考古学のおやつ

2000年11月の発見

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2000年11月20日(月)

ビギナーズラック

巷では Windows ME とかいうのが出回っているそうですが,私もようやくWindows98を使うことになりました。といっても,パソコンのOSを新しくしたのではなく,新たに某社のノート型を購入したのでした。

これまで使っていたデスクトップ型(今,これを書いているパソコン)は,Windows95のまま。だって,作り溜めた文書ファイルが入っているハードディスクに新OSを入れるなんて,万一(もっと高い確率で起こるらしいが)起動しなくなった場合が怖いじゃないですか。95→98のアップグレードをしたばっかりに大切な報告書の原稿が失われて,「これじゃ『捏造じゃない』って証明できないよ〜ToT」と泣いていたお仲間もいましたよ。

おっと,気分を変えて書き始めたはずが,変な方向へ(^^;ゞ。

Windows95をしぶとく走らせている一方で,わざわざノート型を買ったのは,以前買ったJornadaのWindows CEが中途半端なので呆れたからでした。購入時から,「しまった,Windows98にしときゃよかった(--;」と思っていましたが,ついに……ということですね(HPやJornada自体は憎からず思っているんですが)。

お店の人が無料でWindows MEのパッケージもくれましたが,とりあえずアップロードする気はありません。それどころか,新ノートを使い始めると早速,無駄なアニメーションをさせない設定にするなど,少しでもWindows95っぽく見えるように小細工を始めました。

そんな具合なので,もし,Windows98からWindows95へのダウングレードの仕方とか,そういうサービスをやっているところをご存じの方がいらっしゃれば,ご一報ください。

ここまでのところで,「なんだ,変な言葉ばっかりで意味わからないぞ。もう少し説明しろ。」と思われた方もいらっしゃるかも知れませんが,ただの状況設定ですから,お気になさらず。

さて,まずは試運転。なかなか使い勝手がいいではないですか。しかし,ノート型なのに,普段使っているデスクトップ型よりもキーの幅が大きいのはなぜ(^^;?ミスタッチが多くてろくな文章が打てません。これじゃコラムは書けても,ニュースは書けないぞ,コラムなら書き間違いでもネタにすればすむが……などと,またも不謹慎なことを考えておりました。

プリインストールされたソフトも,信じられないくらい大量です。その中にいくつもゲームが……。すでに持っているデスクトップ型ではゲームを消してしまった私にとって,買ったばかりのノート型についているゲームは何だか新鮮です。

「よし,マウスの性能を試してみよう」

とばかりに,片っ端からゲームに挑みましたが,それがもう,どのゲームにも勝利を収めるではないですか。いつの間にこんなゲームの才能が……と思っていると,みるみる負けが込んできます。これがビギナーズラックというヤツかも。

次々に別のゲームを試していて,変なことに気づきました。どのゲームも第1戦では必ず勝っているのです。ビギナーズラックといっても,これはさすがにおかしい気がします。こちらは操作法もマスターしていない初心者です。しかも,展開されているゲームのルールもろくに知らないのにあっさり勝ってしまった場合さえあります。これは何でしょう。

そう,八百長です。

パソコンを買ったばかりに初心者は,買ってすぐ「さて,何をしよう?」と困惑し,とりあえず深く考えなくてすむゲームに走ることでしょう。ここでビギナーズラックを演出して,ユーザーをマシンに引きつけようとするメーカー側の作戦に違いありません。

う〜ん,危うく引っかかるところだった……いや,最近よけいに疑り深くなっただけかも(^^;ゞ。


2000年11月13日(月)

このコーナー,ひょっとして「今月の発見」の間違いではないか,という気もします。またも新聞休刊日に救われました。

見出し

11月5日に発覚した(「動かぬ証拠を突きつけられた」というべきか)前期旧石器捏造事件は,もうここで経緯を紹介するまでもないほど世間に知られています。

用事で京成成田駅にいた昼ごろ,駅売りの新聞に,やたらに大きな見出しがあるのに気づきました。

「旧石器……」

へぇ,旧石器であんな大きな見出しなんて,相当の大発見でもあったのかな。新聞取ってないし,今日はネットに接続していないから,気づかなかったな……。
まだその記事が毎日新聞のスクープと知らなかったのです。近づいてよく見ると,

「旧石器発掘ねつ造」

ぉおーーーー。
私は慌ててその新聞を手に取りました。

白井 「おばさん,毎日新聞。」

店のおばさんは,私を怪訝そうに見ていました。駅売りの新聞もめったに買わない私は,小さく付け加えました。

白井 「あの……,いくらですか?」

電車の中で,1面から順に,何度も読み返しました。すでに噂が流れていたとはいえ,こうして動かぬ証拠が出てきて,改めて問題の大きさに圧倒されそうです。

それ以来,昼間はこの話題だらけ。家に帰れば毎晩ニュースの整理に追われ(最長午前4時まで),掲示板も一時壊れそうになりましたが,しかし,このサイトを運営していなければ接することができないようなさまざまな情報・意見に接することができました。

実は,旧石器をネタにしたコラムをいくつか考えていたんですが,あまりに旧石器に不案内のため内容を詰められず,完成に至っていませんでした。それら,今や意味を失った草稿はうち捨てて,もうそろそろ,2回か3回シリーズくらいで今回の件を書きたいのですが……次の新聞休刊日はいつでしょう(^^;ゞ。


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白井克也 Copyright © SHIRAI Katsuya 2000. All rights reserved.