CDレコードハンティング:10月

  • 99/10/31

     カンプウカイin旭川。前から行きたく行けずじまいだった工芸村へ。ここは旭川の優佳羅織りの美術館や、世界の織物(布地)の博物館などが集まっているエリアだ。じっくりじっくり見る。世界各国の織物のルーツをみると、日本独自と思いこんでいた模様が実は、様々な国から影響を受けて確立されたものだと知る。・・・という蘊蓄はさておき、目で見て読んでかなり楽しめるエリアだった。無料送迎バスもある、コレはウレシイ!

     帰りがけに、駅前近くにある「サンハウス」という中古レコ屋をちらっとだけ覗く。そしたら!クリスマスアルバム(レコード)が5〜6枚あり、すぐさまチェック。しかも1枚千円や980円だし。

     まずはキャピトルレコードの10インチカラーレコード(赤)「メリー・クリスマス・トゥー・ユー」邦盤(東芝音楽工業株式会社)多分60年代後半か70年代当初のレコードで当時の値段1000円そのままで売っていたのだ(A面B面ではなく、第一面、第二面)。
     コレがもうもうもう!フランク・シナトラ、レス・ポール、ディーン・マーティン、ナット・キング・コール、レス・バクスター・・・の超豪華顔ぶれ、まさに王道。私にとっては黄金のクリスマスプレゼントだ。やっぱクリスマスアルバムは崇高だ。聴いてまたかなり飛び上がった。

     そしてそして、かなり掘り出し物、1968年A&Mからのハーブ・アルバート&ザ・ティファナ・ブラスの「CHRISTMAS ALBUM」だ!(ご存じオールナイト・ニッポンのテーマソングの人たち)980円也。
     こぉ〜れが、もう泣けます、というか笑えもします。収録曲はかなりスタンダード、なのだけど、よくこんな曲になったよぉ!というくらい衝撃的なアレンジ。バカラックをもっと思い切ってポップでファンキーにしたような?。
     ハミングの嵐、早いテンポ(スチャスチャスチャスチャ)。一番ビビッたのが「マイ・フェイヴァリット・シングス」。この曲1曲で1本映像(ドラマ)がとれてしまうような起承転結。カジノロワイヤル凝縮版(わかる人にはわかるだろうか)というか。「クリスマス・ソング」ナットキングの次ぎに好きかも!というぐらい素晴らしい。「楽しいソリすべり」はウ〜というハミングで優雅に始まったかと思ったら、軽快に走ってきた「スチャスチャ・・・」サウンド。かと思ったら8ビート、そしてマーチ、さらにまたスチャスチャへ。まさに至福のイージー・リスニング!ヤラレタ〜。爽やかすぎ!
     そして目玉曲としてはB面2曲目。当時A&Mに在籍していたバート・バカラックがこのアルバムのために作曲した「ザ・ベル・ザット・クドゥント・ジングル」。もう・・洒落てる、素晴らしすぎ。

     この夢のような2枚をゲットできてかなり幸せだが、心残りが「デストロイヤーのクリスマスアルバム」を買わなかったことだ。JRに載ってから後悔してしまった。まだあるかなあ?(誰も買わんて)電話して取り寄せようか・・・うーむ。


  • 99/10/29

     ビデオで「鮫肌男と桃尻女」を見る。タイトルを初めて聞いたときはAVかと思ったけれど、浅野忠信主演のれっきとした邦画、AVではありません。最初から最後まで口開きっぱなし。無茶苦茶オモロイ!カッコイイ!。劇場で見たかったー。でも、わが家のミニ・シアターもなかなか良かった。電気を消し、テレビの上のコンポから大音量で音を出しながら聞いた。(隣は空き室だし、下はガレージだし)
     かなり斬新。札幌の役者さんもカナメの役で出ていた!ぐちゃぐちゃ言わずに(言わない)見て欲しい1本だ。この映画を知ってヨカッター。

     わがミニ・シアターがこんなにも良いとはちょっと思わなかった。最近劇場にばかり見に行ってたけれど、ビデオも見直した今日。「メリーに首ったけ」も明日の朝見るのだ。


  • 99/10/28

     1万ヒット、アリガトウ!!!

     先日、友人の結婚式でこれまた友人が「サウンド・オブ・ミュージック」を素晴らしい歌声で披露した。私は彼女の上達ぶりに感銘を受けた。
     今日、山登り&旅仲間の集まりがあり、「義経」という北大近くのジンギスカン屋に集まる。そこで、彼女が皆にあおられ&酒の勢いで先日の「サウンド・オブ・ミュージック」からちょっとだけ歌声を披露した。
     すごい声量。感動。帰り会計をしているときに、お店のおばちゃんが「とてもきれいな歌声」と喜んでいた。さらにはそこで働いている男の子がえらく感動していたと。人を巻き込みつつ感動を与える肉声、奏でる音楽、それは本当にすごいと思う。うむ。


  • 99/10/27

     雪虫の逆襲。今日チャリで走ってたら、2度も雪虫が目の中に突進してきた。2度とも黒い身体が私の目の中で泳いでいた。

     両親が桂歌丸の独演会を見るために来札。チケットを届ける。私もみたかったなぁ。
     今日はみかんばかり4個食べ、ミルクティーを4杯のみ(夕べティーバックのおいしい入れ方を教育テレビでやっていたのを見て)ココナッツビスケットを4枚食べた。21時に両親から「公演終わった」の電話が来るまで今日一日それだけで過ごし、両親と共に「エビス本舗」でうまいエビスの生をゴックリ飲む、至福のひととき。

     そういえば、11/3にピチカートとファンタスティック・プラスティック・マシーンが札幌に来ると友達からメールをもらった!ピチカートは昼間のトークショーなので、夜のFPMプレシャスホールを見に行くことを決意。また夜通しダンシング。

     毎年11/3は高校の恩師の墓参りに行っている。打ち合わせ無しで、海藤先生(恩師)の婦人と友人と3〜4人で毎年。今年で何年目だろう、6年目だろうか。今年も晴れてロウソクがうまくつくことを希望しつつ。毎年先生に1年の報告をして、婦人とランチをして楽しい一時を過ごす。何歳まで続くか?多分、ずーっと毎年11月3日は婦人と先生に挨拶に行くんだろうなあ。今年も楽しみ。



  • 99/10/23

     雪が降ってきた・・・。外は天気が良く、近くの藻岩山は紅葉真っ盛り。BGMは昨日買ったハイ・ラマズの新譜「スノーバグ」。秋、パン・パシフィック、浮遊感。レトロで新しい。エレクトロなのにアコースティック。インストがあればうたもあるし、ちょっとサントラっぽいし、今のこのシチュエーションにぴったし。一人ドライブのBGMには最適だろう。ナゴミのリラクゼイションCD。私はビブラフォンが好きだ。

     昨日は久々にヒットが多かった。つい「今買わずしてどおする!」心理が働きポロポロと購入。ハズレ無し。JUNGLE BROTHERS、APOLO FOUR FOURTY、フランスのオシャレペリキン!?LE TONE、日米ポップコンピのPOP IN CLAP。いいぞー、いいぞー。


  • 99/10/21

     寒くなったり、暖かくなったり、気候がぐちゃぐちゃ。おかげで鼻水が全然ひかない。今日は人と話して初めて鼻声になっていることに気がついた。

     それはそうと、最近「CDレコードハンター見ました」という初めましてメールが続々と届く。嬉しい、アリガトウございます!まだまだ修行の足りないワタクシですが、これからも此処に書き続けていきますヨ〜!
     そして披露宴に関する相談メールも毎日来る。みんな披露宴の演出に関心が高まってるんだなあ、と実感。「マリッジリンク」を見たのか、このHPを見たのかを書き添えてくれると嬉しいです、よろしくお願いします。

     今欲しいCDはクラムボンの新譜と友達から教えてもらったシジジーズのCDです。それはさておき、今日本屋の帰りに立ち寄った三越のワイン売場に「2000年を迎えると共に飲み頃を迎えるワイン2本セット、カウントダウン時計付」を発見した。多分こういうカウントダウン商品は沢山出ていると思うけど、ちょっと購入意欲をそそられた(買わないけど)。
     2000年まで後71日だそうです、はい。2001年まであと436日。私は今まで10514日生きぬいてきました。日にちに換算するのって、不思議な感覚だ。


     
  • 99/10/17

     窓の外を見ると「ああっ!雪だ!初雪だぁーっ!」。半年早いんじゃないの?と思いつつも雪に喜ぶ。冬到来。
     今日こそはと札幌駅へ。さすがに気温も低いので、なりふり構わず、重ね着&クビ巻きをする。外に出るとピンと空気が張っていて、みぞれ混じりの雨雪が。寒いけど嬉しい。

     夕暮れ時に親から車を借りて、栗沢〜妹背牛〜栗山〜岩見沢と1時間ちょいのドライブ。BGMはピチカート・ファイヴ「ボサノヴァ2001」。いい。秋の景色にバッチリ。妹背牛〜栗山間の裏道はミニ美瑛の如くホンのちょっと丘が続いてお気に入りのドライブコースだ。ほんっとに田舎でなんにもないけど、馬はいる。

     帰って母のきりたんぽ鍋を食べる。ダシが違う。昨日の自作きりたんぽとの差をまざまざと見せつけられる、まだまだ修行が足りない。


  • 99/10/16

     セーターがそろそろ必要、ってことで実家へ取りに行かないと。夕方。寒いがチャリを札幌駅へ走らせる。親とワインを飲んでやろうと思いながらワインも篭に詰める。札幌駅へ入ってみると・・・人・人・ひとだらけ。電工掲示板には「架線事故のため、運転を見合わせています・・・」うああっ、JRがダメならバスではどうだとターミナルへ向かう。ここも人が溢れている。
     げんなり、あきらめてウチへ帰る。寒いしお腹も減った。ウチで食べるはずだった「きりたんぽ鍋」を自作するためスーパーへ。久々の自炊。


  • 99/10/13

     タワレコ・ピヴォ店へ。あったあった。大量に「pool position」あるところにはある。早速ゲット、やっぱりジャケステキ。最近の中でピカイチだ。まりんにFPM、バンガロウはやっぱセンス良し。


  • 99/10/12

     仕事の帰りにバンガロウ・レーベルのコンピ「pool position」を買いにタワーレコードピヴォ店にチャリを走らせる。がっ、本日火曜日定休日。それならタワーレコードプリヴィ店へ。3曲入りアナログは見つけたけど、当のアルバムCDがない。店員さんに聞くと「売り切れました」ガガン。多分2〜3枚しか入荷しなかったのだろう。めげずにヴァージンへ。ここでもナシ。バンガロウを扱ってないと言われる。そのままパルス21へ走る。ここにも見あたらず。よっしゃ、シスコならば!とチャリを走らせる。ここにもナシ。グァ〜ン。
     いやしかし、本命のタワレコ・ピヴォ店にはあるに違いない。明日に希望を託して火の鳥ラーメンを食べる。

     それにしてもこの「pool position」アナログ。ジャケが素晴らしすぎ。水色と緑。70年代っぽいカラー。ジャケのためにゲットしてしまった。よし、明日こそは。


  • 99/10/08-9

     「トランソニック・レコード・オータム・ツアー'99」行ってきました。もうサイコウ。ハァ。

     9:00スタートだったけれどトランソニックや常盤響のHPでは23:00となっていた。よしよし、出てくるのは大体その時間なのだな、と思い豪雨が止むのを待って、22:30頃に会場のMORROW ZONEへ。そしたら!既に常盤響が回してるではないかっ!でも人もまばらで曲もまだ緩い。
     その後水本アキラに変わって大分盛り上がってきた。ビール片手にフロアに参加。ちょっと気分が乗ってきた所でまた常盤響きにバトンタッチ、いい感じだ。

     そしてついに登場ファンタクティックエクスプローション!!!。映像有り。まず何故か24時間テレビのマークが映し出されている。その後、何が何だか、昭和時代の古いドラマや番組、CM(今のキミはピカピカに光って)とかが映し出され。音もそれに合わせて、ウッキャ、面白すぎる。この手のイベント待ってましたという感じ、もっとサッポロに来て欲しい!
     第一回アメリカ横断ウルトラクイズの映像では、テーマ曲をホーンセクション生で演奏。やってくれる。そのテンション保ちつつ、再び常盤&水本DJ。邦楽のディスコティークやダニアースの歌、モーニング娘。からごちゃ混ぜ、でもバカになって盛り上がる。最後に永田一直がDJに加わった瞬間。ロッケンロールの嵐、これでもか!参った!朝まで踊りっぱなし。

     5:00帰宅。2時間弱睡眠とって、あさ8:30の函館行きの特急にチャリ飛ばして乗り込む。超ハード。八雲まで景色を楽しみたかったけれど、耐えきれず爆睡。八雲のチーズ工房に行くために函館から友人が車で迎えに来てくれてる・・・ハズなのだが渋滞で遅れるとのこと。その後40〜50分八雲駅でさらに爆睡。

     ですが、こんなにハードでもどうしても行きたかった「トランソニック・レコード・オータム・ツアー'99」。行ってよかった、マジで。只今筋肉痛。


  • 99/10/08

     野暮用すませに夕方街へ。用事すませた帰路、チャリこいでたら大粒の雨が降ってきて、うあ!っと思い狸小路に避難。しばらく止みそうになく、お昼も食べてなかったことに気づきラーメン屋へ。

     WINSの近くだから競馬関係の人が多いその小さな店に入ると、いきなり皆さん食べ終わって出ていき、店内独占状態。そしたらおやじさんが一人入ってきた。なぬ「フレッシュエアー」(中古レコ屋)のおやじさんだ。せっせとラーメン食べてたら、おやじさんの方がもう食べ終わりかけたとき、団体客が店内に入ってきた。ちらっと見たらそこには常盤響にとってもよく似たにいちゃんが。向かいに座ったのはトランソニック永田そっくりなお人が。アレ、アレレー!
     それは似ているのではなく本人たち紛れもなく。だって「あのデザインがホニャララ」「ジャケがホヒャララ」「歌謡曲でホキャララ」とかいってたし。しかも「ビール2本お願いします」とかいってたし・・・。

     何故こんな事を書くかというと、今晩23:00から札幌である「トランソニック・レコード・オータム・ツアー'99」に行こうと決意してたからである。ファンタスティック・エクスプローションのライブと、常盤響、水本アキラのDJもあるし。うああああっ!なんたる偶然。
     パニクッて話しかけもせず出て来ちゃいました。ああ、あの小さなラーメン屋にもこんなドラマが。しかし音楽関係者多いなあ。


  • 99/10/05

     今日は夕方CDを沢山借りました。ほとんどソフトロック和み系+ピチカート限定ものなどなど。THE SUNSHINE COMPANYを借りたのだが、これが良い!ついビール片手に秋の夜長を満喫してしまう。今日は友達に1軒のレコード屋に連れてってもらった。その名も「発見洞」。60年代の古いディズニーのレコードとかあったりして欲しかったけれど、とにかく混沌とした陳列で、一度行っただけではダメ、次回じっくり見て来ねば。というわけで、その後レコーズレコーズへ。最近ハマリかけのクラシック、バロックのコンピを2枚ゲット。1枚780円、いいんじゃないですか?秋冬の夜長には。クラシックに詳しい友達にオススメしてもらった曲も何曲か網羅してたし。次回はバッハのゴルドベルク変奏曲を中古で探そう。

     札幌まだまだ知らないレコ屋がある。奥深いぞサッポロ。


  • 99/10/04

     EBTG(エヴリシング・バット・ザ・ガール)の新譜をついに買った。「Temperamental」ゆらゆらハウス、トレイシーの気怠クールヴォイス。無機質と彩りのはざま、秋にリリースなんてニクすぎる。紅葉終わりの枯れ気味の景色を見ながら、ガンガンに暖房を効かせながら、窓から凍るような風を浴びながら、初冬のドライヴに連れて行きたい1枚。

     ワーナー“はじめての民族音楽”セール'99。全10タイトル・オール¥1050。シールを10枚貯めると「アメリカン航空・英国航空で行く世界一周航空券」が当たる!というのに釣られて(というのは半分ウソ)バリのガムランとペルーのインカ音楽を買った。民族音楽は自分では偏った国のものしか持ってなかったので、この際全部集めようかなとも思ったけれど、試聴していいヤツから購入。EBTG、いい。6曲目も最高。


  • 99/10/01

     映画の日。映画の日だから映画を見に行く。早起きしてチャリンコを走らせる。天気も良く、公園の道行く通勤サラリーマン。ひなたぼっこをしている人もいて気持ちよさそう。横切るお店もこの時間はまだ開店準備に追われていて、一日の始まりが嬉しく感じられる。大通公園を突っ切ってシネマ11へ。今日は9:00から「マトリックス」を見るんだもんねとギリギリ会場に駆け込んだ。

     さすが映画の日だけ合って平日だけれど人がいる(いつも平日アサイチは2〜5人くらいしか見かけない)。マトリックスは非常に予告に触発されて前々から見てみたかった。見た。オモシロカッタ!!!まず、とうとう来たか、もう日常がこういう時代なんだなあ、とコンピュータやインターネットについてしみじみ。世の中何が起こるか解らないから、もしかしてホントにあるかもこういうこと!とか思っちゃったりして。この現実世界とマトリックス。う〜ん、映画見ていない人がいるとブーイングが来そうなのでここには書きませんけど。でもキアヌのカンフーはカッチョ良かった。今までのキアヌの中では一番いいかも知れない。と個人的感想。

     そして今日も連ちゃん、つ・い・に!「スターウォーズ・エピソード1」を見る。こっちもなかなか。といってもワタシは他シリーズの内容は忘れた&見てないのがある=ほとんどビギナーなのである。が、オモシロカッタ。何か「スターウォーズだから、まあいいか!」みたいに無理矢理納得しちゃう部分もあったけれど、でもあのレースシーンは圧巻。追加以上で「ウワッ」とか「ヒッ」とか声が出てしまうワタシは迷惑ものです。

     2本の大作を一気に見れて、これまた幸せだけれど目が充血してしまった今日一日。


  • 99/9/31

     夕方、思い立って映画を見に行く。シアターキノという小さな映画館へトレーナーを着込んでチャリンコを走らせる。切る風がつめたい。

     前に予告を見て以来気になっていた韓国ムービー「八月のクリスマス」を見る。映画と言うよりも身近なドキュメンタリーのようだったすごく自然な映画。セリフがあんまりないし、説明もない。というより、セリフに劇的なテイストは一切ない。あくまで仕草とか態度とか表情から伝わってくるものが多くて、ホントに目の前でリアルタイムに起きている出来事のようだった。ストーリーは不治の病におかされた主人公と恋に落ちるひとり女の子、その周りの日常。これだけ見たらスッゴイくさくてダサダサの映画のように取られるかも知れないけれど、これがほんっとにアコースティックに自然なので。ラストは周りの皆さんのすすり泣きが会場に広がったけれど、ワタシは泣かなかったです。でもその後パンフを読んでいる最中にグワッと感情がこみ上げてきて泣いてしまいました。後からじわじわくる映画でした。

     しみじみしながら帰ろうとロビーを通ったときに最終上映で「ラン・ローラ・ラン」をやると書いてあったので、慌ててチケットを再度購入して席へ舞い戻った。本当はこっちが見たかったんだけれど、もうとっくに上映終了していたと思っていたからラッキー。これはドイツ映画で(こないだまでフランス映画だと勘違いしてました)女版走れメロス!恋人を救うためにタイムリミット20分疾走し続けるローラ!。オープニングからラストまで一気に駆け抜けて「え?これで終わり?」とおもったら、途中からまたリセットされてまた恋人を助けに行くシーンから始まる。これが全3バージョン。時間や人との関わりによって、顛末や起こる出来事がどんどん変わる。オマケに関わる人たちの人生までどんどん変わる。これはまるでゲーム映画!アニメと音楽の兼ね合いもメッチャよし!アニメに関しては「タンク・ガール」の時よりも衝撃というかつぼに入った、面白い! いやー、見れて良かった。ホントに。こんなに斬新な映画にめぐり会えて幸せです。

     ホコホコして会場を後にしたらロビーで友達が!なんと同じ映画を見ていたのでした。ふふっ。かなりポイント高い映画を続けて2本も見れて、幸せな一日となりました。



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