宿題対策非協力宣言はしておりませんが,当サイトは不良サイトとして指定されておりますので,小中学生は見ない方がいいですよ。小中学生の親御さんも見ない方が……,いや,常連さんが減るのも困るな(^^;ゞ。
今週のきまぐれNEWSLINKは大変でした。通常の倍くらいの報道があったんですから。どうやら,夏休み最後の週末に予定している現地説明会に向けて,各地で報道発表が行われたようです。
もう一つ,スパートがかかっているのが小中学生の宿題でしょう。宿題でっち上げ(おっと失礼(^^;)に現説に赴く親子連れもいるかも知れません。……まてよ。小中学生の子供を持った埋文担当者は,二重に大変ということかな?
おやおや,あなたもお困りですか?え,明日の現説資料がまだできてない(^^;?
宿題に限らず,文章を書くのは大変ですよね。当サイトも,こんな内容じゃなくまじめにやってれば,もう博士論文5本分くらいになってるんでしょうが,むしろ,ふまじめのおかげでここまで続いているわけです。この文体なら論理デタラメでも,許せるでしょ(^^(え,ダメ?)
文章も,書き出しでいきなり躓いたりしますよね。そうそう,小学生の時,先生から言われませんでした?「『ぼくは』とか『わたしは』から書き出しちゃいけません」って。
作文が進まなくてウンウン唸ってるときに先生のその言葉が聞こえてくると,「え?ボクのこと?」とドキッ!としたりして。だって,冒頭の「ぼくは,」をとりあえず書いただけだったから……(^^;ゞ。
そんなわけで,今でも一応書き出しに気を遣ってるつもりですが,気を遣ったからといて,すぐにマシな文が書けるわけじゃありません。さすがに社会人ともなると,「ぼくは」で書き出す文章なんて,めったにありませんが(子供の宿題を手伝う場合,この限りではありませんね),代わりにありがちなのが,主題をそのまま冒頭の主語にするパターン。
例えば,「方形周溝墓」について書こうとして,いきなり「方形周溝墓は,」だけ書いて,手が止まったり。
ま,とりあえず,当たり障りのないことから……と思って説明を書き繋いでも,わかりきった話から一歩も出られなくて,「ダメだぁ〜。これじゃ,なにも書いてないのと同じだよ〜。」なんて,そういうのってありませんか。このコーナーも毎週そうです(きっぱり)。
でも,このコーナーの場合は,文章が書き終わってからタイトルの方を変えるというワザもアリだし。
そうそう,陳腐な書き出しをごまかす手段をお教えしましょう。
とりあえず全部書いてから,最後の段落を冒頭に移すんです。
実は,このサイトの文章は,サーバへの転送直前に,まったくのきまぐれで文章の順番を変えたりしています。文の途中に出てくるはずのエピソードを冒頭に持ってくることもありますし,このほか,いろんなパターンがあります。萬維網考古夜話では,一時期,最後の段落を冒頭に持ってきたことが多かったですね。暇なときに過去の記事を読み返してください。その形跡が随所にあります。
なお,「こんにちは」とか「暑いですね」とかから始まっている文章は,ついに書き出しの文が思い浮かばなかった証拠です。不調なときもあるので,大目に見てください(^^;。
あ,この方法を夏休みの宿題に応用しちゃダメですよ。2学期の成績に響きますからね。
前々回の発見「別々」で,JALとJASは,同じところが砂糖とミルクのセットを納品しているということを書きましたが,ANAに納品しているところは別の企業でした。でも,やっぱり関西の企業だし,砂糖は4gなんですね。飛行機以外では,4gってあんまり見ない気がしますけど。
それから,JR西日本のくにびき1号では,ミルクと砂糖(ただし6g)が別々でした。えらい!でも,JR西日本なのに,どうして東京の企業が納品してるんだろ?
いつもは忘れているのですが,思いだすと,むしょうに気になるのです。なぜ,メロンパンはメロンパンというのでしょう。名前が似ているのは,単なる偶然でしょうか,それとも,何か関連があるのでしょうか。
メロンの球形と,メロンパンのつぶれた半球形では,形態上の差が大きすぎます。何しろ,つぶれた半球形は,メロンパンだけの独占物じゃありませんから。
メロンパンの格子状の紋様が,メロンの独特のスジに似ているという人がいますが,全然似ていません。第一,メロンのそれは,スジのところが飛び出した「浮線」なのに,メロンパンのそれは引っ込んだ「沈線」ではないですか。線が交差するのもメロンパンだけの特徴です。装飾上も差が大きいのです。
ここまでくると,メロンとメロンパンの類似を主張する人は,ほとんど玉砕覚悟としか思えない主張をぶつけてきます。味が似ているのだと。しかし,まったく似ても似つかない味です。つまり,非可視的属性でも,差が大きいのです。
それに,メロンパンといえば,クリームソーダでしょう。クリームソーダなど見たこともなかった中学時代から,そう聞いてきました。メロンパンはクリームソーダと特別な関係を有するような様式構造に属していますが,メロンがそのような様式を構成するとは聞いたことがありません。
これでおわかりでしょう。もし,「メロン→メロンパン」の組列を認めるなら,その変化に伴って,形態もひどく歪み,装飾ではネガポジ反転と交差の許容などの大きな変化が起き,味がまったく変わり,様式上の大転換さえ起こったことになってしまいます。「メロン→メロンパン」などというのは,メロンとメロンパンの間のヒアタスに気づかぬまま主張されているに過ぎないのです。そんなの,氷河期の終了と同時に磨製石器と土器と農耕・牧畜が始まったという以上にむちゃな変化ではありませんか。つまり,メロンとメロンパンはまったく似ていない,いえ,正確に言えば,その名を除いては,まったく似ていないのです。似ていると思いこむ人がいるのは,その名が似ていたからに過ぎないのです。
では,なぜ,メロンパンはメロンパンというのでしょう。「どうせ庶民は本物のメロンなど知るまい」という気持ちでいい加減に名づけたのでしょうか。「メロンパン」を商標登録していたので使ってみたかっただけなのでしょうか。あ,もしかして,作った人がメロンさんと言う名前だったのかも。こんなこと書いても,怒らないでくださいね,メロンさん。
探してみるモノです。めろんめろんさんのめろんぱんによると,メロンパンは日本独自であること,メロンパンの名の由来はやはり謎であること,関西ではメロンパンを「サンライズ」と呼ぶことなどが書かれています。
名称に関しては,文中で中村屋が挙げたうちの一説に「卵白を使ったことからメレンゲが言い馴らされたのではないかとも言われている」というのがあります。
ところで,URLにあるwatermelonって,スイカのことじゃないのかな?
今週は,久しぶりに休眠コーナーのテコ入れをしてみましたが,やはり久しぶりはつらいものがありまして,夜遅くまでかかってしまいました(^^;ゞ。またすぐ休眠状態になるかも知れませんね。
それにしても,どうしてこう,原稿に追われているんでしょう。ここしばらく,次から次へと締め切りが迫ってきます。●●●●社や●●●●●●社の依頼を断っといてよかった(^^。あんなの引き受けてたら,今ごろ死んでたかもしれません。代わりに原稿書いた人からは少し(?)うらまれたみたいですけど(^^;ゞ。
それにしても,ワープロやエディタが無かったら,多分こんな調子では文章が書けなかったでしょう。私も文章をスクリーンエディタで書くようになって久しいですね。特に長文に関しては,愛用の秀丸エディタが大活躍です。
あ,でも,この文章は飛行機の中でJornadaのPocket Wordで書いてます。この,モバイル用のMicrosoft Wordって,なんのためにあるんでしょうか。こんなのより,モバイル用の高機能エディタがあるとうれしいのに(過去,何度かインストールに失敗している)。
ただ,いかに秀丸が優秀とはいえ,締め切りがその分厳しいので,決して楽ではありません。以前の,文章も図面も準備できてから,「どの雑誌に投稿しようかな」などと考えていたころが懐かしい(--;(その割には,限られた雑誌にしか書いてない気はするが(^^;ゞ)。
で,締め切りに追われると,エディタ使用独特の症状が文章上に現われるのです。
え?それは同音異義語の変換ミスだろうって?そんな,なんとかなりそうな話じゃありません。
エディタで文章を書くのが当たり前になってくると,文章を頭から順に書くことが無くなって,全体の話の骨格とか,言及したいエピソードとか,引用文とかを,まず,適当に並べて,そのうち書きやすそうな部分を少しずつ文章に仕上げていくというやり方になります。そのうち,「この章は,まとめて別論文でいいや」とか,「この節は,もっと初めの方に移そう」と,気軽に全体の構成を変えたりしつつ,だんだんと完成に近づいていきます。
ところが,締め切りに追われると,完全原稿を目指そうとしても,時間切れになって,腰砕けに終わるわけですが,私の文章の書き方だと,文章の途中から腰砕けになるのではなくて,最初から最後まで,徹頭徹尾の腰砕けになってしまいます。
こうなった文章に,初校で再会することの恐ろしさといったら……。
今回,試しに文体を変えてみました。
熊本に行く飛行機は,関西空港の上を飛ぶらしい。機内アナウンスで初めて知った。考えてみると,熊本から羽田行きの飛行機には何度か乗ったが,羽田から熊本行きの便というのは,初めてだったかもしれない。
隣の席の金髪の乗客は,最初,ドイツ語の雑誌に目を遣っていたが,疲れていたのか,窓ガラスにもたれて眠ってしまったようだ。
客室乗務員が飲み物のサービスを始めた。私も希望の飲み物を訊かれたので,コーヒーを頼んだ。
客室乗務員 「ミルクとお砂糖はお使いになりますか?」
いつもの問い。私は,前から言ってみたかった答えを,投げかけた。
白井 「ミルクだけ」
すると,客室乗務員は落ち着き払って,
客室乗務員 「お砂糖とセットになっておりますので」
と答えると,いつものように,ミルクと砂糖の入った袋をくれた。どうしても,別々にはでてこないらしい。しかも,この,ミルクと砂糖のセットは,少なくともJALとJASに関する限り,同じところから納品されているらしい。
そうすると,ミルクしか使わない場合,砂糖は余ってしまう。余った砂糖はどうなるのだろう。乗客が持ちかえって自宅で使う,という方法もあるが,それは過剰サービスの解決にはならない。その上,この砂糖は4gもあるではないか。この小さな紙コップに4gの砂糖というのは多すぎる。2gくらいにして,多めに必要な人には追加すればいいという気もする。
逆もあるだろう。砂糖は使うがミルクは使わないという人がいれば,ミルクは余ってしまう。余ったミルクはどうなるのだろう。乗客が持ちかえって自宅で使う,という方法もあるが,それは過剰サービスの解決にはならない。まさか,別の乳製品の原料として再利用しているのだろうか。
う〜〜ん。どうも違和感あるので,いつもの文体に戻してみました。
へぇ〜。熊本に行く飛行機って関西空港の上を飛ぶのか。機内アナウンスで初めて知りました。そっか,考えてみると,熊本から羽田行きの飛行機には何度か乗ったんですけど,羽田から熊本行きの便なんて,初めてだったかもしれませんね\(^^)/。
隣の席には金髪のお客さんがいて,最初のうち,ドイツ語の雑誌をパラパラ見たりしてたんですけど,疲れてたのか,窓ガラスにもたれて寝ちゃいました。
さて,客室乗務員さんが飲み物のサービスを始めました。私も希望の飲み物を訊かれたので,コーヒーを頼んだんですね。そしたら,
客室乗務員 「ミルクとお砂糖はお使いになりますか?」
と,いつもながらの質問です。実は私,前から言ってみたかった答えがありまして,いつ言おうかなぁと思ってたんでけど,今回ついに言っちゃいました(←大げさ)。
白井 「ミルクだけ」
すると,客室乗務員さんも落ち着いたもので,
客室乗務員 「お砂糖とセットになっておりますので」
と答えると,結局いつものように,ミルクと砂糖が入った袋をくれたんです。なぁんだ。どうしても別々にはでてこなんですね(--;。しかも,この,ミルクと砂糖のセット,私が見たところ,JALとJASについては,同じところから納品されてるみたいです。
でも,そうするとですね。私みたいにミルクしか使わない場合,砂糖は余っちゃうわけですよ。余った砂糖はどうなるんでしょ。お客さんが持ってって,自宅で使うって手は,まぁ,ありますが,それじゃ過剰サービスの解決にはならないでしょう。その上ですよ。この砂糖,4g(重力加速度の4倍にあらず)もあるじゃないですか(--#。この小さな紙コップに4gの砂糖なんて多すぎ。2gくらいにして,多めに必要な人には追加すりゃいいっていう気がします。
この逆も言えるでしょうね。砂糖は使ってもミルクは使わないって人がいれば,ミルクは余っちゃうわけですよ。余ったミルクはどうなるんでしょ。お客さんが持ってって,自宅で使うって手は,まぁ,ありますが,それじゃ過剰サービスの解決にはならないでしょう。まさか,別の乳製品の原料として再利用してたりして(^^;。
2種類の文体で書いてみましたが,どちらがいいでしょうかねぇ。なお,最近は口語体の文章をいきなり書いてますが,今回だけは前半の文章を先に書いてから,後半の文章に翻訳しました。だから後半も,いつもと違う文体なんですね,結局(^^;ゞ。