「ほえづら」画像2−©おがみ大五郎氏
考古学のおやつ おやつコラム ほえづらコラム

ほえづら

−1998年9月
[8月|10月|編年表]
18/Sep/1998(Fri)

テキストファイルへの道のり

このページは,今月からすっかりコンピュータの話ばかりになってしまいました。「考古学のおやつ」には,この手の話を書くページがないので,この際こういうページにしましょうか。
でも,「考古学情報はどこに?」という厳しい指摘も寄せられているし,ほどほどに。

仕事の中で,テキストファイルで作成してもらった文章を集める,ということがよくあります。さすがに最近では手書きで原稿を出す人は少なくなりましたが,それでもなかなか苦労させられることが多いのです。

ちょっと前ですがB庁(防衛施設庁じゃないですよ)の人(今は別の職場に移られたようです)から原稿をお預かりしたとき,平然と「R社のワープロです」と言われたときは,困惑しました。B庁でR社のワープロが現役でも,それ自体はかまわないのですが,こちらはR社のワープロで書かれた文書を読むすべがないのです。800字程度の文章だったので,プリントアウトを頼りに,私がすべて打ち直しました。傍らに読めないフロッピーを置いて……ToT。

同じ職場の人も,油断なりません。本人たちに悪気はないのですが。

残念ながら,「悪気のない人」ばかりではありません。最新のソフトを入手すると,わざとそのソフト独自のファイル形式で原稿を送りつける人もいます。最新ソフトを使ってるゾと見せつけたいのでしょうか。こちらは「テキストファイル」と指定しているのだし,未知のファイル形式のデータを送りつけられたって迷惑なんだから,自慢にならないと思うのですが・・・。
あなたのセコい思惑なんてバレバレですよ。●●さん。

やってくるデータは,一太郎だったり,松(懐かしい!!)だったり,敢えて名を伏せる某有名ワープロソフトだったりします
このうち一太郎のデータはテキスト形式に容易に変換できます。松のデータも変な改行が入るほかは問題ないので,少しの作業で使えるようになります。Macで作成されたテキストファイルは改行コードが違うので一瞬驚きますが,そのことがわかってしまえば,後は簡単です。
松の文書の拡張子「.BUN」を「.TXT」に書き直しただけで送ってくださる方もいますが(笑),ちょっとの作業で何とかなるので,愛敬のうちです。

一番困るのは,大半の人が使っている某有名ワープロソフトです。作成中の画面では体裁が整っていても,テキスト形式で保存すると文章が崩れてしまうことがあるのです。某ワープロソフトのデータ形式で原稿が届くと,整形し直しが大変です。テキスト形式で保存してから送ってくださる人もいますが,崩れていることには変わりない上,崩れる前の形がわからなくなっているので,困ります。

私の苦労を知って,どうしたら某有名ワープロソフトでも望ましいテキストが作れるかを聞いてくる人もいますが,そんなときには,オートフォーマット機能を全部無効にするように勧めています。これが2番目に有効な方法です。

1番有効な方法は,このソフトを使わないことですが,職場で標準として使ってるソフトですからねぇ・・・。


17/Sep/1998(Thu)

フジテレビの新人アナウンサー,荒瀬詩織さんにお会いしました。そんなに痩せてて大丈夫なんですか?
それより,昭和50年(1975)生まれ!?


8/Sep/1998(Tue)

掲示板「おもいつきボード(2004年5月31日廃止)」のバグ修正(失敗)について。

昨日,おもいつきボードは,キャッシュを読みに行かないように,若干修正しました。
つまり,まず「index.html」を呼び,「index.html」がすぐに「bbs.html」を呼びます。すると,履歴は次のようになります。

履歴(-2) xxx.html (もといたページ) このページに戻りたい
履歴(-1) index.html (サーバから掲示板を読み込むためのページ:自動でbbs.htmlを呼ぶ)
履歴(0) bbs.html (掲示板) 今いるところ

ここでブラウザの「戻る」「BACK」のボタンを押すと,履歴(-1)のindex.htmlに戻り,即座にbbs.htmlが呼び出されます。
つまり,戻るつもりなのにもとの場所から動けないことになります。
そこで,たとえば

スクリプトA
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
<!--
history.back(-2); //2ページ前に戻る
//-->
</SCRIPT>

とすると,履歴(-2)のxxx.html(もといたページ)に戻れることになります。
ところが,掲示板で1回発言した後の履歴は次の通りです。

履歴(-3) xxx.html (もといたページ) このページに戻りたい
履歴(-2) index.html (サーバから掲示板を読み込むためのページ:自動でbbs.htmlを呼ぶ)
履歴(-1) bbs.html (発言前の掲示板)
履歴(0) bbs.html’ (発言後の掲示板) 今いるところ

ここで先ほどのスクリプトAを実行すると,履歴(-2)のindex.htmlに飛び,すぐにbbs.htmlに変わります。
ここでは発言により更新されたbbs.htmlが読み込まれますから,閲覧者から見ると,
やはり戻るつもりなのにもとの場所から動けないことになります。
履歴(-3)のxxx.htmlまで戻るには,

スクリプトB
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
<!--
history.back(-3); //3ページ前に戻る
//-->
</SCRIPT>

とすることになります。つまり,発言の前でも後でも,一つのボタンでもといたページに戻るには,

スクリプトC(未完成)
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
<!--
function bbsback(){
if ( まだ発言前 ) { history.back(-2); } //2ページ前に戻る
else { history.back(-3); } //3ページ前に戻る
}
//-->
</SCRIPT>

とすることになります。今回は,発言前後でURLが異なるという事実を利用して,次のようにしました。

スクリプトD(実装・一部改変)
<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
<!--
function bbsback(){
if ( location.href == "フルパス/bbs.html" ) { history.back(-2); } //2ページ前に戻る
else { history.back(-3); } //3ページ前に戻る
}
//-->
</SCRIPT>

もし,2回連続して発言する人がいたら,どうなるでしょうか。

履歴(-4) xxx.html (もといたページ) このページに戻りたい
履歴(-3) index.html (サーバから掲示板を読み込むためのページ:自動でbbs.htmlを呼ぶ)
履歴(-2) bbs.html (発言前の掲示板)
履歴(-1) bbs.html’ (1回発言後の掲示板)
履歴(0) bbs.html’’ (2回発言後の掲示板) 今いるところ

この場合スクリプトDを2回実行しないと,目的のxxx.htmlに戻れませんが,これ以上複雑にしても仕方ないので,これは仕様とします。

なお,Internet Explorer 3.0 では,常にスクリプトAと同様に動作するようです。
historyオブジェクトの仕様が違っているようです。

21/Nov/1998補足 現在は,別の仕様になっています。ファイル名も違います。

6/Sep/1998(Sun)

「おやつメイト(2004年5月31日廃止)」のエラーについて解説します。
今回の修正は,「特定の状況以外ではログを表示しない」ようにするものでしたが,スクリプトに問題がありました。

<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript">
<!--
if ( top.location.href == self.location.href ){ //ここに問題があった
top.location.href="index.html";
}
//-->
</SCRIPT>

問題の行では,フレームの最上位に当たるファイルのURLを参照しています。
この部分,古いブラウザでは正しく参照して次の処理に移るのですが
Netscape Navigator 4.0x や Internet Explorer 4.x などの最新のブラウザでは,最上位のファイルを参照せず,エラーになります。

おそらく,最新ブラウザの JavaScript ではセキュリティが強化され,元のファイルと違うホストのデータを参照しないのでしょう(憶測)。
そうすると,別ホストのフレーム内に表示することを予定した「おやつメイト」に上のスクリプトを書くと,予期せぬエラーを呼ぶことになります(実際そうなった)。

上記スクリプトは一時的に無効にしました。3分間での応急措置,ウルトラマン並みかも。


5/Sep/1998(Sat)

9月7日早朝のリニューアルに向けて,トップページのデザイン修正を始めました。
今のパターンは飽きたのと,画像のため表示が遅いようなので,120×100の画像をトップページから外します。
代わりに100×20のボタンをメニューに使い,各ページの簡単な説明を載せます。
各ページに縮小して載せていた120×100の画像は,実寸表示に徐々に変更していきます。
趣旨に反して,だんだんわかりやすくなっていく・・・。


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