「ほえづら」画像2−©おがみ大五郎氏
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ほえづら

−1998年11月「アクセスが倍増する架空の方法」

[10月|12月|編年表]
28/Nov/1998(Sat)

終わったはずなのに,番外編です。

昨日,ページの読みやすさについて触れたところ,埼玉のH氏(仮名)から,早速指摘がありました。次の通り。

Subject:vlink は設定しないでください

(前略)
 さて,コラムでページの読みやすいページの条件についてふれていたのに便乗し,表題のことをお願いします。
 LINK と VLINK とALINKの色を設定されるだけでも,どれが未読か判断に迷うのに(まあ,背景との相性で選ばれた色ならば我慢はします)同色というのはちょっと非常識ではなかろうか。少なくとも LINK と VLINK は別の色にしていただきたいと,お願いします。
(後略)

引用の際,改行位置を調整しています。

まったくその通りでしたので,早速修正しました。訪問前のリンク(LINK)より,訪問後のリンク(VLINK)が色が濃く(暗く)なっています。修正してみると,変更したファイル数が100を越えてました。まったくお恥ずかしい限り。(^^;ゞ 完全には修正が終わっていませんが,改訂を予定しているページが多数ありますので,それに合わせて改善を進める予定です。

なお,背景色でも,文字色でも,どれかに「色」を指定してしまうと,LINKやVLINKを指定せざるを得ません。訪問前が青,訪問後は藍色という色も,あるブラウザのデフォルトはそうなっているということであり,それらの色を指定したとしても,すべての閲覧者にとって既読・未読の判断が可能になるという保証もありません。ページ作成者は,(本人が認識しているかどうかは別として,)すべてに何かの色を指定するか,まったく色を指定しないか,二者択一を迫られていることになります。

今回,H氏の「背景との相性で選ばれた色ならば我慢はします」というお言葉に甘えて,色の指定自体は残すことにしました。

Hさん,ご指摘ありがとうございました。m(_ _)m

このページ,読んでる人がいたんですね。メールが来たときはビックリしました。(@_@;

27/Nov/1998(Fri)

今月は,「アクセスが倍増する架空の方法」と題してお送りしてきました。今回はまとめとして,少しまじめな話を書きます。まぁ,前回までの話も,内心はけっこう真剣に書いてたんですけどね。前回までの内容をお読みになっていない方でもわかる話のつもりではありますが,気が向いた人は前々回前回と順にお読みください。

第3回 私が頻繁にアクセスするページ

考古学のおやつは,できてからもう少しで半年になります。おかげさまで,けっこう見てくださる方がいらっしゃるようです。みなさん,ありがとうございます。m(_ _)m
で,数字を見てると,偶数月はアクセスが多く,奇数月はアクセスが減少する傾向があるようです。これは,奇数月に何かと事情があって更新が滞るからです。みなさん正直というか,シビアでらっしゃる。(^^;ゞ

アクセスを増やすための,架空でなく現実的な方法としては,内容のないバブリーな方法を(笑)を除くと,

と言ったところでしょうか。まぁ,こういったことはほかのサイトでも述べられてますので,ここでは深入りしないで起きましょう。それよりも,考古学のおやつはどう運営していくのか,ということを書くことにします。退屈な話かも知れませんが,ご勘弁ください。

このページ,9月の末くらいから傾向が変わってきたこと,お気づきでしょうか……たって,それ以前からの閲覧者ってそんなに多くないから,わからないかも知れませんね。テキスト主体になったんです。もっとも,このサイトは発足時,まるっきりテキストだけだったし,その後もあまり画像とかには進出しなかったのですが,最近,再びテキストに比重を移したのです。

自分の興味とかにこだわらず,アクセスしてくれたサーバという基準のもとにいろいろなページを見たことは,とても勉強になりました。やはり,巨大画像とか,いきなりMIDIとか,いきなりJava Appletとか,いきなりJava Scriptとか,いけないなぁ,と確認したものです。で,そのとき好感を持ったり,その後も頻繁に訪れるようになったページって,決まってテキスト主体のページなんですよね。

テキストは偉大です。何よりも,表現力に優れています。一辺24ピクセルで画像に表現した「織」という字は1キロバイトなのに,「織」は2バイト。1/500です。もちろん,小さ目の画像にすればサイズは減りますが,2バイトにはなりませんよね。

世界で一番短い手紙は,ヴィクトル・ユーゴーが送った手紙と,それへの返事で,その文面は「?」「!」だったそうです。どちらもわずか1バイト(!)。これだけで,「ボクの書いた本,売れ行きはどうだい?」「すごいぜ,バカ売れさ!」という意味だってんですから,テキストの表現力は大したものです(まぁ,テキストに意味を載せる人間の側の表現力の問題でもありますが)。

で,この表現力が豊富ってことは,ネット上では「軽い」ってことでもあるんですね。

メール爆弾と区別つかないような巨大なダイレクトメールを,他人の電話回線に載せて送りつけてくださるM社やM社(あ,どちらもイニシャルがMだった……(^^;ゞ)も,表現力をつけて欲しいですね。個人ユーザとしては,切実です。

サーバの容量も食わないし,ちょっと地味なことを除けば,情報伝達に最適です。

それから,ほかの人がすでに言ってることですが,テキスト主体にすることで,Lynxなどのテキストブラウザでも表示できるようになるし,視覚障害者がWWWに楽しんでもらうようにできるそうです(音声でページ内のテキストを読み上げるとき,テキストがズタズタだったら,聞いても意味がわからないって訳ですね)。受け売りを書き連ねるのも恐縮なので,こころWEB(IBM)にリンクしておきます。興味のある方は,はそちらをご覧ください。考えさせられますよ。

この件に直接関わるわけではありませんが,中村正三郎さんの心のインターネット(On The Move #50)には,多くの重要な論点が提示されています。ぜひご一読を。

話を進めましょう。

私が頻繁に覗くページは,テキスト主体であるばかりでなく,次のような特徴があります。

  1. 執筆者のオリジナルな文章
    本人は自分の意見のつもりでも,実はテレビで誰かが言った意見ということ,ありますが,そんな文章がえらそーに載ってたって,誰も「来週もまた見よう」なんて思いませんよね。
  2. よく勉強している
    この「勉強してる」ってのは,一つの文を書く背景で,どれだけ考えているかってことです。気軽に綴られたと見せかけて,実はその人の教養が総動員された文章って,安心感がありますね。何の裏付けもなく“言い回し”だけが連ねられていても,読む方にはすぐ中身のなさがばれちゃいます。
  3. 文がうまい
    そのためには,自分の体験や技能とかを,巧みに文章で表現できる能力が,当然必要になってきます。ここで「文がうまい」ってことは,文学的な表現が使えるとか,漢字をいっぱい知ってるとかじゃなくて,文意を伝えるために,ちゃんと文が完結してるか,とか,意味に紛れがないか,とかってことです。

と,こんなことを考えながら,あちこち見て回っているうちに,「考古学のおやつも,こういうページを目指せば個性が出せるんじゃないかな」と,不遜なことを思ったわけです。もともと,あまり独自性のない(しかも乏しい)考古学情報を,私の文章で無理矢理味付けしておやつのように食ってしまおうというのが「考古学のおやつ」の名の由来ですから,ある意味,本来目指している方向性を,ほかのサイトをめぐっているうちに教えてもらったようなものです。
まぁ,最近は,核となる考古学情報のないまま,コラムのためのコラムみたいなのばっかり書いてますが。(^^;ゞ

そんなわけで,1ヶ月(実質半月)かけても,アクセスが倍増する現実的な方法は思いつきませんでしたが,

「考古学と考古学業界・関連業界に題材を採ったオリジナルのコラムを定期的に載せる」

という考古学のおやつの運営方針を再確認したところで,遅れて始まった今月の「ほえづらコラム」は1巻の終わりとします。月並みというか,予定調和な結論で,スミマセン。(^^;ゞ
来月は,今月の結論を受けて,「文を書けない人々」をお送りする予定です。


20/Nov/1998(Fri)

この1週間,アクセス数の乱高下は,さすがに一喜一憂しました(^^;ゞ。今月は,アクセスが倍増する架空の方法をお送りしています。何度も言いますが,冗談ですので,誤解なきよう。なお,第1回をお読みでない方は,もしかすると先にそちらをお読みになった方がいいかも知れません。

第2回 有名人からけなしてもらう

前回とは逆の発想というわけです。有名な誰かが「『考古学のおやつ』を見ちゃいかん」と言うと,「見ちゃいけないサイトって,どんなんだろう」と,興味津々でアクセスする,という寸法です(架空)。

トップバッターは,前回同様,今回も敬意を表して(ホントか?)小渕恵三さん。でも,この人が「『考古学のおやつ』はあまりご覧にならない方がよろしいかと……」なんて言っても,アクセスは増えも減りもしないでしょうね。まったく影響力のない人(架空です。架空)。

日本のこの業種の人は諦めて,ビル・クリントンさんなんてどうでしょう。「親愛なる市民のみなさん。日本の『考古学のおやつ』を見てはいけません」なんて言った日にゃ,「きっとモニカ・ルインスキさんとの不適切なあれこれがいっぱい書かれているに違いない」と,大挙してアメリカからアクセスが……というわけにはいかないでしょう。11月初めの中間選挙ではビルの仲間が実質勝利。大統領2期目の中間選挙(つまり政権6年目)で与党が議席維持するってすごいことです。逆に,スキャンダル攻撃しか戦略のない野党が情けなさ過ぎましたし,不倫もみ消し疑惑なんて,多くの合衆国市民にはどうでもよかったんですね。

けっこう期待したのに,ビルでもダメか。ま,架空ですから。

やはり「考古学のおやつ」と名乗る以上,考古学者のアクセスに期待しましょう。有名な考古学者から,「『考古学のおやつ』を見てはいかん」と言ってもらうと,多士済々の考古学業界,「ならば,見てやろう」という遊び心一杯の人がいるはずです。なお,ここまで出てきた人たちとは業種が違うので,ここから今回は完全に架空ということにしましょう。

O大学(架空)T教授(架空)という考古学者がいるとします。T教授(架空)は考古学の理論と実践の両面で優れた業績を上げ,報告書や論文・著書も評価が高く,多くの考古学者に参照されています。すべての考古学者はT教授(架空)の名とその業績を知っており,学会での発表やコメントでT教授(架空)が今度はどんな発言をするか,注目しています。また,T教授(架空)の育てた優秀な弟子たちは,日本のみならず海外でも大勢活躍しています。え,某先生と似た設定だって?そりゃ偶然です。だって,T教授(架空)は架空だから

「ドラえもん」に登場する秀才の出木杉(できすぎ)くんの方が似てると思うけど。

で,これほどの著名で偉大な考古学者から「『考古学のおやつ』を見るな」と言ってもらい,これをアクセスにつなげるという作戦(架空)です。

まず,「考古学のおやつ」のどこかに,T教授(架空)の悪口を書いておきます。悪口書かなくても,後の作戦は可能ですが,念には念を入れて,書いておいた方がいいでしょう。ただ,私はT教授(架空)を遠目にお見かけしたことはあっても,お話とかしたことはない(架空,にしては凝った設定)ので,悪口と言っても,創作でしょう。で,悪口書いただけじゃ何の効果もないでしょうから,全国の考古学者がこっそり覗いているM河内考古学研究所(架空,なのになぜリンクが張れるんだろう?)のチャットに入って,

白井 > http://www.ops.dti.ne.jp/%7Eshr/clm/column2.html に,T教授(架空)の悪口書いちゃいました。 (11月20日03時28分12秒)

などと書き込みます。そして,その後に20回くらい,「はほ」とか「(^^;ゞ」とか「♪」とか,意味のない発言を繰り返した後,

白井 > いやぁ,ログ流しもけっこう大変ですね……(^^;ゞ。でも,一応画面の下の方に隠れたからいいか。 (11月20日03時46分51秒)

と,わざとらしく(笑)書き込みます(架空)。

すると,全国の考古学者が一生懸命画面をスクロールさせて,私のページにT教授(架空)の悪口が書いてある(架空)という事実を知ることでしょう。これだけでもアクセスは幾分増えるでしょうが,多くの閲覧者にとっては,実際にその悪口(架空)を読まなくても,

「考古学のおやつ」というページに,T教授(架空)の悪口が書いてあるらしい。

という事実だけで充分なのです。考古学業界では,インターネットなどよりも,噂・密告・中傷などのオフライン・メディアの方がはるかに発達しているのです(これは架空ではなく事実)。そして,インターネットに接続し利用している考古学者の中にも,じっと各サイトを観察して中傷のネタを探し,適当なネタがなくても「だれそれはネットでご活躍らしいよ」などと力技でネタにしてしまう人がいます(これまた架空ではなく事実)。そう。この前近代的な現状を逆手にとって利用しようというのが,今回の作戦なのです。

悪事千里を走ると言いますが,考古学業界では,良いことも,良くも悪くもないことも,悪事にエンコードして千里を走ります(ちょっと誇張してるけど,かなり事実)。まして,「どこの馬の骨とも知れぬ若僧が偉大なT教授(架空)の悪口を書いた」なんて話は,あっという間に広まり,T教授(架空)に密告する人もすぐに現れるでしょう。

T教授(架空),怒るでしょうねぇ。何たって,根も葉もないことですから。どんな風に怒るんでしょう。

研究室のパソコンから,「考古学のおやつ」にアクセスしちゃいかん!

なんて,絵に描いたような禁止令(笑)でも出してくださるんでしょうか。いや,ご本人はこの件をまったく無視し,ちょっと機嫌が悪くなる程度かも知れませんね(架空)。

ここでもう一人の重要な登場人物,F助教授(架空)に登場していただきましょう。F助教授(架空)はT教授(架空)の愛弟子で,重要遺跡の発掘を手がけ,優れた研究論文を連発し,いまやO大学(架空)の助教授となっている,生来のまじめさの裏に,研究への熱い情熱を秘めている(架空),とでもしておきましょう。良くできた設定でしょ(笑)。

さて,「考古学のおやつ」への無視を決め込んだものの,T教授(架空)はすっかり不機嫌になってしまったと仮定します。ある日の学生(架空)とF助教授(架空)との会話。

学生(架空) > (暗い表情)今日のゼミなんですけど,ボクの発表,そんなに出来が悪かったんでしょうか。
F助教授(架空) > (意外)どうして?けっこうよくまとまってたじゃないか。
学生(架空) > (少し安心して)え,そうですか。いえ,T教授(架空)がかなりご不満そうでしたから。卒論の締切も近いし,ヤバいかなって思って。
F助教授(架空) > (なるほどという顔で)あぁ,実は「考古学のおやつ」というサイトでT教授(架空)の悪口が書かれていたせいなんだ。キミのせいじゃない。キミの研究のことは,T教授(架空)も誉めていたよ。
学生(架空) > (晴れ晴れとした表情)そうだったんですか。しかし,「考古学のおやつ」って,ひどいサイトですね。

と,こんな具合でしょうか(もちろん架空)。この会話,東京言葉で書きましたけど,みなさんのお好みで,適当に大阪弁とか広島弁とかに置き換えて読んでくださいね。そこら辺は,架空だけに設定が中途半端なんです(笑)。ご勘弁を。

さて,学生さんまで噂が届けば,再び考古学業界の前近代的な神経細胞を伝って,以前よりもはるか多くの付加価値のついた噂が逆流していくことでしょう(架空)。そして,駆けめぐる噂に接した人のうち何人かは,インターネットに接続していて,「考古学のおやつ」を閲覧してくださり,アクセス倍増となるのでした(架空)。

その間私がしたことと言えば,ごくわずかの書き込みをしただけ。濡れ手に粟ですな。おお。完璧な方法だ(アホか)。……ここまでが架空の作戦でした。

いかがでしたか。前近代的な体質を利用してサイトのアクセスを増やす,という逆説は,ターゲットが考古学業界ならではでしょう(自画自賛)。しかし,私もこんなバカな作戦を実行しようなんて思ってませんし,これを読んだ人たちも,やってみようと思わないでくださいね。

私だって,O大学考古学研究室からまったくアクセスがないと知ってるから,こんな創作ができるんだし(か,架空のはずでは?(^^;ゞ)。

2回にわたって,架空の方法をお送りしました。次回は今月のまとめとして,ちょっとまじめな話を書く予定です。それではまた。


16/Nov/1998(Mon)

第2回の前に,ちょっとつけたし。

下に,「考古学徒のためのe漢字は,…(中略)…ほぼ24日間で100アクセスというペースを守っています。」と書いたのですが,ちょうどこれを書いたころ,岡本真氏のAcademic Resource Guideに,「日本史研究の支援ツール」として掲載されたため,急にアクセスが増加し,500アクセスから600アクセスまでは18日間に縮まりました……(^^;ゞ。みなさん,ありがとうございます。m(_ _)m


14/Nov/1998(Sat)

月間テーマを決めて書く,と宣言したっきり2週間も放置してました。忙しかったとはいえ,空白ページのままだったのは情けなかったですね(^^;ゞ。今月用のネタはかなり前から準備していて,4回シリーズで考えてたんですが,今月も残り少ないので,3回くらいに凝縮してお送りします。

この「考古学のおやつ」も,いつの間にか2100アクセスを越えました。定期的にご覧になっている方もおられようで,誠に光栄です。最近気づいたのですが,考古学徒のためのe漢字は,8月初め以降,新たな字の追加がなく,更新が止まっているのですが,それでもアクセスカウンタの設置以来,ほぼ24日間で100アクセスというペースを守っています。面白い傾向です。それから,マニア(笑)以外にはまったく用がないはずのさるよいHEADLINEにも,週に13アクセス程度があります。けっこう常連さんがいるのかも知れませんね。ありがたい限りです。

(24/Dec/1998補足)「さるよいHEADLINE」は,1998年12月23日までで廃止しました。

さて,今月はこのアクセスをもっと増やすための方法を,シャレで考えてみます。もちろんシャレですから,架空の方法です。題して,

アクセスが倍増する架空の方法

クラシック(?)な方法としては,ロボット検索対策というのがあって,HTML文書のヘッダとかに,「アダルト」とかのキーワードを入れるってヤツです。本文の白地に白文字という手もありますが,これだとブラウザによっては丸見えですね(笑)。でも,「考古学のおやつ」で「アダルト」じゃ詐欺にもほどがあるので,やたらに「卑弥呼」「邪馬台国」「三角縁神獣鏡」「小林行雄」とかって書いてみましたが,全然アクセス増えませんでした(おい,架空じゃなかったのか?)。考古学者向けには,あまり効果的な方法じゃなかったかも知れませんね。

さて,第1回は,有名な人から「考古学のおやつ」を勧めてもらおうという,架空の作戦です。

第1回 有名人から勧めてもらう

たとえば,小渕恵三さん。でも,この人に「『考古学のおやつ』を見ましょう」なんて言われても,アクセスが増えそうにないですね。かといって,減りそうにもない。結局そのくらいの方なんですね。どちらかというと,加藤紘一さんか小泉純一郎さんの方が効果的かも知れません。

不破哲三さんから勧めてもらうと,最近だったらかなりアクセスが増えるかも知れません。でも,逆に絶対見ないって人も出てきて,ちょっと偏りがありそうです。そういう意味では,小沢一郎さんや浜四津敏子さんから勧めてもらっても同様でしょうね。

土井たか子さんもちょっと苦しい。この人,“椅子の人”になった時点で,ある意味で役割終わってますからね。逆に,あの時点で土井さんを“椅子”に座らせた人は頭良かった。その頭がほかのことにも効いたかどうかは知りませんが。

そうすると,菅直人さん?主婦層にはウケそうだけど,爆発力はないかも。う〜ん。みんなダメか。

あ,上の人たちの現在の身分は全然書きませんでしたが,みなさん,わかります?今はわかっても,1年後に上の文を読んだら,執筆時点のそれぞれの身分なんて,わからなくなってるかも知れませんね。この業種の人は頼りなさそうなので,やっぱり芸能人に期待しましょう。

考古学者のアクセスを集めるには,やはり女性芸能人から勧めてもらうといいでしょう。この業界,女性の進出が著しいですが,まだ一応男性が多数です。

CMとかで活躍してる女性タレントというと,山口智子さんとか,小泉今日子さんとか,鈴木京香さんとか,和久井映見さんとか,華原朋美さんとか,島袋寛子ちゃんとか……ありゃりゃ。みーんなよそのプロヴァイダとか,その関連会社のCMに出てる人だな。
鶴田真由さんや木村佳乃さんは,「考古学のおやつ」を宣伝する代わりに,私の溜めたマイルを5倍くらいにしてくれませんかね。
あ,西田ひかるさんは,「考古学のおやつ」を宣伝する前に,外崎則夫さんをバーベキューパーティーに誘ってあげてくださいね(『マイクロソフトシンドローム』69ページ参照)。

個人的には,持田香織さんに宣伝してもらえたら光栄ですね。でも,それを聞いて最初にアクセスしてくれるのがL'Arc〜en〜Cieltetsu さんだったら,ちょっと複雑。……いえ,ラルクのメンバーやファンの方も歓迎しますよ。架空だからさぁ,怒らないでよぉ。

それにしても,最近のヴィジュアル系バンドの人たちって,みんな優しくまじめな好青年って感じですね。彼らの好青年ぶりを読みとれずに「男のクセに化粧なんぞしおって(--#」なんて言ってるおじさんたち,あなた方が会社に行くたびにネクタイ締めてんのと同じようなことなんだから,目くじら立てないで。……あ,こんなこと言ってる場合じゃなかった。

男性芸能人だと,キムタクなんてどうでしょう。SMAP木村拓哉くんです。SMAPのほかのメンバーもがんばってますが,未だに「SMAPの中居くん」,「SMAPの香取くん」って感じですね。「キムタク」って自分だけの看板を確立している木村くんは,さすがです。私,個人的には稲垣吾郎くんに期待してたんですが,やはり「キムタク」の成功は圧倒的ですね。そういえば,以前木村くんがラジオの番組で,

「どうしてオレだけ“キムタク”って呼ばれて,ほかのメンバーにはそういうのがないの?吾郎くんにもつけてあげたら?“イナゴ”とかって。」

などと言ってました。余裕の発言。キムタク恐るべし。こんな圧倒的な人気を誇る木村くんですから,彼がTVとかで

「『考古学のおやつ』,見ろよ」

なんて言おうものなら,キムタク命の女の子たちが大挙してアクセスすることでしょう。メンテナンスが大変だな,こりゃ。

日頃,キムタクのためならとエステに通ってる女の子たちも,慌ててパソコンを買いに走るでしょう。今なら,人気のiMacかな?いや,木村くんの仲間の香取慎吾くんが宣伝しているIBMのAptivaかも知れませんね。それで,例の音声認識装置で,

「『考古学のおやつ』うぅぅぅぅっっ。キャーーー!キムタクうぅぅぅぅぅ!!」

とかって叫ぶのかも。すみませんねぇ。「考古学のおやつ」は木村くん情報なんて,まったく載ってないんですよ……って,架空だから,謝る必要もないんだな(^^;ゞ。

私の知り合いにも木村くんのファンはいますが,もっとまともな人です。何度も協調しますが,これ架空ですからね。冗談なんだから。誇張してても,スパムなんか送らないでね。(^^;ゞ。

次回は,今回とは逆に,有名人からけなしてもらう篇(もちろん架空)をお送りします。今回以上にヤバい内容で,数日で削除かも知れませんので,お見逃しなきよう。それではまた。


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