薪材の運搬や小割、保管など

 薪の入手のページでは薪が入手できる場所を紹介しましたが、そういった薪材は小割など加工処理されていない場合が多くあります。このため、薪を入手する際には事後の運搬や小割、保管方法などを事前に想定しておくことが大切です。

薪の運搬

 薪材を運搬する際には、提供者から薪材の長さや太さを事前に聞き取り、運搬する車に搭載できるサイズかどうかを確認しておくことが大切です。

 ちなみに、軽トラで薪材を運ぶ場合には、荷台の寸法から、薪材(丸太)は少なくとも1.8m以下に切断されている必要があります。

 また重さにいても、太さ20cm程度の丸太1mで30kg程度になります。これが30cmともなれば70kgにもなりますから、一人で荷台に積み込むのは一苦労でしょう。

 このように提供を受ける薪材が長すぎたり、重すぎたりすると運搬に苦労するので、必要に応じてチェーンソーなどを用意することも必要です。

薪の小割


 薪を十分に乾燥させるため、また薪がストーブに投入できるサイズとするために、運搬した薪材はサイズによって小割する必要があります。

 まず「長さの小割」ですが、ストーブに投入できるよう40cm程度の長さに切断する必要があります。また事後の保存スペースも考え、切断する長さは統一しておいたほうが便利です。

杉材の薪

 こういった小割り作業はチェーンソーで行うのが便利です。
次に、「太さの小割」ですが、薪の乾燥のしやすさを考慮し、太さ15cm程度以上の薪材は真っ二つに切断してみましょう。この場合の切断は斧を使うのが通常です。

薪の乾燥


 小割した薪は、雨にあたらぬようトタンなどで屋根をつけた簡単な薪小屋に積み上げ保管し、乾燥させます。

 通常の生木であれば半年以上は乾燥の期間が必要になると思います。薪を積み上げる際は、同じ長さ、同じ太さのものを同じ場所に積めば効率良くスペースを確保できます。

杉材の薪

 一世帯あたり、一年間で使う薪の量はだいたい5m3(2.5t)程度です。これに薪を積む際の空隙やその他余裕分を加えると、おおよそ10m3(例 高さ2m、幅2.7m、奥行き1.8m)程度の薪小屋がほしいところです。

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