修理ノススメ
■はじめに
私たちは、毎日たくさんの電気製品のお世話になっています。
信頼性がいい機械が多く、なかなか壊れないものなのですが、それでも何年か使っていると、調子の悪いところが出てきます。
そのようなとき、「もう寿命だよ」と言って、買い換えてしまうのです。
修理に出すのも面倒だし、お金もかかるから古い物は捨てて、新しい物を買った方が楽です。
しかし、これはあまりにも、もったいないです。機械の壊れやすいところなど、大体決まっていて、1カ所修理すれば、直る場合が多いのです。
ちょっと壊れただけで捨ててしまうなんて、今まで働いてくれた機械がかわいそうです。物を捨てると、ゴミも増えてしまうのです。
こうなったら、自分で修理すればいいのです。どうせ壊れているものなら、未練なく分解できるでしょう。例え直らなくても、機械の構造がわかったり、勉強になります。
交換部品が必要になったときには、「お客様サービスセンター」などへ電話をかければ、簡単に注文できます。
15年ほど前に買った、とても古いラジカセがあり、巻き戻しが出来なくなりました。分解してみると、ベルトが切れていました。
こんなに古い製品の補修部品は、もうないだろうと思ったのですが、サービスセンターへ電話をすると、「あります」といううれしい返事でした。
100円もかからず、そのラジカセは直りました。直ったときは、「やった!」という満足感で一杯です。
私は小さい頃、電気製品の中には何が入っているのだろうかと、放熱穴などを覗いていました。
しかし、それだけでは我慢できず、親の目を盗んでよく分解していました。
そのため、時計を中心として、いくつ物を壊したかわかりません。
今は、「帰らぬ物」となった電気製品たちの霊を鎮めるため?に、修理に励んでいるのです。
ここでは、私が最近修理した物を紹介したいと思います。(だから、物が壊れないと、このページも更新できない。)
いかに簡単に直り、すぐに捨てるのはもったいないということを知っていただき、さらには、うまく修理できたときの喜びを味わっていただきたいと思っています。
■目次
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(C) Ishijima Seiichiro 1999