栗本薫の新刊情報!(未確認情報も含む)
真・天狼星
ゾディアック1
1998年1月20日発売(発売中)
書下ろし
講談社。四六版ソフトカバー。伊集院大介のシリーズ内シリーズ「天狼星」の、Part 5。本の数でゆうなら6冊目。いくぜ、やったるぜなのか栗本さん、グイン・サーガが4ヶ月連続発売と来れば、こちらはどーんと 6ヶ月連続発売! 本当なのか! マジかよ、おい。
謎の犯罪集団『ビック・アップル・ヴァンパイア』と『ゾディアック・カード』事件、殺人鬼『刃根一太郎』にマスターとして慕われ、光と闇の狭間に揺れる若きミュージカルスター『竜崎晶』、彼を見守る怪盗『シリウス』と、そしてもちろん世紀の天才探偵『伊集院大介』。この複雑にからまりあう人物たちが生み出す物語とは!?
それより先に本当に6ヶ月連続で発売されるのかということが問題になるのですが、先日行われた《天狼まつり》にて、3日のトークでは中島梓さん自らが「来年一月から6カ月連続で刊行」とのみおっしゃっていたとのことです。
ところでシリーズの順番はご存知ですよね? 「天狼星」「天狼星2」
「蝶の墓 天狼星3」
「新・天狼星 ヴァンパイア 恐怖の章」
「新・天狼星 ヴァンパイア 異形の章」
――という具合に続いてるんですよ。
発売日が天狼友の会会報に出ていたようです(1998/01/13(Tue) 00:50:04)。
6月まで、6ヶ月連続で毎月20日頃発売予定です(1998/01/17(Sat) 01:00:52)。
虎ノ門書房でGet報告あり(1998/01/20(Tue) 13:26:53)。
グイン・サーガ59
覇王の道
1998年1月23日(発売中)
書下ろし
ハヤカワ文庫JA。下旬というのは、たぶん年末年始のおやすみの影響という出版社の都合でしょうね。
なお2月はおやすみとなっていますが、その後も順調に刊行されるそうです。
真・天狼星
ゾディアック2
1998年2月20日発売(発売中)
書下ろし
伊集院大介のシリーズ内シリーズ「天狼星」のPart5、その第二弾。本の数でゆうなら7冊目。
6月まで、6ヶ月連続で毎月20日頃発売予定です。
「鬼火ヶ淵」を観劇にいった栗本薫MLのメンバーさんが、栗本さんにゾディアックの進行具合を尋ねたところ、
「もう少しで(6冊)全部書き上がる」とおっしゃられたそうです(1998/01/25(Sun) 02:06:35)。
講談社のページで、表紙&あらすじが確認できます。
グイン・サーガ外伝13
鬼面の塔
1998年3月11日(発売中)
書下ろし
どんどん出るなぁ……まるで伊集院大介みたいなタイトルですが(^^;
マリウスくんは助けたぞ!ということでお次はシルヴィアを助けに鬼面の塔へ。
真・天狼星
ゾディアック3
1998年3月22日発売(発売中)
書下ろし
伊集院大介のシリーズ内シリーズ「天狼星」のPart5、その第三弾。本の数でゆうなら8冊目。6月まで、6ヶ月連続で毎月22日頃発売予定です。
しかしゾディアック・カードってルールが複雑ですね。いま、巷じゃトレーディング・カードなんてものがあったりしますが、これにはスペシャルカードと呼ばれるひときわ値段の高いものがあるんですけど、別に並べ方がどうこうとかいう複雑なものはありませんし……でも、友人が何人か、集めるのにハマってたりするから恐い(^^;;
今回の表紙はこちら。今回はアトムくんがゾディアックのライブに潜入だ!
今回もまた、虎ノ門書房にてGet報告あり(1998/03/20(Fri) 23:13:14)。
一部書店ではすでに品切れ発生。現在、講談社にも在庫はありません。返品待ちのようです(1998/03/27(Fri) 02:56:37)。
いとしのリリー
1998年3月下旬(発売中)
文庫化
角川文庫。角川書店より発行の同タイトル作品の文庫化。中島梓演出のミュージカル「いとしのリリー」のノベライズ作品。
幼なじみで大人になったいまもかわらない親友の二人、ケンとジョー。しかしジョーには、幼い頃母親をなくしたショックから生まれたリリーという女性の第二の人格があった。自分にもうひとつの人格があることを知らないジョー。それはリリーの誕生を目のあたりにし、生まれたばかりのリリーの面倒を見ながらリリーに恋したケンにとって、どうしてもジョーには伝えられないことだったのだ。成人し、ジョーは医者となったが、夜になるとそのジョーに変わってリリーが目を覚ます。毎日決まった時間にリリーを迎えに行くケン。二人はともにパブで歌をうたい、翌朝までをひとつの部屋ですごすのだ……どこにゆくあてもない二人だけの生活。そんな日々に、ある時ついに変化が訪れた。
栗本さんの文庫版あとがきつき!
夢幻戦記2
総司地獄変(下)
1998年3月30日(発売中)
書下ろし
ハルキノベルスより発売されている好評シリーズ第二弾。意外とお早いお目見えで、ファンを嬉しがらせてくれます。前作発売以来、やたらと新撰組ものを読み込んでしまったりしたゆがんだ月ですが、さてこのシリーズ今後はいったいどんな風な展開をみせるのでしょうか。
グイン・サーガ60
ガルムの報酬
1998年4月11日(発売中)
書下ろし
月刊グイン・サーガ第二弾!であります……て、何か違うな。それはまあ、いいとして。この報酬とは、いったい何なのでしょう。ガルムはおそらくアリストートスのことでしょうから、その彼の受け取る報酬といえば、19巻でイシュトヴァーンと約束をかわした、ゴーラの帝冠をアリ自身の手からイシュトヴァーンに授けるというものですが……
59巻にてアリ抹殺の方策をヴァレリウスに示唆されたイシュトヴァーン。ついにとうとう、アリストートスの最期か?
東京ではすでに発売! めっちゃフライング(^^;(1998/04/09(Thu) 23:24:37)
仮面舞踏会
1998年4月15日(発売中)
文庫化
講談社文庫。
もとは、単行本「仮面舞踏会 -伊集院大介の帰還」で、後に同タイトルでノベルス化された作品。コンピュータネットワーク上で発生した殺人事件を伊集院大介が鮮やかに解き明かす。3代目の現ワトソン役アトムくんこと滝沢稔が活躍する。
太田忠志さんの解説つき。ノベルス版のあとがきはなくなって、単行本収録のものだけになってしまいました。
真・天狼星
ゾディアック4
1998年4月22日(発売中)
書下ろし
伊集院大介のシリーズ内シリーズ「天狼星」のPart5、その第四弾。本の数でゆうなら9冊目。6月まで、6ヶ月連続で毎月22日頃発売予定です。といいつつ、これまで毎月20日には出ているようです
講談社のページで、表紙を確認だ!
怒りをこめてふりかえれ
1998年5月(発売中)
ノベルス化
初出は講談社より単行本で発売されています。猫目石から8年後の栗本薫くんを描いた作品。麻衣子を失った薫くんがその後どう生きてきたがよくわかります。
紫音と綺羅(上)
1998年5月15日(発売中)
文庫化
光風社出版から新創刊される、クリスタル文庫第一弾。
栗本薫がJUNE誌上で「小説道場」門弟らと繰り広げた連載リレー小説、待望の文庫化(初出、単行本、光風社出版)。
あとがきは書下ろしで2ページちょっと。
真・天狼星
ゾディアック5
1998年5月22日(発売中)
書下ろし
伊集院大介のシリーズ内シリーズ「天狼星」のPart5、その第五弾。本の数でゆうなら10冊目。6月まで、6ヶ月連続で毎月22日頃発売予定です。といいつつ、これまで毎月20日には出ているようです。
これまで4冊は1巻あたり400枚でしたが、この巻は500枚となったようです。
毎度おなじみ講談社のページで表紙、梗概を確認(1998/05/19(Tue) 02:24:23)
秋葉原の書泉ブックマートでのGet報告あり(1998/05/20(Wed) 19:44:16)
グイン・サーガ外伝14
夢魔の四つの扉
1998年6月11日(発売中)
書下ろし
鬼面の塔に乗り込んだグインは、はたしてシルヴィアを救うことができるのか?
そして終わりそうにもないこの探索行は、本当にどこまでものびてゆくのか?
真・天狼星
ゾディアック6
1998年6月22日(発売中)
書下ろし
伊集院大介のシリーズ内シリーズ「天狼星」のPart5、ついに最終巻。本の数でゆうなら11冊目となります。ラストスパート600枚。はたして物語に決着はつくのでしょうか?
いつもの通り、講談社のページで確認だ!
池袋西武地下一階リブロブックスにてGet報告あり(6月19日正午)
魔獣の来る夜
1998年6月発売予定
単行本化
以前話題になってた栗本さんのローラカイザーのパロディ小説が商業誌化されるようです。
#ローラカイザーとは高河ゆんさんのマンガで秋田書店から出てます。
#すでに完結。
これは、栗本さんとゆんさんが「マンガ情報誌 ぱふ別冊高河ゆん特集号」で対談した折に気があい、ローラカイザーのファンであった栗本さんがそのパロディを書いたのをゆんさんに提供してゆんさんが同人誌を出したというものだったそうです。その話にさらにゆんさんが大量に絵を描き下ろして絵本のような形態で本を出す模様です。8月出版予定で、出版社はあんず堂(やおい系の本を出版しているところのようです)、定価は1500円。広告をきちんと見てみたい人は、勇気をもって(^^;;;、本屋の例のコーナーに立ち寄りましょう。マイナーな出版社なので見つかりにくいかと思いますが、ノベルス版の今月の新刊の帯の裏表紙側に載っているそうです。
――と思っていたらこのような情報が。(8/30/1997)
時期 :97年11月
概要 :高河ゆん(画) 栗本薫(文) 四六版変形(ポケットサイズ)
豪華カラー絵本 全20点書き下ろし
定価 :1,500円(税別)
発行元:角川書店
――発売がどんどんのびますねぇ。あんず堂は必ず出すといっているようですが……
レクイエム・イン・ブルー3
黒の間奏
1998年6月26日(発売中)
書下ろし
さて、前回ラストにものものしく登場したおじさんはいったいどんな活躍を見せるのか?
……たしかにそうではあるけれど、内容と雰囲気があわないですね(^^;
グイン・サーガ61
赤い激流
1998年7月10日(発売中)
書下ろし
さあて、まだまだイシュトヴァーンの話がずるずると続くのか、それとも一転まるで違った視点からの物語となるのか?
と、思ってたら、どうやらイシュトヴァーンっぽいですね。当然といえば当然ですか(^^;
紫音と綺羅(下)
1998年7月(発売中)
文庫化
栗本薫がJUNE誌上で「小説道場」門弟らと繰り広げた連載リレー小説、待望の文庫化(初出、単行本、光風社出版)。
夢幻戦記3
総司斬月剣(上)
1998年8月17日(発売中)
書下ろし
おしゃべりの土方さんは、やはりこの巻でも喋り倒すのか? そして総司を奪い合って、山南さんと火花をちらしあうのか。そして総司はやっぱりおとなしくそれを見ているだけか……そろそろ少しは派手なことが起きるだろうと勝手に期待!
7月発売のダヴィンチによると、7月末に発売される模様。しかし天狼プロダクションによると8月発売とのことだが、はたして?
やはり8月発売の模様です。
と、思ったらお昼に紀伊國屋ブックWebに掲載されていることが判明。池袋の新栄堂などでGet報告あり。なんやねん、これ(^^;(1998/07/29(Wed) 23:14:48)
魔境遊撃隊 第一部
1998年8月15日(発売中)
再・文庫化
ハルキ文庫から懐かしの魔境遊撃隊が再刊行。小説家の栗本薫くんは、親友の石森信にていよくだまされて、謎多き少年、印南薫とともに南太平洋の小島セント・ジョゼフ島に向かうことに……そこで待っていたものは!!?
魔境遊撃隊 第二部
1998年8月15日(発売中)
再・文庫化
ハルキ文庫から懐かしの魔境遊撃隊が再刊行。小説家栗本薫くんと印南薫少年は、セント・ジョゼフ島で海にのみこまれ、地下にひそんでいた別世界へといざなわれる。……だっけ? 何か違うような。
レクイエム・イン・ブルー4
紅の終章
1998年8月28日(発売中)
書下ろし
とうとう完結となってしまいました、レクイエム・イン・ブルー。あのこみいった人間模様からいったいどういった結末をみせるのか、要注目です。
グイン・サーガ外伝15
ホータン最後の戦い
1998年9月上旬(発売中)
書下ろし
さあて、いよいよ今回のグイン外伝行にも決着がつくのか! シルヴィアを追い求めてキタイを出るところで終わっちゃうのか、グラチウスの運命は?
僕は、「ホータンで行なわれる最後の戦い」という意味だと思うのですが>セイさん
ところが、正伝61巻「あとがき」にて、ついにこの巻でグインの今回の外伝行が完結することが判明。グインは本当にシルヴィアを救出できるのか!?
夢幻戦記4
総司斬月剣(下)
1998年9月下旬(発売中)
書下ろし
「夢幻戦記」はやくも4巻め。ということで、ホントに早いですねえ。走ってるなあ。同時
に書いたのでしょうか。どうりで前作で斎藤が何の活躍もみせないわけだ……かな?
グイン・サーガ62
ユラニア最後の日
1998年10月9日(発売中)
書下ろし
とうとうユラニアもおしまいのようです。イシュトヴァーンのゴーラ国王の夢もすぐ間近か!?
エーリアン殺人事件
1998年10月15日(発売中)
再文庫化
ハルキ文庫より。抱腹絶倒のドタバタギャグコメディー……ということでいいのかな? 今の魔夜峰央等が好きな人におすすめ。
解説、今岡清。
タナトスの子供たち――過剰適応の生態学
1998年10月22日(発売中)
書下ろし(単行本化?)
筑摩書房より、中島梓名義。Niftyのパティオで連載され、出るかも出るかもと噂だった中島梓さんのやおい評論本が加筆されついに完成。タイトルがいまだ明らかにされないのがとっても残念。出版社は不明。時期も不明。何もかも不明。けれども、評論集は実にひさびさなので、特別に情報をここに書いてしまうのです。
タイトルも、出版社も、発売時期も明らかになり、あとはただ待つのみ。前作「夢見る頃をすぎても」以来の評論作品。(1998/07/18(Sat) 09:36:14)
なんと800枚もある大作であることが判明。8月売りの小JUNEで中島梓×吉田秋生ゴールデンコンビの対談が掲載されています。もちろんこの本のお話。
美少年学入門
1998年10月22日(発売中)
文庫化
筑摩書房より、中島梓名義。JUNEに連載された、「美少年とは?」を究極まで考察した中島梓最重要評論(ホントか?)。しかし、あまりに懐かしすぎるとの声が大きいかもしれない。いったい何年前の本なのでしょう……やおいの評論、「タナトスの子供たち」とあわせてどうぞ。他、美中年学入門など掲載。
増補新版ということで、集英社文庫で割愛された対談などが復活、表紙も新書館のと一緒。まえがきと巻末の「反少年派宣言★」は現在の中島さんの書き下ろし、ということのようです。
魔女のソナタ
1998年11月(発売中)
文庫化
夢幻戦記5
総司夢幻行(上)
1998年11月30日(発売中)
書下ろし
「夢幻戦記」はやくも5巻め。
新宿紀伊國屋など(1998/11/30(Mon) 20:04:29)
グイン・サーガ63
時の潮
1998年1月13日、もしくは21日
書下ろし
次なる舞台はどこになるのか?
とかいってたら、おお。草原だ、草原にかえってきた。スカールの登場だ。
グイン・サーガ64
ゴーラの僭王
1999年2月
書下ろし
ついに登場。イシュトヴァーンがゴーラの王位に。
なるのはいいけれど、部下が全然いないような。ユラニアで求人広告を出すのか、イシュトヴァーン。それともクムの丸ごと抱きかかえか!?
新・天狼星
ヴァンパイア
恐怖の章
1999年2月
ノベルス化
新・天狼星
ヴァンパイア
異形の章
1999年3月
ノベルス化
グイン・サーガ65
鷹とイリス
1999年4月
書下ろし
ナリスの命を受けてスカール篭絡にむかったリギアの成果はいかに? 眠れる草原の鷹はついに動くのか。「鷹」はスカールを、「イリス」はナリスを表わしたタイトルだそうです。
栗本薫、今後の発売予定
情報なし。
最近の栗本さん
天狼プロダクション・出版部
が来年2月を目処に設立されるもようです。普及版の「花陽炎」(栗本薫名義の和歌集。ずいぶん昔に自費出版されたもので、「六道ヶ辻」はこれを元イメージとしてうまれた)を皮切りに、未発表の作品が今後順次出版される予定です。
「私なんてそんなもの1万枚くらいある、未発表の小説なんか。今、全然発表しないやつが五千枚を超えたとこよ」「請われれば(発表を:ゆがんだ月註)してもいいなと思うけど、別にされないからいいやと思う。でも、もうそれで6000枚以上あるし。最近のこの2年間だけで。そろそろなんか少し出そうかと思ってるとこなんだけど」(小説JUNE No.100 20周年トーク1 中島梓&吉田秋生より)
――ということですから、何が控えているかわからないぞ(^^;
集英社文庫の「恋愛ベスト30」フェア、「人気作家が描く恋愛小説」の中に栗本薫選「いま、危険な愛に目覚めて」
恋愛か、あれ(^^;
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