7/3/2000
ヴァリス州・トルベル村からベルナーオーバーラント地方へ
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1. ヴァリス州・トルベル村 (Torbel, Wallis State) ツアーも5日目を迎えツアーの参加者同士もお互いにうち解けあってきた。ツアー5日目はヴァリス州 (スイスワインの産地でもある)のトルベル村観光から始まった。実は、この村を日本人が観光に訪れるのは私たちが殆ど初めてということ。観光というよりも訪問見学といった方が正しいかもしれない。それだけに、スイスの日常の姿を見ることができ静かで落ち着いた時間を持つことができた。観光施設といえるものは何もなく、この村が本当に生活の場としてありのままであることがわかる。素のままの日常風景がもっとも美しいと感じた。村の方が二人、村内を案内してくださった。標高1500メートル付近の山腹に張り付くようにして生活している。非常に質素で、本当に何もない。しかし、自然と人とが共存した平和でのどかな空気がそこには流れていた。穀物倉庫や水車小屋など古くから使われてきた生活の場がそのまま残されていて、ある家では、自分の地下貯蔵庫まで案内して見せてくださった。斜面に張り付くように建つ家並みは、どこか日本の信州などの山間部の景色とよく似ているところがあり親しみも感じた。 |
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トルベルの村落
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談笑のひととき (トルベル)
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民家のケラー (地下貯蔵庫)
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2. 一路ベルナーオーバーラント地方へ ベルナーオーバーラント地方は、スイスのハイライト的存在の場所。日本人には、アルプスの三大北壁で有名なアイガーがある一帯だ。3,000〜4,000メートル級の山々が連なる。スイスの屋根といっても良い山深い地域だ。私たちは標高約 1,300メートルにあるヴェンゲンを拠点にする。マッターホルンのあったスイス南部の景色とは全く異なり、この地方はどこか牧歌的で、私たちが想像するところのスイスの景色が展開する。自分の中にあるスイスと景色がシンクロした。 |
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麓の町、ラウターブルネン
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ヴェンゲンの宿、ボーシット・パークホテル
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ホテルの周囲の風景
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