電子工作を始めよう!! -3



はんだとは?

見た方が早いので、写真を載せます。

 

電気製品を分解したことのある人は、見たことがあると思います。銀色の山のようになっている部分がハンダです。電子回路を作るときに、部品同士をつなぐには、ハンダを使います。ハンダは金属で、電気を通し、はんだごてで簡単に溶かすことができるので、電子工作に最適な材料です。


はんだ付けのしかた

はんだ付けは、電子工作の基本です。きれいにつけられたはんだは、電気をよく通し、部品がはずれにくくなります。はんだ付けがうまくできていないと、電気の流れが悪くなり、部品がとれてしまったり、接触が悪くなってしまいます。電子工作を始めたばかりの頃の失敗原因は、ほとんど、はんだ付け不良にあります。

きちんと動作する、いい物を作るためには、はんだ付けをマスターする必要があります。

まず、はんだごてを暖めます。はんだごては、はんだを溶かすくらい熱くなるので、危ないです。やけどしたり、火事になったりしないよう、注意します。下に置くときには、はんだごて台に置いてください。はんだごて台のスポンジには、たっぷりと水をしみこませておきます。

はんだごてが暖まれば、いよいよはんだ付けです。

はんだごては、利き手に持ちます。

はんだをつけたいところに、はんだごてを当てます。はんだごてを傾けないようにしてください。ほとんど垂直に立てている方がいいです。

こて先を当てます。ほかの部分は、当てないようにします。2秒ほどあてて、はんだをつける部分を暖めます。

つぎに、はんだをこて先とその周辺に当て、溶かします。サッと溶かすのがこつです。いつまでもダラダラ当てていてはだめです。

はんだが溶けて、つけたい部分に行き渡ったら、はんだ→はんだごての順に離します。

きれいにはんだ付けをするためには、こて先がきれいになっていなければなりません。茶色のヤニがついていたり、古いはんだが残っていっていたら、はんだごて台のスポンジできれいにふき取ります。

はんだは、電気を伝えるものです。つなげる部分がはんだで完全につながっていないと電気が通りません。きれいなはんだ付けになるよう、気をつけてください。はじめは、なかなかうまくできないかもしれませんが、何度かはんだ付けをしているうちに、うまくなると思います。




(c) 1999 Ishijima Seiichiro
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