臍帯血採取ドキュメント.....臍の緒のしあわせ
私は妊娠前から「妊娠したら臍帯血を採取してもらいたい!」と思っていました。それは彩花が移植を受ける前からかもしれない.....「もし再移植になったら.....」という思いもあったからです。
今回妊娠の兆候があり、迷わず臍帯血を採取している病院に行きました。初診の際、待合所に彩花と同じように臍帯血移植を受けた患者家族から「見しらぬ方への感謝の手紙」が掲示されているのが目にとまりました。こうした手紙を見て、妊婦さんの関心が高まっていると思うと、元患者家族としては大変ありがたいことだと思いました。
初診時、意志を告げる
- 診察の際、先生に「こちらで臍帯血をやってるのでこちらに参りました」と告げると「どちらでお知りになったんですか?」と聞かれ、「上の娘が臍帯血移植をうけました」と言うと驚いた様子でした。
そりゃそうでしょう。なかなかそんな人いないでしょうから.....
後期母親教室にて
- 胎児の方は順調に育っていきました。後期母親教室の際、ニュースで「臍帯血」をあつかった映像を見ながら説明がありました。
私はその時受講された妊婦さん達に「元患者家族」として、協力をお願いしました。
10ヶ月検診
- 10ヶ月に入った検診時、
説明書,同意書,調査書が渡されました。「私には判っているでしょうから」と特に説明はありませんでした。(^_^)
出産前
- 金曜と土曜の夜以外なら採取できるとのこと。私はその時に陣痛が来ないように願ってました。立会い出産を望んでいたので、主人が捕まりやすい時に産みたいし、採取したいし、陣痛をドキドキしながらまってました。
陣痛始まる
10:00頃 ■内診を受けると、今日中に産まれるとのこと。昼過ぎには主人も到着し、いつでもOK状態。 17:45頃 ■分娩室に入る。 18:10 ■出産
- 男の子誕生!!
■臍帯血採取
- 赤ちゃんの臍の緒を切った後、臍帯血採取に入る。その間、こちらの病院では、横にBabyを連れてきてくれ、写真を撮ったりしてくれる。採取の際は、そちらに夢中で、苦痛はまるでない。
臍帯血に関する思い入れは、他の人より強いと思うのだが、それでも半ば「どうでもいい」状態で、Babyの出産で精一杯という感じ。他の人ならもっと、あっという間の出来事かもしれない。私は体勢的に作業を見ることが出来ないので、主人によると「吸い出す」というよりは「吸込まれる」感じだったようです。
採取の様子- 臍の緒は、肉を入れそこなったソーセージのように見えました。今回は130gほど採取できました。
臍帯血パック
■後産
- 後産(胎盤排出)の際、途中で臍帯血採取の一作業をはさむので、ちょっとしきり直しの感じはある。
1ヶ月検診
- アンケートをその場で提出。
6ヶ月検診
アンケートを郵送します。
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参考文献
- 毎日ライフ1998年9月号
- 臍帯血バンクと臍帯血採取についてのご説明
E-mail:shimizu@ops.dti.ne.jp