さようなら3000系



1994年7月23日に昭和36年3月から走り続けた3000系がこの日を最後に引退することになり、それを記念して「祝 日比谷線全通30周年 さようなら!3000系」のイベントが千住車両基地(南千住)において400名限定で行われました。なお、日比谷線が全線開通したのは昭和39年8月あり、3000系は日比谷線では引退しましたが、地方の鉄道に移籍され現在も活躍しています。
●さようなら3000系体験ツアー●

最後の3000系に乗車するイベントです。なお、駅には止まらず霞ヶ関の待避線まで行きます。

1.実施日   〔1994年〕7月23日(土) 400名様招待(応募者多数の時は抽選)
2.時間    午前9時30分〜午後1時
3.集合場所 千住車両基地(日比谷線南千住駅下車8分)
4.記念乗車 千住車両基地を出発し霞ヶ関駅を折り返して千住車両基地に戻る
5.その他   車両基地到着後に車両撮影会,車両部品の販売会


このイベントとは別に3000系のイメージデザイン電車(7/17〜7/22)の運行や記念乗車券・記念メトロカードの販売(7/20〜)が行われていました。

さようなら3000系
ここには、1994年7月23日に千住車両基地で行われた「さようなら3000系」のイベントの様子を撮影した写真を展示しています。
さようなら3000系
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ここには、”もなか”さんが2000年と2001年に撮影された長野電鉄で活躍する元営団地下鉄3000系の写真を展示しています。尚、長野電鉄では改番され3500系・3600系となっています。

2001年4月1日時点で2両編成の3500系が14編成、3両編成の3600系が3編成在籍しています。
第二の活躍場
第二の活躍場
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●あとがき●

このイベントの参加は知人に応募するので私の名前を使って良いかという電話を貰った事が始まりです。興味があったのでOKしたところ私の方が抽選にあたるという良くある展開に・・。更に当日は、間違えて会場と反対側の駅出口に出たり、待ち合わせ場所に知人が約束の時間にいない等これまたお約束の展開が待っていました(;^_^A。ようやく会場に着き入口に進むことに・・・。当選葉書を持っていないで入場を断られる人を見つつ無事に会場入りをし、一安心。もう、後は、発車までひたすら3000系を撮りまくっていました。その間に花束贈呈などの記念式典が進み、いよいよ出発へ・・・。営団の方や鉄道ファンに見送られ霞ヶ関へ向かう車内は、カメラやビデオを片手に行ったり来たりと慌ただしい招待客や営団の関係者で賑わっていました。また、この列車は霞ヶ関の待避線までノンストップであったため駅を通過するたびにホームの人たちが驚いている様を数多く見ることが出来ました。そして、霞ヶ関を過ぎて待避線に入線し数分停車した後、千住車両基地へ・・・。車両基地に戻る途中の車内放送で中吊り広告を持っていって良いとの放送があり、慌てて確保。このとき偶然立ってこれを読んでいたのが幸運でした。もし、座っていたらまず確保することは無理で上の説明文も書くことが出来ませんでした。車両基地に戻って3000系の車両部品を2つ購入(制限のため)し、車両をまた撮影しまくって会場を後にしました。

●余談●

400人に人数を限定したのは銀座線の1000系(だったかな?)の引退記念イベントの時に大勢の人が来て会場が混乱したからではと思っています。ちなみこのとき私はカメラを持っていかずに後悔しました(初めてでどんなものか分からなかったので)。今は記憶の中でしかこの時の光景はありません。雨で見学が大変だったなあ。うーん、不安定な記録(-_-;)

●謝辞●

もなかさん、長野電鉄で活躍する3000系の写真を提供してくださりありがとうございます。