T-6テキサン改造 零戦21型 (アメリカ)
プロフィール機
空母 赤城 搭載機
映画撮影用に、アメリカの練習機であるT-6テキサンをベースに改造した零戦21型です。 機首カウリングやキャノピーを作り替えるだけでなく、尾輪まで固定式から引込み式に、徹底的に改造されました。 映画「トラ・トラ・トラ!」(1970年)では真珠湾上空の制空権を奪い、 映画「ファイナルカウントダウン」(1980年)では逆に、最強のジェット戦闘機F-14トムキャットに追いかけ回されるなど、 本物ならではの迫真の空中戦シーンを演じてくれました。今もアメリカの航空ショーで活躍しています。
設計
このプロフィール機では実機とは逆に、先に作った零戦21型の図面をベースに、
T-6テキサンの原型をとどめている部分を新たに作り直しました。
主翼は上反角と後退角ゼロの内翼と、上反角と後退角のついた外翼に分け、
胴体と主翼をつなぐフィレットを大型化し、主脚を前傾させて短くしました。
また、のりしろの幅を3ミリに縮小し、のりを塗る量を減らし、軽量化を図りました。
機体サイズが少し大きくなり、主翼の構造が複雑になり、胴体が太くなっても、
重量はわずかに軽くなりましたので、のりしろ縮小の効果はあったといえます。
これをベースになった零戦の図面にもフィードバックしたいと思います。
空母 赤城 搭載機
PDFファイル:Texan_Zero21.pdf
※ダウンロード時のご注意
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また、このページの飛行甲板は「 紙模型工房 」さんの「大日本帝国海軍航空母艦・飛行甲板 1/144スケール」を拡大して使わせて頂きました。
(2025年6月17日)