を付ける。
  2. 胴体内側 主軸
  3. 機首内側 主軸補強
  4. 胴体内側 主翼取付け部
  5. 胴体左側面
  6. 胴体右側面
  7. 機首外側 主軸補強
  8. 機首おもり
  9. 機首カウリング
  10. 機首カウリング下部
  11. 水平尾翼
  12. 垂直尾翼
  13. 主翼下面 補強
    点線に沿って上反角をつけ、中央翼と左右外翼のすき間をつなぐように、下面から貼り付ける。
  14. 主翼上面 補強
    点線に沿って上反角をつけ、中央翼と左右外翼のすき間をつなぐように、上面から貼り付ける。
  15. 機首おもり先端

  16. (ディスプレイスタンド)

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  17. 胴体下部
  18. 左右主脚
    中央翼は平らなので、零戦シリーズのように主脚の中央部に上反角はつけない。 中央の点線は折り線ではなく、中心線を示す。
  19. 左右タイヤ 内側 外側
  20. 胴体下部 支柱
    (17)胴体下部とののりしろを折る。
    点線で二つ折りにして貼り合わせる。
    (17)胴体下部に貼り付ける。

  21. (ディテールアップ)
  22. 胴体 空気取入口
  23. パイロット・救命胴衣

飛ばし方

零戦21型と同じです。詳細は零戦21型の「飛ばし方」をご参照ください。

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このプロフィール機についての補足説明:

設計データ

T-6テキサン/ハーバード練習機 プロフィール紙飛行機
スケール
1/72
全長
14.0 cm
全幅
18.0 cm
全高
3.6 cm
重量 (W)
2.2 g
用紙
普通紙 両面厚口 A4サイズ コピー用紙
主翼面積 (Sm)
44.8 cm2
水平尾翼面積 (Sh)
16.2 cm2
主翼の平均翼弦長 (MAC)
2.7 cm
モーメントアーム長 (L)
7.2 cm
翼面荷重 (W/Sm)
0.05 g/cm2
水平尾翼容積比 (Kh)
0.93
重心位置
主翼の空力平均翼弦の65%~70%
上反角
約10度

飛行データ

室内での一定の高さと距離5 mにおける、定常滑空テストの実測データです。 テスト環境や計測方法は、零戦21型の「飛行データ」をご参照ください。

区間通過時間
1.7 秒
沈下率
0.57 m/s
滑空比
1:5.4

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重量計測には、吉田英一さんの「切り抜く科学工作シリーズ」より「 精密天秤 やじろべえ01(ゼロワン) 」を使わせて頂きました。

(完成 2025年7月18日)
(改修 2025年12月18日 機首主軸の長さの調整)

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Hideyuki Kikuchi (gotha@ops.dti.ne.jp)