今まで他人のしたことにいろいろと細かいコメントをつけてきましたが,どうも私自身のしていることにも間抜けな不備が多いのです。それらのことは,いろいろなコーナーでついでに触れたりしていたのですが,それでは,いつどこで発言したのか,すぐにほかの記事にまぎれてわからなくなってしまいます。
このたぬぼりサービスパックでは,管理人著作集に掲載した活字版論文の不備を補うこととします。本来は,やはり活字で対応すべきですが,それには手間と時間がかかりますし,元の印刷物自体が変更できないことに変わりありません。そこで,速報が可能なこのコーナーで扱うことにしました。
ただし,代案の提示のような大掛かりなことは,当面は印刷物で行うことにして,公刊された印刷物の比較検討や,遺物の実見などによって明らかになる類の,事実関係の誤りに限定して載せていきます。
「明らかな誤りなら,載せなくてもおんなじじゃないの」と思われるかもしれませんが,考古学情報は膨大であり,図書や情報網に恵まれた考古学者は必ずしも多くない(皆無かもしれない)状況では,それなりに機能を有するのではないでしょうか。何しろ,当サイトのコラム萬維網考古夜話で多数のアクセスを得ている回は,調べればわかる程度のことを書いたものなのですから。
なお,ほかのコーナーで触れた内容についても,随時このページの編年表に加えていく予定です。