考古学のおやつ

2002年10-11月の発言

[自由書式掲示板|展覧会・研究会掲示板|現説・発掘掲示板|ニュース掲示板]
[2002年7-9月|2002年12月|最新|編年表]
倭人(28 Nov 2002 01:06:49)
例えばNACSISのWebcat
http://webcat.nii.ac.jp/

類聚三代格
と入れて検索すると、書誌情報と所蔵している大学名が出てきますよ。
ただ、古い本ではパソコンに入れず、蔵書カードだけで管理しているところもまだまだ多いでしょうね。和漢書の扱いに困っているところは多そうです。
それから、これだけ有名な文献でしたら、事典の類にも載っているはず。それを見て、どんな性格の文献か、どの版本がいいか、どのような研究史があるか、をおさらいしておくと良いと思いますね。

匿名希望(26 Nov 2002 10:08:15)
江原さん、教えていただいて、ありがとうございます。おしゃておられる通り、現在の大学では、主にパソコン検索がメインになっています。パソコン検索の結果や、本棚、書庫には見当たりませんでしたが、一度、蔵書カードの方も見てみたいと思います。あと、京都の中央図書館にも、行ってみたいと思います。

どなたか、「類じゅう三代格」について、知っていらっしゃる方がおられたら、また書き込んでいただければ、うれしいです。お願いします。

江原 慎二(24 Nov 2002 10:43:49)
失礼します、はじめまして。この夏場から発掘現場でバイトをはじめました者です。
東京近郊の瑞穂町の遺跡で働いています。旧石器、縄文土器、土師器が出ました。
学生時代、学芸員の資格を取る機会がありながら、実習をさぼったために
いまだに腕力だけの人扱いされておりますのが悔しいところ。ここのページの
学術報告書など読ませて頂き、頭の筋力も多少は鍛え直したいと思います。

現場のほうは、現在は整理作業に入り、土器の拓本も終わって破片の実測に入っています。
厚みはまだしも、正面からの平面図の実測は初心者には難しくて、時間ばかりかかります。
十年来イラストの仕事をしてきたので、正面の実測がなぜか優先的に回ってきており、それがため
経験者の方の「俺たちを差し置いて!」という視線が大変痛く突き刺さる毎日です(^^;)
それはそうでしょう、まわってきてもトレースだけかなと私も高をくくってましたので。。。
絵は面で表現できますが、実測は線でみな表現しますからほんとうに難しいです。
ではまた、素人ですが、ぼやきに来るかも?しれません、、失礼します。。

匿名希望さん;はじめまして、自分文学部出身ですから、本探しは懐かしいです。
      蔵書カードは調べました?裏の蔵書に入っていて、図書館の本棚に陳列されてない本も
      結構ありますよ。。今はパソコン検索でしょうけども。。
      本を探そうと思えば、とにかく大きい図書館に行くしかないですよ。
      京都なら、市立の中央図書館、府立資料館。東京は知りませんが、やっぱ国立図書館?!

千野(22 Nov 2002 17:22:16)
初めまして、最近考古学について興味を持ち始めたものです。弥生、縄文時代の環濠集落の入り口ってどうなっているんでしょう?よろしかったら教えていただけませんでしょうか?

匿名希望(21 Nov 2002 14:41:16)
初めまして。考古学専攻の大学生です。考古学とは、少し異なる文献についての質問になるのですが、『類じゅう三代格』の書き下し及び、訳本について知っていらっしゃる方は、おられませんか?今、考古学と文献史学から、平安時代の衛生環境について調べているのですが、どうしても、内容がいまいち、漢文だとわかりません。訳本を探しているのですが、なかなか見つからないので、知っていらっしゃる方が、いらっしゃたら教えてください。お願いします。

アルスラーン(15 Nov 2002 17:18:28)
江上波夫氏が永眠されました。96歳。合掌

白井〜〜Link( 2 Nov 2002 21:30:56)
ご指摘ありがとうございます。
現在,原因不明の事情によりftpができなくなっておりますので,後日修正させていただきます。

旗艦( 2 Nov 2002 08:26:52)
もう11月ですね。
1日の東京のところ前身になってます。

ナーム(20 Oct 2002 18:40:54)
何かのリポートのためとはわかっていたから「提出日に間に合いました」というのは何とも思わないが、その一言だけで済まされるのかと思うとため息が出る。
課題を出した側(大学教員?)は、単に答えだけを望んでいたのだろうか。
大学のリポートとは「答え」を書けばそれでいいのか。

もし、これを見ている学生さんがいるなら、「わたしにはわかりません」から
リポートを書くとどうなるのか考えてみてほしい。
わたしにはわからない。しかしなぜ判らないのか、何がわかって何がわからないのかをきちんと整理して書けばいい。
それがきちんとできるならば「日本で発掘件数が多いのはなぜか」という設問に
「わかりません」と答えてもわたしなら「優」をつけるだろう。
高校の勉強は「答え」を出すこと。大学の勉強は「”答えとは何か”を考えること」です。

未来(20 Oct 2002 17:45:32)
ナームさん・中山さんへ
ご解答ありがとうございました。おかげで提出日に間に合いました。本当に心から感謝いたします。

中山(20 Oct 2002 07:05:33)
「至急お願いします」に対して私なりの考え
(1)狭い国土の中で「開発行為」が、極端に多い。学術調査と比較して、「開発行為」対応の調査の比率が圧倒的に多いはず。
(2)「開発行為」に対する対応で、遺跡の保存ではなく「開発」が優先される場合がほとんどであり、「開発」の旅に調査が行われる。開発業者も「調査」を必要経費に組み込んでいる。
(3)国・地方自治体で、それなりの文化財保護施策があること。
(4)国民に文化財保護の意識が徐々に高まっていること。

ナーム(19 Oct 2002 16:27:31)
「至急お願いします。」さん。
  法的根拠は文化財保護法にありますが、それを遵守するかどうかは、その国の国情によって違うでしょうから、それだけでは根拠にならないと考えます。
  自分が思うには、日本で発掘調査の件数が多いのは、発掘調査に必要なカネとヒトがあるからではないでしょうか。
  カネについては、
  1)発掘調査費用の原因者負担の原則について協力的な民間事業者が(比較的)多い。
  2)行政も調査費の負担に(比較的)協力的である。
  ヒトについては、
  1)発掘調査を実施する調査員が県や市町村に(比較的)多く配置されている。

  以上です。

okiku(19 Oct 2002 12:35:49)
初めまして。現在、大学で考古学を専攻している者です。
他大の大学院への進学を考えており、研究室訪問などしたいのですが、その際のアポイントのとり方や訪問のマナーなど教えてください。
どなたでも結構ですのでよろしくお願いします。

至急お願いします。(18 Oct 2002 23:02:04)
はじめまして。突然ですが教えていただきたいことがあります。学校の問題ででたのですが、日本が大量の発掘調査をしている理由というのを知りたいのです。調べてみたのですが、なかなか核心がつかめません。どなたか解る方がいらっしゃたらぜひ教えて下さい。

旗艦(18 Oct 2002 00:42:13)
話の腰を折って申し訳ありませんが、
ニュースの17日の大阪は豊臣ですよね。

岡安 光彦(17 Oct 2002 22:02:43)
T.Kawaguchiさま
 はじめまして。現在、歴博では、考古資料についてC14その他の分析を進めています。
 資料を出していただければ、歴博が行っている範囲で分析可能と思います。
 その際、樹脂等で処理する前の資料があれば、それに越したことはありません。
 基本的に、樹脂は除去可能なはずですが、保存処理されてしまっていると、実際にはなかなか除去が大変で、資料も余計に必要になります。
 ご連絡いただければ幸いです。来週歴博に参りますので、担当の先生方と相談してまいります。

T.Kawaguchi(16 Oct 2002 21:25:58)
淺湫様
 御教示ありがとうございます。山田寺跡の報告書を早速、読んでみます。金の付着した炭化材は今回の調査の出土品の中でも最重要資料と考えておりますので、早急に専門家の方に相談して、今後展示などで活用できるよう、保存処理を依頼してみます。

ナーム(16 Oct 2002 21:23:33)
手短に説明すると
(1)「宋銭が出土」は、ある少年が発見したというもので、層位をはじめ出土状況があやふやであった。
(2)山内氏の編年というのは、広い範囲でのさまざまな出土例(何式と何式が上下関係にあったか、一緒に出土したのかといったこと)の積み重ねによって導きだされたものです。そこで、もし喜田氏のいう宋銭の縄文遺跡からの発見が事実なら、いかに多くの矛盾が生じるかということを根拠にしたのです。

 この議論の意義についてはいろいろな見方ができますが、単純に「出たから確かだ」という「素人論」が、もっと厳密な考古学的事実の積み重ねによって論破されたと言えると思います。

 なお、はっかーさんにはぜひ山内氏の「考古学の正道」を読まれることをお勧めします。

淺湫(16 Oct 2002 13:23:51)
川口さま
炭化した木材の保存処理ですが、樹脂による強化が必要になろうかとおもいます。
奈良文化財研究所飛鳥資料館の山田寺回廊の保存処理(図録や報告書も出ているはずです)が
ちょっとおおがかりかもしれませんが、方法としては参考になるのではないでしょうか。
おおがかりな処理は予算的にちょっと、というのであれば
表面から樹脂を塗布する方法などもあるようです。
樹脂処理を専門とする方に相談されてはいかがでしょうか。
建築部材への金箔使用ですが、特殊な例でいえば金閣寺、中尊寺金色堂など
全体に金箔を施した例もあり
そのような特殊な例でなくても部分的に金箔を施した例はよくあることだと思われます。
とくに仏像を納める宮殿(くうでん)、あるいは厨子などと呼ばれる部分は
内部全面を金箔で荘厳している例をよくみかけます。

ビリ〜〜Link(14 Oct 2002 16:22:57)
既成の概念で捉えられる仕事は上手く行かないよネ、給料も思った程出ないし。
人生楽しむには先立つものが必要だよネ。新しい考え方の仕事は遣った分だけ手に入るヨ。自宅で いつでも 誰にでも出来るヨ  ・・・。って本当か ??

はっかー(発掘野郎)(14 Oct 2002 12:46:39)
私、考古学について少し興味があり、つい先日より勉強している者です。そんな中、「ミネルヴァ論争」というものに疑問を感じました。
1936年に行われた雑誌「ミネルヴァ」創刊号の座談会で、山内清男が「縄文時代は各地で大きな年代差を持たない」と主張したことに対し、喜田貞吉は「東日本の一部では縄文文化は中世まで続いていた」と反論し、日本考古学史上最大の論争に発展した・・・というのが「ミネルヴァ論争」の大意であるが、この時喜田は、「縄文時代の遺跡から宋銭が発掘されたという事実」を提示してまで自分の意見の優位性を証明したにも関わらず、山内は、「類似した土器が各地に点在していた」という編年研究の成果だけで論破していると書かれていますが、このようなことが本当に可能なのでしょうか?宋銭が出土したことは事実です。私は、これを論破するにはこれだけの理由では成し得ないことだと思っているのですが・・・どなたか詳しく教えて下さい。

はっかー(発掘野郎)(14 Oct 2002 12:45:58)
私、考古学について少し興味があり、つい先日より勉強している者です。そんな中、「ミネルヴァ論争」というものに疑問を感じました。
1936年に行われた雑誌「ミネルヴァ」創刊号の座談会で、山内清男が「縄文時代は各地で大きな年代差を持たない」と主張したことに対し、喜田貞吉は「東日本の一部では縄文文化は中世まで続いていた」と反論し、日本考古学史上最大の論争に発展した・・・というのが「ミネルヴァ論争」の大意であるが、この時喜田は、「縄文時代の遺跡から宋銭が発掘されたという事実」を提示してまで自分の意見の優位性を証明したにも関わらず、山内は、「類似した土器が各地に点在していた」という編年研究の成果だけで論破していると書かれていますが、このようなことが本当に可能なのでしょうか?宋銭が出土したことは事実です。私は、これを論破するにはこれだけの理由では成し得ないことだと思っているのですが・・・どなたか詳しく教えて下さい。

早傘(13 Oct 2002 23:19:12)
NewsLinkによると縄文生活誌の旧版を買いたいとのこと。本気でしょうか?
埼玉県内でもまだ旧版を置いている店をいくつか知っています。
経験的に、大手チェーンのB教堂には置いてあることが多いですよ。

T.Kawaguchi(12 Oct 2002 07:00:12)
 はじめまして、水戸市教育委員会で埋蔵文化財専門員として勤務している川口と申します。8/1から台渡里廃寺跡という遺跡の観音堂山地区の範囲確認調査をやっているのですが、寺域の区画溝と思われる遺構の覆土上面から、大量の鉄釘・鎹・凝灰岩片とともに金箔の施された土製品の破片が出土しています。
 昨日の調査では炭化材も取り上げたのですが、その裏(埋まっていた面)に漆が残っており、金が付着しておりました。あたかも火災で焼失した際に生じた堂内荘厳に使用していた廃材を溝の上に投棄したかのような出土状況ですが、このような炭化材および漆部分に対してどのような保存処理を施すべきなのか?それにどのくらいの金額が必要になるのか?御存知の方がいらっしゃいましたら、御教示をお願いできますでしょうか。
 質問はもう一つあるのですが、炭化材の方は年輪もはっきり残っているものがあり、角材も含まれています。金箔というと、專仏や小金銅仏、仏像の台座などに施されると聞きましたが、柱材や仏壇などにも施される例があるのでしょうか?
 これについても御存知の方がいらっしゃいましたら、御教示をお願いします。

chica〜〜Link( 7 Oct 2002 10:58:20)
>話はまったく関係ありませんが,把手付鉢の分類はけっこうおもしろいですよ。
ここでのお話は韓国の把手付鉢のことよね! さわりだけでも、解説ぜひお願いします。
 縄文土器の名称の事で疑問に思っていることがあります。ほんとうの持つ為の把手でなくて飾りの把手が付いている土器があります(ブリッジが付いてるというのかな?)そして他に、人面把手付き土器などと呼ばれる土器があります。豪華な突起の飾り付きだと思うのだけれど、何でなの? お風呂でお湯汲みに使うのの把手の様に付けられていると見た?ということかな?   ちかより。

旗艦( 6 Oct 2002 23:37:42)
>把手付鉢の分類はけっこうおもしろいですよ。
そうなんですか。おもしろい部分のさわりだけでも教えてくださいませんか。

白井〜〜Link( 5 Oct 2002 01:01:57)
ご指摘ありがとうございます。機関です。直しておきました。

話はまったく関係ありませんが,把手付鉢の分類はけっこうおもしろいですよ。

旗艦( 2 Oct 2002 22:34:26)
ニュースリンクの1日の韓国のところ
複数の機関でしょうか。

[2002年7-9月|2002年12月|最新|編年表]
[自由書式掲示板|展覧会・研究会掲示板|現説・発掘掲示板|ニュース掲示板]
白井克也 Copyright © SHIRAI Katsuya 1998-2002. All rights reserved.