随想録
2001年5月〜6月


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2001年6月25日 やるな埼玉県

あまりのショックに思わず更新してみた。

 これ、県庁に行ったら貰えるのだろうか?

2001年6月21日 最近の読書

“スターシップ・オペレーターズ” 水野良 電撃文庫

 タイトルに惹かれて購入してしまった。後になってから著者に気がつく。ジャンルは“スペースファンタジー”だそうな。一読して感じたのは香月シノン以外のキャラが、誰が誰やらよく判らなかったりすること。
 キャラ立てがどうのと言うつもりはない。単に数が多すぎて俺には把握できないだけだったりする。
 会話文が多すぎて情景がいまいちイメージできないのと、三人称なんだか一人称なんだか判然としない文体は今の流行ですか?

“月と炎の戦記” 森岡浩之 スニーカー文庫

 これはいい。主要な登場人物が4人しか居ない。
 しかも、恐ろしく退屈な“古事記”をモチーフにしてこんなに読ませるお話しにできるとは流石だ。思わず“古事記”を読み直してしまったが、やっぱり退屈なので途中で放り出す。「因幡の白兎」以外はお話とはいえないような記述が続くだけだし。

“十字軍騎士団” 橋口倫介 講談社学術文庫

 タイトルに惹かれて購入してしまった。
 テンプル騎士団に関する記述が充実していて読み応えがあった。この手の学術書にしては読みやすい。ヨーロッパの国の中では「何となくフランスびいき」なのだが、十字軍運動に関るエピソードではわりと悪役であることを知り何となく残念になる。そういや核実験も残念だったなぁ。植民地でやるなよって感じ。
 十字軍運動に関する資料でイスラム側の視点から書かれたものはないのだろうか?

“侯爵サド” 藤本ひとみ 文春文庫

 藤本ひとみといえばコバルト文庫のイメージしかなかったので、いつの間にやら西洋史小説家に転進していたのを知った後も食指が伸びなかったりした。
 「食わず嫌いは止めようキャンペーン」の一環で読んでみたところ、これが良い意味で期待を裏切ってくれた。人物描写が秀逸ですな。
 職場の休憩時間に読んでいたら他所の会社の人に官能小説と間違われた。TPOはわきまえよう、俺。

2001年6月16日 大崩壊

メトロポリス

 友人が観たいと言うので付き合ってみる。
 クライマックスが“AKIRA”とか“スプリガン”を彷彿とさせる。脚本が大友克洋だった。

 やっぱマルチでしょ。

★★☆

2001年6月5日 檄・異次元

想像を絶する居酒屋にて。

 今、住んでいる町に引っ越してきてから数ヶ月経ったある日、駅前の広大な空き地の片隅にそれは姿をあらわした。
 一見すると小学校の運動会で見られそうなテントにしか見えないそれは、歩道沿いに立てられたビール会社の登りから『ひょっとしたら、居酒屋?』といった風情をかもしだしていた。
 先日、機会に恵まれたので行ってみると、果たしてそれは居酒屋であった。以下、特徴を列記してみる。

1.何かその辺を犬が走り回っている。どうやら客が飼い犬を連れてくるらしい。
2.テントの外にもテーブルがあって、気分はビアガーデン?
3.注文しなくても、食べるものが自動的にやってくる。
4.看板娘は“たえちゃん”8歳マジ。
5.たえちゃん近所で拾った仔猫と一緒に接客開始。仔猫の名前はMEEくん(生後数ヶ月程度?)。
6.8歳の女の子にビールを注文したら本当に持ってきた。
7.たえちゃんお店の手伝い中、MEEくんテーブルの上に放置しばしの後おもむろにMEEくん失禁。
8.たえちゃん俺と一緒に店に来ていた会社の後輩が気に入ったらしく気を引くために虐めはじめる。
9.会社の後輩の携帯電話を取り上げ『返してほしければクイズに答えろ。私のお父さんの名前はなんでしょう?』簡単なのにと得意げ。
10.店のオーナー飼っている秋田犬と一緒にやって来る。店の前の空き地でボール遊び。
11.たえちゃんにトイレの場所を尋ねると『その辺でやっちゃっていいよ』とアバウトに空き地を指す。

 こんなに面白い居酒屋は初めてだ。また行きたい。

2001年5月28日 夏は何処?

青空を仰いで想う。

 どこまでも続く空。
 その向こうには誰が待つのだろう。

 堪えきれず溢れ出る絶望を癒す術はあるのか。
 連綿と引き継がれる悲しみの記憶。

 超克の日は、訪れるのか…。


 給料日まで、あと十日。
 財布の中は610円。

 再び貯金に手を出すわたくし。

2001年5月27日 森とかメイトとか

新宿とか秋葉原とか。

 グッズの類にはあまり関心が無いので、もっぱらコミックスの購入に利用している。
 最近のヒットは“ゲノム”だったりする。
 気だるい日曜をグダグダ過ごしながら読むのがサイコー。しばらく更新をサボる原因の一つとなってくれましたとさ。

2001年5月26日 サドンストライクの話ではなくて

スターリングラード

 どうやら既に各所で取り上げられているようだが、とにかく冒頭15分の迫力にはただ唖然とさせられる。たった180日間で、両軍あわせて100万人を超える戦死者を出したという第2次世界大戦のスターリングラードが舞台の映画だ。

 ヨーロッパでの大規模な戦闘というとノルマンディー上陸作戦が想起されるけど、東側の事は寡聞にして知らず。関心を持つのに十分なインパクトのある作品だった。

 なお、同様の作品として1993年にドイツで作成された『スターリングラード』という作品もあるらしい。こちらはドイツ軍側の視点で語られているそうだ。

 近代戦は、ここまで効率よく人を殺せるものなのだな。
 ちなみに、沖縄戦の戦死者が80日あまりで約17万人(うち一般県民が8万5千人だが…)だそうである。
 第2次世界大戦は一体どれだけの人間を殺したのだろう?

 ちなみに、最近遊んでいるストラテジSLG“サドンストライク

★★★

2001年5月6日 今日は“¥e”の日で出社の日

むかつく。

 とはいえ凄まじい混みようだったらしいので、行けたところで“先行CHU!”は手に入らなかったのだろうな。
えんい〜

2001年5月5日 あ〜

かったりー。

 連休をいかがお過ごしですか?
 最優先目標であった『月姫開封』は達成できない模様。ダメじゃん、俺。

ハンニバル

 大好きなサイコスリラー“羊たちの沈黙”の続編なので観ないわけにはいかない。
 ジョディー=フォスターがクラリス役を降りてしまったのが大変気にかかったのだけど、レクター博士は前作に引き続きアンソニー=ポプキンスが演じるということでギリギリセーフって感じ、だったんだけど…。

 初めの3分の1は続編の名に恥じない素晴らしい作品でした。
 変な刑事が活躍しだす辺りから、どんどんおかしくなってきた。
 仕舞いにはなかなか笑える展開に。こんなのボクのレクター博士じゃない!

★☆☆


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