現説編年表・展覧会編年表・研究会編年表に情報を追加しました。
自治体のウェブサイトを見ると。時々こんな表示が下の方に出ます。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせくださいこれって、役に立たないページに限って登場するように思うのですが、気のせいでしょうか。
このページの情報は役にたちましたか?
最低限のことしか書いてなくて、新たに知りたいことが全く満たされないときにこの表示が出てくると、がっかりします。
この表示、どれも互いに似ているところを見ると、自治体が自前で入れているのではなくて、自治体からウェブサイト作成を受注している会社が共通のプログラムで生成しているんでしょう。
「わが社のシステムを使うと、このようなアンケートもできて、閲覧者の意見をフィードバックできます」とかなんとか、売り込んだのかも。
とある写真がどうも奇妙。よくよく見たら、裏焼きの写真が載った図書からスキャンした画像が回り回って届いたものでした。
「なるほどねー。裏焼きだった」
と納得していると、納得できない人の声が。
「ウラヤキ…って、何ですか?」
デジタル撮影の世代には、聞いたこともない言葉らしい。
昔はフィルムに塗った感光する化学物質に反応を起こさせて記録し、これをさらに、感光する化学物質を塗った紙(印画紙)に焼き付けていました。
この場合、フィルムの表裏を間違えて焼き付けると左右が反転します。というよりも、被写体の上下は間違えにくいので、左右が入れ違って見えるのです。これが裏焼き。
とまぁ、改めて口にするとややこしい解説を終え、
「今の人はラクだねー」
などと思っていましたが、よく考えるとこれはマズいです。
デジタル世代にとって、古い写真に一定割合で裏焼きが混じっているかもしれない、という警戒心がない、ということですよね。免疫なし。
かつての写真の原理を知ることも、時には必要かも。