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2000/ 5/30 (tue)


 すっかり昼夜逆転の時期になった。
 ところが隣家で唐突に工事がはじまり、ぎこぎっこバタバタグヘヘ! てろれーんてぃろてぃろ(なんか演歌の着メロ)とそれに続く大きなダミ声……と、大工関連労働者の皆さんがうるさいうるさい。
 くたびれて朝に帰っても寝られやしない。ああイヤン。
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 ということでもっぱら夜中にキーボードを叩いて仕事をしていたりしていなかったりするのだが、よく切れ気味の集中力が切れるとあちこちお気に入りのサイトをノゾキに行くことになる。

 毎日見ているサイトもある。ごくたまにしか覗かないページもある。

 今日は久しぶりに覗いたサイトで、日記というか日々のデキゴトをつらつらとつづっていたコーナー(って日記か?)をやめる、という宣言があって、ちょっとガッカリした。
 実際そのコーナーの更新はだいぶ前から止まっていたのだが、ごくたまには覗いていて、次の更新はいつなのかしら、などとかわいらしく小首を傾げていたりしたのだった。
 しかし、たまたま覗いた日にその決断がなされたようで、今日の日付とともにその旨が書かれていた。どうやら、ほかのサイト管理者との間でトラブルがあったようだ。

 そういうことであっさりと閉じちゃうサイトっていうのは多い。

 Webという、他人同士の距離を近くしているんだか遠くしているんだかわからないナニゴトかを通してみているから、サイトの管理者に降りかかった事情なんてモノはなかなかわからない。というかわかろうとするのは実は余計なお世話なのかもしれない。
 それにしても、理由もわからずに楽しみにしていたサイトがあっさりと消えてしまうと、雑踏の中で握っていた手をぱっと離されたような気持になる。虚無感というのは大げさかもしれないが、なんだかやりきれない気持になる。

 ということで、リンクも張らないし、サイト名を書き記すこともしないけれど、おつかれさまでした、とだけここで言おう。





 ここしばらく,日記を書くという行為をムリに難しく考えていたような気がする。たかが日記なのに。

 力を抜くといろいろな言葉が生まれてくる。たいした言葉でないことは百も承知なのだけれど、いくらたいしたことがない言葉でも、そうやってすんなり生まれてきたのは正真正銘自分の言葉だ、ということを唐突に再認識した。

 なんだか、急に空が明るく見えたような気がした。


2000/ 5/29 (mon)


 WebSiteの殿堂からいらした皆さん。どーもこんにちは。いらはい。
 それにしてもジャンプして来たヒトが、ホソキンさんのところでなんか書かれてリンクされたときより多いってのは、すでにWeb批評のカリスマとなりつつあるってコトなんでしょうか? これからも愚にもつかないサイトの批評、ゼヒ頑張ってほしいものです。いやホントに。
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 朝からまったく暑い1日。チョコレートがとろりとろりんととろけるような。
 それで、気がついたらTシャツの腹の辺りに褐色のモノが直径1cmぐらいのシミになってへばりついていた。ティッシュでぬぐい取ろうと思ってもなかなかとれない。ツメでこそげ落としたら、甘ったるいニオイ。

 チョコレートだった。

 チョコレートなんて食べてもいないし触ってもいないのにぺったりとくっついていたから不思議。とても不思議。
 暑い1日だったからか。
 夏が近いからか。

2000/ 5/25 (thu)

 朝方帰宅したら、コンビニの前でオトコ2人がケンカしていました。最初は口論。キスしそうなイキオイで顔をくっつけるようにして押し殺した大声で罵りあっています。
 まあよくあることですね(本当か?)。

 ところがコンビニで買い物を終えて店から出ると状況は一変。

 ケンカっていうかもうすでに片っぽのオトコは道路に横たわってしまっていて、元気なほうのオトコがげっしげし一方的にケリを入れているのですッ! げっしげし。足、腹、胸。順番じゅんばーん。げっしげし。

 ぐにがすッ! あ。いま顔踏んだよ顔! ……っていうか死ぬぞ死んじゃうぞ!

 ってことで初体験。
 ケータイから110番。
 かけてみました。もちろんその現場をさりげなく通り過ぎて角を曲がった電柱のカゲから。

 コール。コール。コール。
 あれ? 出ない! 出ないよッ!

 その間もケリは止む気配はありません。げっしげっし!(ケリ音) なんかやられてるほうぐったりしてきちゃったりして。

 コール。コール。コール。

「ハイ警視庁」

 ぷちっ。

 うわー。ホントに出るんだもんなあ。びびったびびった。……っておれ切っちゃったよ! ダメだよ切っちゃッ!

 ってことでもう一度110番だッ!

 コール。

「ハイ警視庁ッ!」

 今度はスバヤクとってくれました。心なしか怒りが感じられるようですが……。とりあえず話をしましょうか。

「ぼく、ほんの通行人なんですが、笹塚駅前でケンカなんです(日本語ヘン)。ケンカっていうか片っぽが一方的にケリ入れているんですけど……」
「あーそうですかあ。じゃあ今いるところはどこですかあ」
の・のんびりだッ! このおっさんのんびりさんだッ! 
「えとえと。笹塚の駅前なんですけど」

 ふざけてんじゃネエよ(怒号)。げしっげしっげしっ!(ケリ音)。

 わー角を曲がってるのにケリ音が聞こえるよう。ぞぞぞぞ(鳥肌)。人間の肉がぶつかり合う音ってなんか生々しいのな。な? ……って感心している場合じゃないッ!

「あーじゃあねえ。電信柱に住所あるでしょう。それちょっと読んでもらえますかあ」
「ささ、笹塚1丁目22って書いてありますッ」

 げしっげしっげしっ!(ケリ音)

「なんか目印になるモノってあるかなあ」
 子供扱いか?
「ええと。コンビニ、コンビニがッ! エーエムピーエムがありますッ!」
「あーこのエーエムピーエムねぇ。はいはい。ケンカ?」
「ケンカっていうか……」
「あ、そうね、1人は倒れてるのね。男性かなあ? 2人とも?」

 げしっげしっげしっ!(ケリ音) うるぁぁあ!(怒号)

「だだだ男性です。1人はもう倒れていますぅ。ってさっき言いましたね」
「うんうん聞きましたよう。で。アナタのお名前は?」

 立てようッ(押し殺した怒号)。げしっげしっ!(ケリ音) う゛ううう〜(うめき声)

 へ・変な声まで聞こえるんですけど……。

「にへいといいます。いえホントただの通行人なんですけどね。あーでもケンカひどくなっているんですけど」
「はいはいはい。いまパトカー出ますからねえ。あなたの電話番号は?」
 今出ますってアンタはソバ屋か。
「えー電話番号は切らないとワカンナイのでわかりません」

 げしっげしっげしっ!(ケリ音) るぁ!(かけ声?) う゛ぉぇ〜(泣き声?)。

 泣いてる? 泣いてるの? 男泣き? なんてコトを考えてる場合じゃないんですけど。

「あーそう。それならいいやあ。じゃあ今からパトカー向かうからぁ。アナタは?」
「かかか帰ります帰ります」

 らぁ!(怒声) どかどかどか(踏みつけ?) のう゛ぇ〜(瀕死?)

「はい。ご協力ありがとうございます」

 ぷっ。つーつーつー。

 ということでぼくは帰りました。帰って寝ました。寝ましたとも。ぐー。



 そして今朝、現場を通ったら、路面には血痕が。べったりと。サワヤカな朝にそぐわないエンジ色で。
 死んでなけりゃいいんですけど。いやホントに。



 たまに更新すると猛烈に長い日記。反省。
 で,原稿は1pも進んでないのな。

 ということでぼちぼちまた日記開始です。
 メールくれて励ましてくれた方,どうもありがとう。
 お返事はいずれ(ホントだってば)。

2000/ 5/15 (mon)

 もう2年近くWebで日記を書いている。日記とはいえ毎日書いているワケじゃないから、正確にはまあただの雑記みたいなもんだろうけど。

 そうすると、ときに「もう日記なんてやめちゃおうかなあ!」なんて気分になることがある。

 特に理由はないのだけれど、躁鬱気味のヒトが突然ウツ状態に陥るように、なんだか書いたテキストをアップロードすることすらおっくうになってしまう。
 なにか伝えたいことがあって、ナニゴトかを書きたいんだけど、書いても書いても、それをWebに展開するということがイヤンな状態になっていくのだ。

 そんなときはほかのWeb日記サイトを見ても読んでも全然楽しくない。楽しくないのになんでおれはWebなんて見てるんだろう、なんてことを考えると、こんな面白い日記も面白く感じられないなんて、おれの日記を面白く感じないヒトはどんなに面白く感じていないんだろう、なんていうふうに気分はマリアナ海溝の底のほうにまで落ち込んで、「ああ気分はしんかい2000、やっぱりもう日記なんてやめちゃおうかなあ!」的な気持がどんどこ盛り上がってくる。落ち込んでるのに「盛り上がる」はヘンか。

 こんなことは今まで何度かあって、そんなふうに気持が落ち込んでくると、おれはこのサイトのデザインを変えたり、内容を検討し直したりして、ある意味自分にムチを打つようにして気持を盛り上げてきた。うりゃあ。なんか書け書けそしてアップロードアップロードッ! って感じで。

 そうしていま、いま現在、なんとなく気持が落ち込んでいる。

「ああ日記なんて面倒だなあ!」

 しかも今回は「なんとかしよう」という気持が起こらないのが今までの落ち込み具合とは違っている。サイトのデザインや内容検討すら面倒。あー面倒面倒。

 なにもなくなったら、悲しんでほしいなあ、そんなことを思いながら。今日はとりあえず。

2000/ 5/12 (fri)

 昨夜はわりと酔っぱらってなにやら更新したようなのですが、その内容を覚えていなかったのです。で、今朝読んだらなんだかワケの分からないことを書いていたのでびっくり。
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 発表会で赤坂プリンスへ。

 途中の丸の内線で見栄晴を目撃。競馬新聞を熟読していた。電車通いなのね。

 さらに、赤坂プリンスのロビーで電撃ネットワーク(東京ショックボーイズ)のリーダー、南部虎弾を目撃。ニットキャップをかぶっていたけど、サングラスがいつものアレだったのでまるバレなのね。

 続いて、木村太郎、ヒロミ、神田うの、泉谷しげる、鈴木紗理奈、柏原崇を目撃。って彼らの絡む発表会に出てきたんだっけ。
 しかし紗理奈も顔小さいし、手足も細いんだけど、神田うのの日本人を超越したようなプロポーションにはたまげた。うーん。テレビの映像と生ではやっぱり見え方が違うのねと思いつつ。泉谷しげるはキャラの作り方が胡散臭かった。柏原って誰? とは訊けず。あうあう。


 ヤケに有名なヒトと遭遇した日だったのだけれど、まあそれだけで特になんてことはない1日。ゆるゆると。

2000/ 5/11 (thu)

 きょうも元気良く出社なのです。すっかり午後だけど。
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 自転車のペダルをゆるゆると踏んでいると、おれの進行方向もう至る所に虫柱が立っている。初夏だから?
 それを突っ切るように仕方なく走るので、当然服には虫が。虫がッ!

 ぺしぺし。

 叩いても吹いても、次々虫が。虫がッ。

 ぺしぺしぺしぺし。

 虫はつぶれて汚い液を散らす。
 ならば叩かなければいいのに。

 でもおれは叩くのだ。

 ぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺし。

 そうして。
 汚液はますます広がる。じわりと。じーんわりと。





 だけれどいつか。いつのまにか。
 汚液はその広がりすら無視されるほど希薄になって。希薄ではないのであるけれどもう考える必要もないほどに。その汚液の上を虫は歩き。歩き。だからおれは。

 ぺしぺし。

 おれのココロの中からすっかり消えて。ココロじゃなくて、表面的なモノからも消えて。ココロよりも、まったくぜんぜん表層的なおれのおれのどこかから消えていき。

 ぺしぺし。

 それでも虫はおれの肌にとりつきながらゆっくりとゆっくりと歩き。
 それでもおれはもうそれを叩いたり吹いたりすることもなく。

 虫がとりつこうがなんだろうが。






 1つ。ブックマークを削除しました(IEだからお気に入りなんだけど)。もう、まったく必要のないページへのリンクです。今まで読んでいたのが本当にムダでした。と思うよなページを。


2000/ 5/10 (wed)

 「I Love Youメール」が来なくても別に凹んでません。……ホントだってば。
 そんなこんなでGWも終わりました。社会に戻らねば、なのですがなかなか。

 ということで社会に戻るべく日記毎日更新宣言を。
 うわーまただよまた「毎日」更新宣言だよ〜。と思ったヒト。
 ハイ正解。話半分でできれば毎日確認に来てくださいね。
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 ぽかぽかと暖かい……っていうか暑いよこれじゃ、という状態で出社しようとホワイトアロー号(マイ自転車)にまたがっていつもの道を行くと、通り道の緑道に2人組の若者がいた。手になにやら台本のようなものを持ち、若干アクションを加えながらぼそぼそとやっている。どうやら漫才を練習しているらしい。

「有珠山が爆発したじゃないですか」
「やーぼく冬眠してたから」

 そんなことを言っていたようだった。時事ネタか?
 一瞬足を(っていうか自転車だけど)止めて見ていると、片っぽの金髪のほうが漫才の手を止めて(って言うのもヘンだけど)、おれをじっと見返してきた。相方(赤髪)もやはり憮然とした感じでおれを見つめてきた。

 なんだよう。見ちゃいけないんだったらこんなところで練習してんじゃねえよう。しかも相方(赤髪)もさあ、どうせ憮然とするなら相方(金髪)が練習を止めたことに怒れよなあ。

 などという思念を込めてにらみ返して、とっととその場を去った。

 ところが。

 しばらく行くと今度は女2人組。どちらも中背だがなんかパンツがぴったぴた。白めのファンデーションにチーク濃いめ。格好は服飾系のチョイ不細工な女のコ的な服装。
 そして手には台本らしきもの。……ってやっぱり漫才?

「食べても食べても」
「止まらないんですねぇ」

 今度は自虐ネタか? わりとハマリ気味なのでかえって寒さ炸裂だと思うぞ。うん。
 さっきのコトもあるので今度は足も止めずに通り過ぎただけなのだが、いったいなんだ。この辺は漫才養成学校でもあるのか。

 と思うとその辺の若者すべてが漫才養成過程にある人間に見えてきて仕方ない。あああそこで弁当を広げているヤツらも、タバコを吸ってだらりんとしているヤツらも。あああ。
 そこを行くハトも。ハトはウソか。ウソだ。

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 って感じで。気楽に。


2000/ 5/3 (wed)

 さて。
 ちっとも更新していないとなんだか気分がハレヤカにも感じてしまう今日この頃ですが。皆さんGWですか。

 GWってなんですか。ガス水道完備ってことですか。最近不動産をよく見ていたりするのでそういう視点のぼくなのですが。っていうか今どきガス水道がない物件があるのか? と相方のヒトに訊いたら、
「早稲田近辺にはある!」
と豪語しておられました。そうですか。ちなみにマンションは高くて買えません。甲斐性ナシでごめんなさい(誰に謝罪?)。

 そんなGWですが、まだ働いています。
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 GW中ということもあってか、我が編集部のあるビルにはトイレ掃除なんかのビルメンテも入らないようです。
 そんな中トイレに脱糞をしに行ったワケなんですが、そのメンテが入らない期間のことがよく考えられているのです。

・ペーパータオル用ゴミ箱が増量
・ハンドソープが増量
・個室にある予備トイレットペーパーが増量

と、あくまで増量づくしなのですが、注目すべきはトイレットペーパーです。

 編集部のあるフロアのトイレには個室が3ヶあるのですが、手前から個室1、2、3と名付けるとすると、個室1と個室3には予備トイレットペーパーが8ヶずつ置かれ、個室2には予備が6ヶ。
 これは何を意味しているのかというと、それぞれのトイレの使用頻度を如実に表しているものなのです! わーすごい。

 3つ、個室が並んでいたら、アナタはどこで脱糞しますか? 女のコなら放尿&脱糞ですけど。どこでどこでどこで?
 ぼくは個室1もしくは個室3です。真ん中の個室2ではゆっくり脱糞する気力が湧きません。よっぽど切羽詰まっている場合でない限りは。
 隣り合った個室でぷりぷり脱糞するのはなんとなく気が引けるのですね。だから、片一方でしか隣の個室と密着していないハシの個室を使うわけです。
 それはどの脱糞野郎も同じような考えのようで、単独使用だと個室1か個室2が、ダブル使用だと個室1と個室2が使用されて真ん中ぽっかり空いていますッ! いま脱糞状態ですッ!! なことを見かけることが多いわけです。
 つまり、必然的に真ん中個室2の利用頻度は低いと、ぼくのスルドイ観察眼による結論が導き出されるワケです。

 それを、その事実を掃除のおばちゃんは把握してるんだなあ、と。そう思って感心しているワケなのです。

 感心しているうちに、GW後半初日も終わりかけなのです。


Diary CGI 3.05 by - e' -