13.白川郷へ(命名:試練坂  暴露1 そして懺悔)

荘川桜を出て おしっこがしたくなる。
100mぐらい進んだところで向地さんと連れションをする。
場所が悪かったのでKadoさんに見られ、Kadoさんが飛んできた。
デジカメに立ちション姿をフォーカスされてしまった。



小用も終わり出発。
残り時間が24時間を切り、時間計算しやすくなった。
向地さんに"時速5キロで歩いて残り時間が2時間以上ある"と言い出す。
これは24時間走の距離計算法で、何キロで走れば良いのかと考える方法である。
フルマラソンの時も、スタートして2時間過ぎた時、残りの距離を元に計算する。
2時間で30キロ走っていれば、"残りを時速12.2km/hで走ればサブスリーだゴールが見えてきた"と目安になり、後少し頑張ろうと励みになる考え方である。

日もすっかり上がり、交通量が増え始めてきた。
荘川桜を過ぎてすぐの、尾神橋を渡っていると前から来る乗用車が、前方を見ず、白山に気を取られながら運転してくるのがわかる。
運転者は私たちに気づかない。
かなり近寄ってきた。
橋の上、橋下は50m以上あるかと思われるところ。
もし跳ねられたらと考えると非常に恐怖である。
私達に気付かずよそ見運転、すれ違うまで、本当に恐怖だった。(一番怖かった)

そして雪崩よけのトンネルを進む。
ここも怖かったが、橋の時の件に比べたら可愛いものだ。
大型車とのすれ違いは、乗用車がかなり寄って来たので怖い思いをした。
昨年は車の通らない時間帯だったので、トンネルの怖さも、始めて知った。

御母衣ダム手前、福島保木トンネルで前方を行くランナー数人がバイパスに進まず、旧道を進んでしまう。
地図を見て確認しながら走らないのだろうか??
私たちは地図を確認し、バイパス側に入る。
長いトンネルを過ぎると御母衣ダムはもう少しである。

御母衣ダム手前で旧道に入り、ダムに到着(29日 8時30分)

ここからの下り坂、エードがすぐ下に見えるのだが、道路は大きく迂回する。
昨年ここで、もよおしてきてしまい、トイレが真下に見えるのになかなか着かず辛い思いをした。
今年も、もよおしきた。同じパターンだ!!
トイレが近くに見えているのに凄く遠くに感じる地獄のようなこの坂を"試練坂"と命名したい。

試練坂を下り、エードに到着、尻をおさえてトイレに掛け込む。

ここで私はハミ便をしてしまう。
便器の脇に少しおつりを残してしまった。
後からトイレに入った人には不快な思いをさせてしまったであろう。
反省をする。

向地さんに"城定さんは酷い人だ"と言われそうなので内緒にした....

そしてそそくさとエードを出発。



私の後にトイレに入った人がいると思います。
その方たちに
”不快な思いをさせて申し訳ございませんでした。どうかお許し下さい。”
ここでお詫びさせてもらいます。


向地さんが催した時は私は催さず、私が催した時に向地さんが催さず、大きい方のタイミングはずれていたので休憩時のロスが少なくて済んだ。
小さい方に付いては何故か同じ時間で催した。
何回も連れションをした。
水分を飲むタイミングが同じだからだろう。


1キロほど行くと今度は宮本さんの応援に合う。
私が厳しかったか、向地さんは宮本さんに会えて感激していた。

宮本さんは昨年春井さんの伴走で、さくら道を完走している視覚障害者のランナー
貝畑さんと稚内から沖縄まで伴走で日本を縦断した事の有る。日本一、いや、世界一続けて長い距離を走ったと言える、視覚障害者ランナーである。

サポート受け、出発する。


そして田口建設に到着する。

ここでおかゆもらう。
美味しいのでお代わりする。
丹代さんが到着したので先に出発することにする。

登りで歩き、下りで走るを繰り返していたら寺沢さんに追いつく。
そして近づき、離れを繰り返しているとイノブタのサポートカーに合流する。
サポートを受けて再出発する。

寺沢さんは毎年"寺沢ゼッケン"なるものを作って皆に配る。
これはお守りで、これがあると完走出きると言われている。
甲州夢街道の時、寺沢さんは作るのを怠ったが為、リタイアしてしまった事がある。
寺沢ゼッケンは魂がこもっており、本当にお守りのようなゼッケンである。


少し走ると加来さん、ワニさんのサポートカーが氷を持って来てくれた。
口に含んで出発する。
暑い時に冷たいもので、カラダも心も和ませてもらった。

氷をもらった場所は昨年"イタドリ"を食べたところだった。

出発時に小林譲に"イタドリ食べないようにちゃんと補給してね"と言われたのを思い出す。
小林譲は今頃どこを走っているのだろうか??
小林譲は栗山での打上の時、余ったメロンを丸ごと3個、1度に食べた、食いしん坊美人ランナーである。

白川郷のエードに到着。
寺沢さんと一緒に休憩、ビール、梅酒を飲ませてもらう。
梅酒が大変美味しかった。
向地さんはすっかり、酒のみランナーになっていた。
走りながら飲むビール美味しさを知ってしまったみたいである。



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