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臍帯血移植

臍の緒の大活躍

赤ちゃんが生まれた時、その幸せはひとしおです。でも、幸せは一つではありません。臍帯に含まれる造血幹細胞を待っている人がいるのです。

そうです。もう一つの幸せは、移植を待つ人のために...

あなたも幸せのおすそ分けをしませんか？

臍帯血移植の特徴

移植への道のり

骨髄移植と臍帯血移植とでは、こんなに道のりが違います。骨髄移植は、ドナーの善意に頼るところが多く結構大変です。でも、臍帯血移植は、事前に凍結保存してあるので、移植までスムーズに進みます。

良い点

1. ドナー(提供者)の負担が少ない。
2. コーディネートが不要であり、移植までの期間を短縮できる。
3. HLA型が少し違っても移植可能。適合する確率がUp!(6/6→4/6)
4. GVHDが少ない。

悪い点

1. 臍帯血の量により、移植できる患者が限定される。
2. 移植後の回復が若干遅い。
3. 臍帯血採取時には判らなかった先天的な病気が移行する可能性あり。(赤ちゃんの成長が追跡調査されており危険は少ないと思います。)
4. 公的バンクが設立されていない！

臍帯血バンクの実状(1998年5月現在)

公的骨髄バンクが設立されたのは、1992年です。まだ、6年しか経っていないのです。臍帯血バンクについては、ようやく公的な組織化への検討が始まったところです。でも、各地方毎に方法は違いますが、既に積極的に取組まれています。彩花にも臍帯血を頂きました。感謝！

現在のところ骨髄バンクで適合者が見つからない場合に限られているようです。"なぜ"という気もしますが、もう少し詳しく調査してご報告致します。

公的臍帯血バンク設立に協力下さい。

臍帯血が常日頃話題に上るように心がけていただければ幸いです。臍帯血幹細胞移植が特殊な事でなく、みんなの身近な事になることが大切です。

臍帯血採取にご協力下さい。

赤ちゃんが生まれる方は、是非とも通われてる産婦人科に問いあわせてみて下さい。

採取可能な病院一覧はこちらへ...

臍帯血採取ドキュメント.....臍の緒のしあわせ

私たちも臍帯血を採取し幸せをおすそ分けすることができました。詳しくはこちらへどうぞ.....

参考文献

1. 骨髄バンク登録のしおり
2. 臍帯血バンクと臍帯血採取についてのご説明
3. 君と白血病 この一日を貴重な一日に

E-mail:shimizu@ops.dti.ne.jp