森に帰ったしな乃

                               






                                                                       





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2004年12月31日(金) 年末、タイ バンコックの旅
  

 12月26日〜31日の6日間、妻とタイのバンコックに旅行しました。この日、現地ではスマトラ沖地震が発生しました。
 幸いにして、旅には影響なかったものの、運命というものを感じながらの旅行になりました。市内の寺院や、アユタヤの王宮遺跡などを見学しました。写真右は菩提樹の花です。


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2004年12月16日(木) 韓国 慶州・大邱ひとり旅

 定年という一区切りがつき、気ままなひとり旅がし たいと考えていました。
 12月14日〜16日、韓国の南部の歴史の町、また全部が世界遺産に登録されている慶州と大邱に行ってきました。古代日本との結びつきも強く、秀吉の朝鮮戦役の遺跡も残されています。
 お寺廻りが中心でしたが、市場見物なども楽しみ、充実の3日間でした。


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2004年12月10日(金) 旧居宅が更地に

 現在の地に移ったため、旧居宅は、この11月、人手に渡りました。とは言え、28年も暮らしたところです。時々遠回りして見に行っていましたが、12月10日、すでに古屋は取り壊され、更地になっていました。
 娘が生まれ、そして9年間育った所です。思いでの家がなくなってしまったことに、万感の淋しさを感じます。


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2004年12月 2日(木) 職安に通う日々

 定年後の退屈な毎日が始まりました。12月2日、ハローワーク八王子で雇用保険の説明会に出てきました。
 いわゆる失業保険をもらう目的ですが、若い人たちや、中年期に達した人たちが真剣に職探ししている姿をみると、雇用情勢の厳しさを知るとともに、良い条件の仕事があれば、もう一度チャレンジしても良いような気分にさせられます。


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2004年11月15日(月) サラリーマン最後の日、定年を迎えました

 11月15日、30有余年勤めてきた会社を定年退職しました。肺ガンという病に冒され、ゴール寸前に倒れてしまいましたが、なんとか定年にまでたどり着きました。
 15日は会社主催の定年式に招かれ、職場の仲間たちと別れの言葉を交わしてきました。明日からは、完璧な老後生活です。淋しさがヒシヒシと感じられます。


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2004年10月17日(日) 遺族の会、秋の全国大会開かれる
   二木雄策先生

 全国交通事故遺族の会、秋の全国大会が、10月17日、東京のTCATで開かれました。
 山形県から宮崎県まで、およそ140名が参加して、盛り上がりを見せました。午前中の講演会は、二木雄策先生の「定期払い損害賠償金」についてで、会員の高い関心を引きました。
 午後は8つのグループに分かれての分科会で、熱心な討議が行われました。なお、前日の16日は、恒例の街頭宣伝活動が、上野広小路で行われ、約25名の参加者で、事故防止を訴えました。


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2004年 8月21日(土) 肺ガンの手術から生還
 もう何年も前から分かっていましたが、ここに来て急速に肺ガンが大きくなったため、8月5日、国立がんセンターに入院し、治療を終えて21日、16日ぶりに自宅に戻って来ました。
手術は、8月9日、右肺の一部を切除しました。手術はうまくいったのですが、3日ほどで塞がる肺の断面が塞がらず、管を抜くのが18日にずれてしまいました。
  まだ傷口や、内部に痛みがありますし、肺が小さくなったぶん、激しい運動には影響があるでしょうが、日常の生活には、影響ありません。これから気長に養生していきます。


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2004年 8月 4日(水) 月下美人 咲く

  8月4日午後8時、サボテンの仲間の「月下美人」の花が咲きました。この花は、前に住んでいた所のご近所の、Oさんから苗をいただいたもので、亡くなったOさんの奥さんの形見でもあります。
 1年以上大切に育てた結果、ようやくひとつの花をつけてくれました。この夜、淡い黄色と芳醇な香りに、我が家が包まれました。そして午前1時、花は閉じ始めました。はかない人生のように。


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2004年 7月31日(土) ロンドン〜パリ、8日間の旅
   ミロのビーナス

 7月24日から31日までの8日間、妻とロンドン・パリを旅行しました。勤務先から、定年を前に与えられた「ご苦労さん休暇」で、自分の足で行動する、気ままな自由旅行です。
 ロンドンからパリへは、ドーバー海峡をくぐるあこがれのユーロスターで移動しました。
 ロンドンでは「オペラ座の怪人」を観劇。博物館や美術館が中心になりましたが、毎朝のケンジントン公園散歩、パリでは、ブローニュの森を散策しました。


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2004年 7月17日(土) ふる里で、還暦を祝う会 に出席

 7月17日(土)、中学時代の同窓会、「還暦を祝う会」が伊那谷のふる里で開かれました。一学年200人(物故者19名を含む)の卒業生のうち、半分の90余名が小さな町に集まりました。
 70台半ばに達した恩師もみんなお元気。60歳相応の顔になった仲間たちと再会を喜び合いました。中には卒業以来45年ぶりの人も・・。場所を変えての2次会では、夜の更けるのも忘れての大フィーバー。うれしく楽しい一日でした。


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2004年 7月11日(日) 東京で、遺族の会拡大理事会が開催されました

 連日真夏日が続きますが、まだまだ梅雨は終わっていない7月11日(日)、 東京事務所で 遺族の会拡大理事会が開催されました。
 北は山形から、西は山口まで、全国5つの地方組織から、7人の責任者が集まり、共通の関心事や課題への取り組みについて話し合いました。今回は食事を共にしたため、親交はいっそう深まったものと思われます。


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2004年 6月27日(日) バーベキューパーティーで盛り上がり

 7月27日(日)、遺族の会の会員9人が我が家を訪れ、盛大にバーベキューパーティーを開きました。
 梅雨の合間の曇り空でしたが、かえって暑くもなく、デッキでの食事には打って付けです。会員歴も永い、いずれも気心の知れた仲間たちとの歓談に、しばし時の経つのも忘れました。庭で採れた、ナスやキュウリ・ミニトマトも好評でした。


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2004年 6月 2日(水) 脳死臓器移植で、テレビ東京に出演
  

 6月2日(水)PM5時から、テレビ東京のニュース番組の中で、特集シリーズ 「アイ移植」に出演しました。
 これは5月30日(土)に、自宅で取材を受けたもので、ドナー側を代表して、子供の脳死体験者として、脳死移植法の改正に反対する意見を陳べました。人の死を前提にした医療行為には、これからも毅然として「NO」と言い続けたいとおもいます。


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2004年 5月23日(日) 遺族の会、定期総会が開催されました
   分科会風景

 5月23日、東京中央区のT-CATで、全国交通事故遺族の会03年度定期総会が開かれました。会場には、およそ140名の参加者がビッシリで、息苦しいほど。
 昨年年度の事業・会計報告と今年の事業計画が提案されました。今年はとくに「車載監視カメラの普及」に力を入れていくことが決定しました。
 このあと「脳死・臓器移植」法の改正について井手政子さんから、また井上保孝・郁美さんから、「私たちの民事訴訟」と題する講演がありました。


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2004年 5月4日(火) GWは真鶴・湯河原へ小旅行

 7連休となったゴールデンウィークの5月2〜4日、急遽思い立って、妻と小旅行に出かけました。
 宿泊は真鶴のプチホテル、湯河原の日帰り温泉に行ったり、真鶴半島を散歩したり、休養と補給のノンビリ3日間を過ごしました。
 GWに出かけるなんて、思い出せないくらい久しぶりです。ホテルの窓からは、しな乃を連れて行った初島が見えました。


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2004年 4月17日(土) 江戸東京博物館 新選組展に行ってきました

 私の住む、東京都下の日野市は、今いたるところに「新選組」の旗が立っています。日野は土方歳蔵が生まれ育った地だからです。
 4月17日江戸博物館に新選組展を見に行ってきました。新選組の遺物は、ミニ博物館や個人所有が多く、それらを一堂に集めての迫力がありました。でも入場料1100円は高かったぁ。


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2004年 4月17日(土) 宮崎県後藤さんの、文部科学省陳情に同行

 宮崎県延岡市の、後藤さん一家が上京され、民主党 細川律夫衆議院議員と文科省の原田義昭副大臣を訪ね、交通事故と学校教育の問題について陳情しました。
 後藤さんのご子息の命を輪禍で奪った、同県公立学校の教師、その教師の誠意の無さ、法廷での虚偽証言、それを庇う学校や県教育委員会の体質など、命を大切さを教える教育者として相応しくないことを訴えました。
 さらにこうした体制を管理する文科省の役割と指導について、強く改善を求めました。


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2004年 4月 7日(水) 交通事故問題を考える国会議員の会(事故議連)に出席

 4月7日(水)12:30〜13:30、衆議院会館第一会議室において、事故議連の総会が開かれました。
 選挙があったため、新たなメンバーの加入もあり、議連の総数は78名にものぼるそうです。
 逢沢座長の挨拶の後、最近の遺族の会の活動について報告しました。危険運転致死傷罪の見直し、車載監視カメラの普及と運転免許証のICカード化を要望しました。車載監視カメラについては、殊の外メンバーの関心が深く、次回はテーマの中心に据えて議連を開くとのことです。


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2004年 3月28日(日) 故斎藤るい子さんを追悼して、上野公園でビラ撒き

 絶好の行楽日和の3月28日(日)、事故防止WGの座長だった斎藤るい子さんを偲んで、事故防止の街頭宣伝活動を行いました。
 場所はお花見で浮かれる上野公園。道行くたくさんの人たちに、遺族の願いを訴えました。
 25名の会員が応援してくれ、用意した1000枚のチラシは、たった30分で配りきってしまいました。


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2004年 3月16日(火) またまた、台湾旅行に行ってきました
   淡水で

 はっきり言って、このところ台湾にはまっています。3月13日(土)〜16日(火)の4日間、妻と台北(3度目)に旅行しました。
 飛行機は全日空、ホテルはシェラトンと一流。でも値段は格安の、貧乏旅行です。京劇を観劇し、また改装前の故宮博物館を堪能しました。日曜は台北の行楽地の「淡水」まで地下鉄を使って遠征し、美味しい貝料理を食べてきました。お土産は、垂涎の台北製中華包丁です。


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2004年 2月29日(日) 遺族の会、三重伊勢志摩懇親旅行に参加
   手こね寿司

 2月28日(土)〜29日(日)、全国交通事故遺族の会の三重伊勢志摩懇親旅行会に行ってきました。
 妻との参加は久しぶりです。28日は、個別行動ということで、松坂で下車、本居宣長の生家や記念館を訪問、松阪牛の「牛丼」を堪能、鳥羽では二見浦を散策しました。
 ホテルアルティア鳥羽に集合、参加者は井手会長はじめ32名でした。温泉と懇親会で夜の更けるのも忘れました。翌29日は、三重県の会員の案内で伊勢神宮へ。
 美味しい手コネ寿司の昼食後、現地解散。楽しく美味しい2日間でした。


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2004年 2月24日(火) 一年ぶりの自賠責懇談会
 2月24日、国土交通省で第13回「自賠責保険のあり方に係わる懇談会」が開かれ、委員である井手会長のお供ということで参加してきました。
 自賠責法の改正後に新設された「紛争処理センター」の活用状況報告と、独立行政法人「自動車事故対策機構」の中期計画が主なテーマでした。
 自賠責保険の運営が民営化されて以来、役所の関心も多少薄れているように感じられます。
 紛争処理は、申請性のため、どうしても死亡者の遺族からの申し出は少ないように感じられます。


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2004年 1月31日(金) 同志、斎藤るい子さんの若すぎる死
 全国交通事故遺族の会会員の斎藤るい子さんが、1月28日(水)午後9時52分、東京の順天堂大学病院で亡くなりました。
 斎藤さんは昨年4月に入院し、検査の結果「膠原病」と診断されました。以来、人工透析・成分輸血などの治療を受けて来ました。昨年8月の底を脱してからは徐々に回復し、10月には弱った足腰のリハビリや歩行訓練まで行うようになりました。しかし年末から再び症状が悪化し、ついに帰らぬ人となってしまいました。
 斎藤さんは、ご主人を交通事故で亡くされて入会。2期目の理事を務めるかたわら、「事故防止ワーキング」の座長として、事故防止に向けすぐれたリーダーシップを発揮されました。
 また、伴侶を亡くした会員グループ「絆(きずな)」のサブリーダーとしても活躍して来ました。男勝りの気っ風のよさと明るい性格に、多くの人が勇気づけられました。遺族の会にとっても、斎藤さんの死は、かつて味わったことがない、大きなダメージです。
 斎藤さんの葬儀は、ご主人と同じイトウピアマンション東大島集会室で、1月31日しめやかに行われました。


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2004年 1月25日(日) 「見つめよう いのち・心 展」に出展

 1月23日(金)〜25日(日)パルテノン多摩ギャラリーにおいて、「見つめよう いのち・心展」が開かれました。
 全国交通事故遺族の会は、その中に専用ブースをいただいて、パネルや出版物を展示して、交通事故被害者の救済運動への取り組みを発表しました。
 この展示会は、会員でもある多摩市の岩崎さんを中心に、様々な犯罪やアクシデントで失われた被害者の命の大切さを訴えたものです。たくさんの見学者に、深い感銘を与えました。


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2004年 1月22日(木) 母 照子逝く
 母 照子が、1月20日夜、長野県飯田市の健生会病院で、肺ガンのため死去しました。享年79。
 昨年10月、腹部の異常を知って検査のため、同病院を訪れましたが、即座に入院、開腹手術をしましたが、腹部全域にガンの転移が見られ、結局何もしないまま縫合してしまいました。以降、回復しないまま逝ってしまいました。
 母は気丈でしたが、きちんとした生活と、明るい性格で、多く人に惜しまれての死でした。22日、飯田市鼎の「あいホールいとう」で、親族を中心にした、しめやかな野辺送りをしました。


      


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