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さて、幸せ気分で次の店に向かう私たち。一路車は仲南町へ。 今度の店は山奥にあるので、うまく見つかるかどうか、かなり不安なのだが、 とりあえず進む。 国道32号を高知に向いて進み、途中財田町との境付近で左折する。 そんなことはどこにも書いてないのだが、とりあえず地図ではその辺り、 と言う程度で進む。 ちょっと行くと、右手奥に手書きの「うどん」と書いているような看板が見える。 「あれやないん?」と目星をつけ、右折して踏み切りを渡ると、池の横の角に、 「うどん」の文字。そうしてその角の細い道からは、車が数台降りてきた。 「も、もしかしてここ?」「そうじゃ、看板に書いとるわ」
離合は無理かもというような山道(しかも片側は池だ)を登りきると、そこには目的のうどん屋「山内」が あった。10台くらいは止められる駐車場には、 何台もの車。菊の花を売っている入り口を横目に入ると、 何人もの人が、ずるするずるとうどんを食べている。 バラ寿司、ジュースなども置いていて結構手広い感じだ。 「何にします?」と聞かれ、メニュー板(注文するところの 上にあった)を見ると、「しょうゆ」などの他に、 「あつひや」「あつあつ」「ひやあつ」などの文字も。 「どっちが麺でどっちが出汁?」 という疑問も聞けず、とりあえず二人とも「あつあつ」を頼む。 天ぷらも、がー、と並んでいたが、今後の(もちろん胃の)ことを考えて、取らなかった。 熱い汁のうどんにしたせいか、それとも今日は調子がいいのか、ずるんずるん、と 快調に私の箸は進む。出汁は結構好みなのだが、麺にはもう少し歯ごたえがあると いいなあ、と思いながら、食べたのだが、まあ麺を味わうなら、「しょうゆ」とかに した方がよかったのかもしれない。とにかくNARUよりも早く食べ終えた私。 「よっしゃ、まだいける」と昨日の苦しさがウソのようだった。 食べ終えて外に出ると、「一休みしていい?」とNARU。少し森林浴をした気分で、 駐車場の車を見ると、何と!半分以上広島ナンバーの車なのだ! さぬきうどん屋巡り、などをしている広島県民は私たちだけかと思っていたのに・・・ 驚きだ。 しかしこの店はこんな山奥にあるのに本当に人気。次から次へと車が入って来るのだ。 そうしてこんな山奥なのにうどん屋があって、そこが異様に繁盛している香川って、 本当に「うどん王国」の名にふさわしい、と変に感心した私であった。 さて、店を出た私たちは近くの「道の駅」に行く。前にも書いたが、うどんを何杯か 食べていると、喉も乾くし、甘いものが欲しくなるのだ。道の駅では手作りらしい アイスクリームを食べる。NARUは柿のシャーベットで、私は栗(バニラに栗の粒が 入っていた)だったのだが、このアイスがどちらも半端じゃなく美味しい! 柿はまさしく柿の味(それしか書けない)で、栗はミルクの風味に、栗の粒の味が 絶妙にマッチしていて、クリーミーで甘すぎなくて、と、とてもよかった。 近くならちょくちょく来るのに、とちょっと残念。 ![]() ![]() ![]()
アイスも食べ、体内の塩分感覚(と言っておこう)も落ち着いた二人は、最後の店へと 出発する。私の故郷愛媛にちょっと似た(当たり前だ、隣県だし)のどかな景色の のどかな道を快適に出発。国道32号から39号に入って善通寺に着き、 高校野球で有名な尽誠学園の前を通って、県道22号に右折する。 「この辺なんだけど・・」とぐるぐる見ていたら、右手の道の奥にうどん屋を発見。 「あれじゃー!」と右折して、やっと辿り着く。
しかし、さすが大人気店。しかもお昼時に行ったのもあり、すごい車の量である。駐車場も空いてないくらいだった のだが、運良くすべり込むことができ、この旅最後の店、 「山下」へ到着。 店内も一杯で、ようやくカウンターに座り、注文する。 「さとなお」さんは冷ぶっかけがおすすめ、とのこと だったのだが、出汁につかったものが食べたかったし、 最後の店、と言うことで「きつねうどん」を二つ。 カウンターの中では店主がうどんを伸ばして、てんてんてんてん、と小気味いい音を たてて切っている。奥ではたくさんのおばちゃんやおじさんたちが、丼を洗ったり、 うどんを茹でたり洗ったり、具を乗せたり出汁をかけたり、と慌ただしくしかし元気よく 楽しそうに働いていた。そんな風景を興味深く眺めていると、うどんが来るまで あっという間だった。 さて、その「きつねうどん」、大きなきつねに感動して、まずはうどんを一口。 結構しっかりめの麺だが、強すぎるということはなく、するすると入って食べやすい 感じ。生き生きして滑らかで若干ぷりんとしていて、お揚げにもしっかり甘い味が 染みこんでいて、どんどんすすむ。またまたNARUよりも早く、瞬く間に私は うどんをたいらげた。 「はやー」と言うNARUに「もしかして私まだいけるかも」と答える私。 さて長い(?)うどん旅を経て、帰路につく。今回の旅、予想以上にディープだった さぬきのうどんの世界は、本当に面白かった。香川の人たちにとって、うどんが ものすごく身近で、そして大切にされていることを知り、ますますさぬきのうどんが 好きになった私。まだまだ店はたくさんあるので、絶対(近いうちに)また食べに来る! と心に誓ったよい旅であった。 しかしその日の私の胃は本当に絶好調。だって家に帰った後「うどん食べたいな」と 思ったんだもん。どうやらさぬきのうどんの奥深さにはまってしまったようです。 NARU「今度は広島風お好み焼きの食べ歩きしようや!」 私「一日に何枚も食べれんやろ!」 完 読んでくださった皆様、ありがとうございました。 そのうちまた香川に行って食って、第2弾を書きたい!と思っております。 |