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Pin彩花写真集

・白血病治療の様子を写真を交えてお伝えします。

Step1
入院・薬による治療

→

Step2
臍帯血移植

→

Step3
■集中治療室

↓

Step3
■集中治療室

・集中治療室で...

98/04/11
(day24)
出血は止まった。酸素化も上手くいっている。白血球は、まだあがってこない。 ■酸素化
血液中の酸素の割合。通常100
98/04/13
(day26)
意識がはっきりしてきた。ママとパパの顔を見つめてくれた。くまのダイジをぎゅっと握り締める。
彩花専用に扇風機をあててもらい熱も下がったようだ。
98/04/15
(day28)
おしっこの出が悪く、肺の機能を妨げている。離尿剤で、おしっこをどんどん出す。
今日から3日間ステロイドパルス療法を行なう。
■ステロイド
ウイルス性肺炎の治療薬
98/04/18
(day31)
白血球1200。肺はなかなか良くならない。これから抵抗力がついて良くなってくれるはず。
夕方、呼吸器を噛み痰もつまっていて、酸素かが著しく低下「危険な状態」になる。
筋弛緩剤でおとなしくさせ、しばらく寝てもらうとの事でした。

98/04/20
(day33)
肺の機能が限界に近い。いわゆる間質性肺炎とよばれる状態になっている。
動くと咳き込む。苦しそう。ねむってくれた方がほっとする。
■間質性肺炎
肺は、肺胞と肺胞の間を満たす間質から出来ています。免疫力が低下している時期に、間質に炎症を引起こす事を間質性肺炎と言います。
98/04/21
(day34)
肺の調子が悪い。予定より1日早く2回目のステロイドパルス療法を始める。
今日から、3日間、夕方起きていた時に看護婦さんと一緒に足を洗わせてもらう。
彩花は、洗面器を蹴ってしまう。キックする力は強いみたいだ。
98/04/23
(day36)
ステロイドパルス療法の効果があらわれない。人工呼吸器の酸素濃度を100%と濃くしたままが続くが、酸素化はあがってこない。 通常の空気は酸素濃度20%
98/04/25
(day38)
面会の際、手の抑制帯をはずしてもらい自由にさせてもらえたが、激しく動き酸素化がぐっと下がり、筋弛緩剤でおとなしくなってもらう。
目が覚めている時に、咳き込んだりすると酸素化がすぐに悪くなる。
痰を取るため人工呼吸器を外すと50ぐらいまで酸素化が下がってしまった。
98/04/26
(day39)
かなり状況的にきびしい。
右側の肺炎から始まり肺出血となり、今は純粋な合併症の間質性肺炎とのこと。主な原因としてあげられるサイトメガロウイルスも彩花は陰性でした。
原因不明のようです。有効とされるステロイド療法もあまり効果があらわれなず、肺が酸素を取り込めないようです。
彩花の強い生命力に期待したい。
98/04/28
(day42)
肺が悪すぎる。
この状態で肺に改善がみられないと、1〜2日しかもたない。
気胸でお腹が膨らんでいる。
おじいちゃん・おばあちゃんを呼ぶ。今まで詳しい経過は話していなかった。(出来なかった...)
一時期、酸素化が19まで落ちる。
■気胸
肺から空気が漏れる事。
98/04/29
(day43)
朝方には、酸素化80まであがる。昨日よりは良くなった。
お腹の張りも少し良くなったようだ。
ただまた何時悪くなるか分からない。彩花には奇跡が起きるはず。そしてみんなをビックリさせてやるんだもんね!ガンバレ彩花
98/04/30
(day44)
CRPが17にあがる。抗生剤を変更する。
お腹はまだ張っているが、人工呼吸器でどんどん酸素を送り込んでおり、今はレベルを下げられる状態では無い。
■CRP:炎症反応
血液中に細菌なりウイルスが侵入して闘っている状態。1以上が異常値。
98/05/01
(day45)
CRP9に下がる。
お腹の張りは多少やわらいだようだが、肺からもれた空気が肺を圧迫しているのか酸素かが悪い。
血小板が少ないため危険な処置になるが、肺に穴をあけ空気を抜く処置をする。
出血はあまりなかったようだが、酸素化はあまりよくならない。
19:00ごろから、どんどん酸素化が悪くなる。
レントゲンをとると、また気胸がひどくなっている。管が詰まっているかもしれないので、交換する。その結果、酸素化が少し良くなる。血圧も交換前は、低めだったがなんとか落ち着く。
98/05/02
(day46)
朝、脈がおそくなってくる。血圧も低下する。
薬が効かない!
一時期持ち直したが、次第に減ってくる心拍と血圧...
お昼 3歳4ヶ月の人生を終える。我が家に遊びにきていた天使は、天国に帰っていった。

Memo ■最後に...
彩花は1年間の入院生活をこうして終えました。医療の発展のためと思い、解検を受ける事にしました。
連休中で担当医の到着が遅れる事もあり、霊安室に1泊する事に。その間、たくさんの看護婦さんに見送ってもらえた事がとてもうれしかった。
彩花は1年間の入院で、赤血球・血小板の輸血を併せて60回程度受けていました。それだけ、たくさんの人々の善意の献血があった事に感謝したいと思います。
また、臍帯血移植など最新の治療をしていただいた、病院関係のみなさまにもお礼を申し上げます。
みなさまのおかげで、彩花はたくさんの思い出を持って旅立つ事が出来ました。




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