考古学のおやつ おやつコラム ほえづらコラム
「ほえづら」画像2−©おがみ大五郎氏

ほえづら

−1998年7月
[6月|8月|編年表]
31/Jul/1998(Fri)

口寂しい

しばらく外出して,帰宅してみると,なぜかコーヒーメーカーが壊れていました。
PCのスイッチを入れない日はあっても(そういう日もあるんですよ。ホントに),
これのスイッチを入れない日はなかっただけに,ショックです。

スイッチが入ったことを意味するランプがつくだけで,何も起きないという状況です。
どこかの接触が悪いのかも。でも,機械を分解する元気も出ません。

その前の機械は6年近く使いました。この機械も5年くらい(合わせて11年4ヶ月ということは確実)。
ほとんど毎日使っていることを考えると,よく働いてくれたものです。

先代が壊れたときは,すぐに買い換えたのですが,今回はなぜか迷っています。
かといって,壊れた2代目を直そうとするわけでもなく,
「あ〜ぁ。困ったなぁ・・・。」
我ながら,どうしたんだろう。


22/Jul/1998(Wed)

さぼっていて2週間たってしまいました。(^^;ゞ
1週間前から書こうと思っていたネタです。

諸橋大漢和

辞書を読む

考古学徒のためのe漢字」を設置して3週間が過ぎました。
だいたい先週までで,私の思いつく字は出尽くしたようです。
大急ぎで設置したページなので,整理が行き届いていないのですが,
拙速を重んじておりますので(言い訳),ご了承ください。m(_ _)m

最初,必要な漢字は実際に「諸橋大漢和」(写真)で引いてました。
その後「Play eKanji」を利用するようになり,検索効率は改善されたのですが,
実は,重い重い「諸橋大漢和」を引くのは,けっこうな楽しみでした。
原稿の締切が迫っているのに,夢中になってました。(^^;ゞ

知らない文字が延々並んでいる様は壮観。
時々知っている字が混じっている(まさに,たまに混じっているだけ)と,妙に新鮮です。
知らない字の,わけのわからない語釈と,これまたチンプンカンプンの用例,こたえられない楽しさです。

こんなことを書くと,「あんなに辞書を引いてるんだから,ホントは意味がわかってるんだろう」とか,
「“わからない”のが楽しいわけないじゃないか」と言う人がいるかも知れません。
でも,わかるから○,わからないから×,ではなくて,
わからなくても,わからないからこそ,おもしろいものだってあります。
「わかる」ってそんなに重要なことですか。

わからないから拒絶する,あるいは,わかってもらえないだろうから控えておく,ではなく,
わからないけど,楽しんじゃえという感覚でいい。
こどもはそうやって遊んでるでしょ。

上に,私は「『諸橋大漢和』で引いてました」と書きましたが,ホントは引いてもおもしろくありません。
表題のように,無目的に読んだ方が,辞書ははるかにおもしろい。

宿題とかのためにしぶしぶ辞書を引いて,すっかり辞書が嫌いになった方も,
これからは読み物として読んでみられては?
考古学徒のためのe漢字」も,解説を何となく読んで楽しめるページにしたいと思っています。
和製漢字の辞典」も,「俗字の辞典」も,お勧めです。


8/Jul/1998(Wed)

ついに,文字どおり自分がほえづらをかいたネタが出てきました。
しかし,あまりにしゃれにならない内容なので,ほおづえをご参照ください。m(_ _)m

左は,以前「ほえづら」用に作りながら「お蔵入り」となっていた画像です。


2/Jul/1998(Thu)

新装開店

ほおづえと並んでほえづらのファイルも10000バイトを越えたので,月替わりで分割しました。
これにともない,今月からページの色調をほおづえと同じにしました。

締切後

南河内考古学研究所・2番待合室より)
白井 > 昨日までで,原稿を一つ提出して,昨夜から上機嫌です。<私 (7/02 00:52)
白井 > 最後のころは,原稿よりほかのことに熱中してましたが。 (7/02 00:53)
白井 > 周囲は,私が夜遅くまで考古学辞典やら諸橋大漢和を引き比べているので,熱心に勉強してると思っていたようですが。 (7/02 00:54)
白井 > この3週間で「おやつ」のために書いた文章の方が,数ヶ月かけて書いた昨日締切の原稿より分量多いなぁ。(アホと呼んでください) (7/02 00:55)
おがみ > 勉強熱心ですね(^^ (7/02 00:55)
おがみ > ふふふ..ひとり,アリ地獄にひきずりこんだ...っと。φ(..) (7/02 00:56)
おがみ > 私と全く同じ様な...アブナイ兆候です (7/02 00:57)
白井 > ははは。<アリ地獄 (7/02 00:57)
白井 > そんなときに小山田さんから「研究の方は・・・」とか書き込まれちゃって,「(^^;ゞ」でした。 (7/02 00:57)
白井 > 小山田さんの文を,以前1度だけ引用したことあるんで,よけい恐縮。 (7/02 00:58)

何を書いても

ちょっと前から気づいていたことですが,
私は何の文章を書いても400字詰め40枚くらいにまとまってしまう傾向があります。
長所ともいえますが,短所ともいえます。
今回も,50枚くらいになりそうだったのですが,1章省略したら,ちょうど40枚くらいになってました。

今のところ,私が書いたもっとも長い文章は卒論です。唯一100枚を越えています。
今にして思うと,よくあんな長い文章(ほかに取り柄はない)を書けたと思います。


1/Jul/1998(Thu)

締切前

昨日,締切ぎりぎりで,一つ原稿を提出しました。
文章を書くのがあまり苦にならないとはいえ,いつまでたっても,完成直前はつらいものです。

2週間ほど前,図がほとんど完成して,「これは楽々で間に合う」と思ったのが運の尽き。
いきなり夏風邪をひいてしまい,進まなくなりました。
しかも,諸事情があったとはいえ,この「考古学のおやつ」を準備もないまま開設し,
日替わりの「発見」(日替わりの部分は,事情でその後削除)やら,それが終わったところで「考古学徒のためのe漢字」の設置やら,
ほかのことに気を取られてしまいました。

「考古学徒のためのe漢字」を作成・更新していたこの数日,
毎日夜遅くまで考古学辞典やら諸橋大漢和を引き比べている私を見て,
熱心に勉強してると周囲は思っていたようです。(^^;ゞ

そうこうしているとき,「おもいつきボード」に小山田宏一さんの書き込みがありました。
(小山田さん,ありがとうございましたm(_ _)m)

小山田宏一
植田の友達の小山田です。漢字の一覧を興味深く拝見いたしました。
ひろく使えることを希望いたします。
ところでご研究はいかがですか。
(中略)
(29 Jun 1998 13:01:54)

締切前にほかのことに気を取られているところへ,ところでご研究はいかがですか。と厳しい指摘。
しかもこの書き込みは私の締切の前日でした。目が覚めたかも・・・。
余談ですが,私は以前,小山田さんの文章を引用したことがありました。
ちょっと失礼な引き方だったかも知れません(突然反省している)。


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