修理ノススメ
実践例題 6  MOドライブ



消えたMOドライブ

CD-Rのメディアがすっかり安くなり、MOを使う頻度が減ってきた。 といっても、ちょっとしたファイルの持ち運びやバックアップにMOは便利だ。 (今時、標準でフロッピーディスクドライブが付いているのが信じられないのだが。 せめてMOドライブをつけて欲しいものだ。)

今日もファイルを運ぶために、MOを使おうとエクスプローラを開くと... MOドライブがない!

いつもあったのに。 きっと、HDD増設のときにつなぎ忘れたに違いない。

コネクタが

PCを開けてみると、MOにもSCSIケーブルがつながっているようだ。一見すると。

でも、コネクタの刺さりがあまりにも浅い。よく見ると、なんとコネクタのピンが曲がっている。 ピンを曲げてまで、グイグイコネクタを押し込んで接続しようとしていたのだ。私は古いATのケースをしぶとく使っているので、 中がぎっしりでケーブルをつなぐだけでも、苦戦している。無理矢理詰め込んでいた無理が祟ってしまったのだ。

あぁ。

「なぁ〜に、ピンが曲がったくらい。ラジオペンチでまっすぐに直せば簡単さ。」

すると、一番恐れていたことが... 「あぁ。」

そう。ピンが折れてしまったのだ。久々にこのページのネタが出現してしまった。

パソコンだって

パソコンだって、電子回路。ちょっと細かいだけ。恐るに足らず!!

慎重に切れたピンを引き抜く。親不知を抜く歯医者さんの気持ち?

こんなときは、ゆっくり音楽でも聴きながらやるに限る。 焦るとパターンを剥がしてしまって、さらに面倒なことになりかねない。

根本からポッキリと折れてしまったため、切れ端を使うのはあきらめ、ピンヘッダのピンを移植することにした。

案外簡単に移植成功。直りました。

今回はコネクタが壊れただけ。でも自分で直せば得した気分。


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(C) Ishijima Seiichiro 2000
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