CDレコードハンティング:3月


  • 99/03/30

     まず・・・。先日、やっと「ロシュフォールの恋人達」のビデオを見た。サントラもさることながら、映画はもの、もの、ものすごく、胸がいっぱいになるほど、素晴らしいものだった。私の映画ナンバー1に輝いてしまった。「赤毛のアン」も捨てがたいが、いまはこちらが座を奪ってしまった。なにがって、音楽ももちろん、映像の色彩、登場人物、歌、踊り、全てが恋のうれしさに溢れているのだっ!
     メールで最近やりとりしているSサンが「ロシュフォールの完全版を見た」とあったので、とてもうらやましくて、悔しくてビデオを借りたのだが、これを見たら完全版が見たくて見たくて!札幌もやったのか!終わってしまったのか!と思うとやりきれない。

     だ〜が、「ロシュフォールの恋人達・オリジナル・サウンドトラック・完全盤」がリリースされているのを見付けて、すぐに買った。2枚組で、これは従来のサントラに加えて映画そのままがセリフ入りで収録されている、号泣ものだ。号泣ものなのだっ!ボーナストラックも感動的。ここ最近でものすごく興奮し、感極まったアルバム&映画だ。映画自体は60年代のものすごく古いものなのに、いま見ても新鮮でポップで、全然古いという感じじゃない。(実はミュージカル映画フリークな私)

     その流れで「シェルブールの雨傘」(音楽:ミシェル・ルグラン)のビデオを買った。(ロシュフォールは残念ながらDVDしか出ていない)こちらは、なんで?っていうような結末で、やはり全てがハッピーエンドなロシュフォールがイチバンだわ、と1人でうなずく。

     今月いっぱいで新しい人生のスタートラインに立つお世話になった方への門出の記念品に「ロシュフォールのサントラ」を買った。明日渡すつもりだ。

     他には、60年代のポルトガル音楽シーンをコンパイルした、明るく楽しげなアルバム「ポルトガル・デラックスVol.1」と、テイ・ファミリーとしてお馴染みの、森俊彦のソロデビュー・アルバム「プラネタリー・フォークロア」を買う。これは、落ちついてヘッドフォンでじっくり聴きたい。 あとはミシェル・ルグランのジャズ・ライブ・アルバムや、フレンチポップのコンピなどを購入。買うのは良いけど、聴く暇がない。むむ。


  • 99/03/17

     今日発売のオリジナル・ラヴのベストアルバム「変身」を早速ゲット。ウォークマンに入れて歩きながら聴く。前半は熱狂的なファンだったため、ライブに連チャンで行ったり(朝から並んだり)、車のカセットデッキにテープを入れてドライヴしながら友達と熱唱(熱狂?)した時代を思い出す。いい。今聴いてもしびれる。熱くなる。サイコーだ、タジマッ!ってメンバーも最高だった!オリラヴ・サウンドがメッチャKOOLだった。後半、田島が1人になった辺りからはあまり聴いていなかったが、改めて聴くとやっぱ田島、うむ。M13のウゴウゴルーガの為の未発表曲、ヒップなジャズ、チャールストン系、こういうのが良いんだよね!と、またもやうなずいてしまう。M14「ORANGE MECHANIC SUICIDE(インディーズ音源)」これは意外だ。ポップだロックだ。聴いたことあるのはあの気怠〜い、バラードとも何ともつかない田島節。前にミントレーベル(だったかな?)のレッドカーテン時代の音も聞いたけど、それよりはポップだ。これも歴史。何はともあれ、やっぱ今聴いても東芝時代初期はスバラシイ!

     さて、それを聴きつつ東急ハンズに時計を掛ける金具を買いに行く。ハンズの店員さんって質問すると、欲しかった答えの倍返してくれるんだよね。前から思ってたけど、質問したいときに店員に聞けるお店がなんとグーなことか。最近の雑貨屋や服屋は話しかけもしないのに近寄ってきてぺらぺら商品説明をしてくれる。これが困る。「ええい、1人でゆっくり見たいんだよ〜!ほっといてくれ〜!」といいたい店員が沢山いる。もちろん気の弱い私は(と書いて“エッ”と思う人が何人いるだろう。ともかく、)それを遮ることなど出来ず、取り合えず相槌を打って話を聞いてあげる。立ち去るタイミングを何とか掴み、じっくり見ないウチに店を後にしてしまう。くっ。だ〜か〜ら、ハンズが大好きだ。それに詳しいもんね。あの専門的な的確さにはほれぼれしてしまう。前にアメリカの片田舎に行ったとき、アボガドの食べ頃を店員に質問したことがあった。とても詳しく親切で、しかも持ち場以外の食品について質問したところ、担当者を呼んできてくれた。結局それはその店には無いものだったが、2人してそれが売っている店と位置まで教えてくれた。感動した。なにがって言うと「自分の専門分野」に誇りを持っていることだ。それにその客が最も欲しい情報を、例え他の店のものであれ、自分の持てる引き出しから、出来る限り探してくれるのだ。

     と、そんなことを思い出しながら、オリラヴに浮かれ、歩きづらい家路を辿る。コホン。


  • 99/03/15

     仕事をしながら(聴けるときに)聴く音楽。それは、やはりボサノヴァがナンバーワンだ。小野リサの「ナナン」というアルバムは大定番。3曲目の「モルセガ」('90年近辺、確か資生堂のCMに使われていた)が特に大好きで、その昔「セガネガ・セガセガネガ・オキヴォセミ・・・」と本気で歌えるように練習してみたが、あまりの早口さに挫折したのを覚えている。

     ちょっと暖かくなってきたから、そろそろ新しい南方系音楽を仕入れたい。この間タワーでチェックした、フェリックス・カサヴェルデ「Somos Adu」。ペルーの黒人系音楽なのだが、これがナゴミのラテン。次行ったら絶対買う!それにチャイルズ・ヴューの「Child's View 〜夜の遊園地〜」竹村延和の未発表スケッチ集(?)これがアイディアスケッチそのままの荒削りさと新鮮な斬新感が溢れている。試聴だけしてまだ買ってない。これも翌ゲットもの。

     最近のJ-popで注目しているのがラウンド・テーヴル。ネオアコ・ポップの再来がんばれ!と応援したい。何だかんだいっても、これ系好きだなあ(パーフリを彷彿する、とかいったとしても)。ジャケのイラストもよし。


  • 99/03/05

     最近ハマっているCD。友人のシンガーソングライター谷藤真紀子のインディーズ、デビューアルバム『BLUE DAIAMOND』だ。インディーズであるのがもったいない程の粒ぞろい曲たち。特に1曲目「REAL」が最高なのだ。久々にグッと来る女性ヴォーカルアルバムだったので、しばらくMDとCDウォークマンを独占していた。みなさん、全国のタワー、ヴァージン、HMV、TSUTAYAで発売中です!

     現在は、音楽愛好家MDダビング協力隊さんから、ダビングしていただいた『Hove A Nice Decade』というシリーズ7枚!これを聴いている。'70年代の名曲ぞろい!渋い!涙!黒白混合(R&BからPops まで)のものすごく良いチョイスものだ。1曲1曲「オッ」と言いながら聴いている。タランティーノが映画で使用した曲なども入っていたりして面白い。あっ、今大好きな「FAMIRY AFFAIR」by スライ&ザ・ファミリー・ストーンが。そして、ドラマティックスだ、しびれてしまう〜〜キャーッツ!

     今日は大量に本を仕入れた日。世界地図からガイド本、小説等々そして『mondo music 2001』。内容もさることながら、ホントにこの本の編集&ビジュアルセンスにはよだれがでる。ホントに3部作完結編となるのか?

     



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