エンゼルギア研究所
†Testify Your Own / Angel Gear†

■サイト内検索

- Powered By Google -


■はじめに
このサイトは何か

参考資料リスト
GF誌記事リスト


■メインコンテンツ
研究所掲示板
エンゼルギア考察
▼天使大戦用語集
▼巫女ナビ推進委員会
TRPG用データ集

■オンラインセッション

■その他

Written by Japanese ONLY
(C)2003-2012 Souma-Seien.
All Rights Reserved.
back to Main

(C)2003 Inoue Jun'ichi
/ FarEast Amusement Research Co., ltd
(C)2003 ENTERBRAIN,INC.
(C)RUNE

Last Update/2012.02.05


◇ ゲーマーズフィールド誌記事リスト ◇

「残せるだろうか? 自分が生きた証を」
――GF誌7期3号、巻頭カラー記事より

 

第7期/第8期/第9期/第10期/第11期/第12期/第13期/第14期/第15期/別冊


■『ゲーマーズ・フィールド』15th Season(2010-2011)
▼Vol.6「エンゼルギア ――Recharge」第16回(実質第17回)
 

▼Vol.5「エンゼルギア ――Recharge」第15回(実質第16回)
 

▼Vol.4「エンゼルギア ――Recharge」第14回(実質第15回)
 

▼Vol.3「エンゼルギア ――Recharge」第13回(実質第14回)
 エンゼルギア世界における各クラスの掘り下げ。第5回はウィザード。
 タイトルイラストは、仕事の合間に腕を伸ばす「知恵ある者」の図。肩こりの原因は連日連夜のキーボード入力以外にもお察しください。
 記事の内容は、エンゼルギア世界におけるウィザードについて。単に科学技術者だけでなく、作戦立案や戦術予報といった参謀的な要素もあると述べられている。
 また、少なくない数のウィザードが瑞穂基地への転属を申し出ているが、人事に関しては完全にヴィヴリオ大佐の胸先三寸である……らしい。
・追加データ
 ウィザード、オフィーツィア、ギアドライバー、ソルジャー、ホムンクルス、共通の特技が2個ずつ追加。

▼Vol.2「エンゼルギア ――Recharge」第12回(実質第13回)
 エンゼルギア世界における各クラスの掘り下げ。第4回はツィヴィール。
 タイトルイラストは、至高亭のオヤジこと幸崎源三郎に弟子入りしたと見えるタン・メイリィの図。特製チャーハンを盛りつける気合の入った1枚が美味しそう。
 記事の内容は、ヤシマ=統一帝国における軍属について。既に軍の後方を支える事務職のほとんどが軍属(=正規の軍人ではない市民)であるという状況が逼迫感を感じさせる。
・追加データ
 アーティラリー、ガンスリンガー、サムライ、シンガー、ツィヴィール、ミーディアムに特技が2個ずつ追加。

▼Vol.1「エンゼルギア ――Recharge」第11回(実質第12回)
 エンゼルギア世界における各クラスの掘り下げ。第3回はシンガー。
 タイトルイラストは、(恐らく)放課後の教室で、掃除中にバンドセッションの真似っこをする「偶像天使」と三浦マリア。けいおん部創立しちゃえばいいよ!
 記事の内容は、エンゼルギア世界における“歌”とシンガーの特殊性が主に述べられるのだが、何とシンガーはギアドライバーより希少な存在だと明言されてしまった。シュネルギアよりもシンガーを揃えれば勝てるのでは? という疑問への回答だが、これはこれで何となく悲しい気もする。
 天使語がいわゆる“歌”として人間に認識されるということは1stから仄めかされていたが、この他にも録音された“歌”は大した効果が無い、雛子のクラスにシンガーが混ざっている、神威では歌唱能力を有する完全機械化兵ことゼンゲロイデの開発プロジェクトが進んでいる、合衆国十字軍には“聖歌隊”が存在するなど、さらりと恐ろしいことが書いてある。
 シンガーに興味のある向きは必読の記事だろう。


■『ゲーマーズ・フィールド』14th Season(2009-2010)
▼Vol.6「エンゼルギア ――Recharge」第10回(実質第11回)
 エンゼルギア世界における各クラスの掘り下げ。第2回はミーディアム。
 タイトルイラストは、加持祈祷に思いっきり気合を入れる司鏡紀央。陰陽術で天使を払っているようにも見える躍動感と、おっとりしたイメージのある紀央の、勇ましい表情が描かれた素敵な一枚である。ぜひ一度ご覧いただきたい。
 記事の内容は、エンゼルギア世界における魔術の起源に始まり、その形態や歴史が語られる。すべての魔術はすなわちエーテルを操る術であるという定義、宇宙空間にもエーテルが存在する、合衆国の弾圧により魔術師たちの多くがヤシマ=統一帝国に亡命している(彼らの多くは、アーネンエルベという組織に参じている)、コンロンのレジスタンスを支えるのは魔術国家としての歴史であるなど、重要な情報もさらりと書かれていたりする。
 また、天使大戦におけるミーディアムの役割についても設定が出され、彼らの活躍の場として次のようなものが挙げられた。

●統一帝国軍
 管制隊、飛行実験部、航空支援部
●ヤシマ軍
 陰陽部から瑞穂基地の霊的防御担当が派遣されている
●G3
 シュネルギア及びギアドライバーの霊的ケア。エーテル兵器の運用

 いずれも、シナリオフックとして活用できそうな記述が多く参考になる。また、エンゼルギア世界にいわゆる“魔術師”を登場させるなら、読んでおいて損は無いだろう。

▼Vol.5「エンゼルギア ――Recharge」第9回(実質第10回)
 今回から、エンゼルギア世界における各クラスの掘り下げが開始となった。記念すべき第1回は、もちろんギアドライバー。
 タイトルイラストは、シュネルギアのコクピットから降りる場面の「世界を変える者」と草薙伊音の姿。整備兵にあれこれ注文を付けるサンプルPCという珍しい構図。
 記事の内容としては、これまでGF誌などで解説されたギアドライバーに関する設定を補完・拡充・アップデートしたもの。目を引く記述としては、次のとおり。

・ギアドライバーが受ける育成カリキュラム。座学は瑞穂中学校で、実弾訓練や機密の絡むものは瑞穂基地で行われている。
 ヤシマ語、統一帝国語、外国語(主に合衆国語か?)
 軍事学、航空工学、電子工学、エーテル物理学、情報処理
 基礎体育、格闘訓練、射撃訓練、イメージ訓練
 実機訓練、シミュレーター訓練
・ギアドライバーたちに分かりやすいテキストをつくるため、アクシア隊長たちは日夜頭を悩ませている。
・実機訓練は週2時間が目安。
・ギアドライバーの寮は、同性なら相部屋も許可が出る。

 この他にもギアドライバーたちの衣食住といった日常生活に関わる記述が多数あるので、シナリオフックとしても活用できそうである。

▼Vol.4「エンゼルギア ――Recharge」第8回(実質第9回)
 今回の記事は、サプリメント「エンドレスサマー」とシナリオクラフトの紹介。
 タイトルイラストは、瑞穂中学校の屋上で飛来するホルテンXXBの撮影に挑む佐世保くんと、軍の無線を傍受して彼に協力したと思しき二ーナ・シュタインベルク。その光景自体も微笑ましいが、何よりかつてGF誌8期1号でモブキャラ同然に登場した彼が、6年の歳月を経てついに記事のタイトルイラストに登場するとは誰が予想しただろうか。
 また、直接は関係ない(はずだ)が、天羅WARのタイトルイラストで、いろいろあって身を持ち崩し、裏街道驀進中のアクシアに良く似た人物の姿を見ることができる。
・好評発売中
 カラー半ページで、リプレイ「銀翼の救世主」が紹介。

▼Vol.3「エンゼルギア ――Recharge」第7回(実質第8回)
 今回の記事は、シナリオ作成術(後編)。ここまで解説されたアイデアのまとめ方と、実際のシナリオへの起こし方、その他の注意事項について記載されている。
 ここで重要なのが、「エンゼルギア2nd」を遊ぶ誰もが考えるはずの「シナリオアイデア」を、実際に書き起こされた「シナリオ」のかたちに組み立てる工程が書かれていること。エンゼルギア2ndに限らず、既存のFEAR系ゲームのシナリオ記述法として、かなり参考になる。
 実際、オープニングフェイズからエンディングフェイズまでのシーン設計書のかたちにもなっているため、個々の記述をもう少し詳細にすれば、今回の記事をそのままシナリオとして遊ぶこともできるだろう。
 タイトルイラストは、舞い散る木の葉に竹刀を振るう剣道着姿の草薙伊音。瑞穂基地最強少女の凛々しい出で立ちは必見。
 また、直接は関係ない(はずだ)が、天羅WARのタイトルイラストで、あんパン無口状態のヴィヴリオ氏のアップを見ることができる。
・新製品紹介
 カラーページで、サプリメント「エンドレスサマー」及びリプレイ「銀翼の救世主(仮)」の紹介記事あり。どちらも表紙イラストが掲載されている。

▼Vol.2「エンゼルギア ――Recharge」第6回(実質第7回)
 今回の記事は、シナリオ作成術(中編)。PCの配役からモチベーションの整理とシナリオ設定の掘り下げ、あらすじの構築について述べられている。
 タイトルイラストは、珍しくブラインドのかかっていない窓の外を見て物思うヴィヴリオ大佐。前回の2人を眺めていると考えるとなかなか味わい深い。
・追加データ
 アーティラリー、ガンスリンガー、サムライ、シンガー、ツィヴィール、ミーディアムにオーギュメントが2個ずつ追加。

▼Vol.1「エンゼルギア ――Recharge」第5回(実質第6回)
 今回の記事は、シナリオ作成術(前編)。シナリオアイデアの着想法と、PCの配役について述べられている。
 タイトルイラストは、焼き芋を焼く中島茜と、それをじっと見つめる八坂凍。記事の内容がスイーツなので、おやつ繋がりだろうか。凍が夏服なのに茜が上着を着ているので、夏ではなく秋口の設定と見ると結構貴重な1枚かも。
・追加データ
 ウィザード、オフィーツィア、ギアドライバー、ソルジャー、ホムンクルス、特殊にオーギュメントが2個ずつ追加。


■『ゲーマーズ・フィールド』13th Season(2008-2009)
▼Vol.6「エンゼルギア ――Recharge」第4回(実質第5回)
 今回の記事は、ダーザインの運用について解説。タイトルイラストは、瑞穂中学校のプールで遊ぶナビゲーター4人娘。セラピアとトゥアレタは自前、伊音と凍はスク水というのがらしいといえばらしい。
 シナリオダーザイン、ギアドライバーの場合は併せてナビゲーターのダーザインを優先してあげる、という事は、意外と初心者では分かり辛い部分なので、ここに言及があるのは素直に良いこと。
 他にも、ダーザインを活用したシナリオや、そこから派生する専用オーギュメントの運用などについて解説されている。
・質疑応答、正誤表
 20090820版。主な修正点は、《ナヘル》の取得条件の明確化、ナハトファルケのHDP削減(20→6)、《ポイントガード》の復権など。
・追加データ
 アーティラリー、ガンスリンガー、サムライ、シンガー、ツィヴィール、ミーディアムに特技が2個ずつ追加。基準はどうやら「作成時にヴィークルを取得できないクラス」である模様
「蒼海の記憶」
 シナリオ。ゲストNPCは慰安旅行で温泉で海水浴と沖合にある何か。

▼Vol.5「エンゼルギア ――Recharge」第3回(実質第4回)
 今回の記事は、1stから2ndで運用方法が大きく変わったアガペーを解説。
 タイトルイラストには、別冊リプレイからシンガー指揮官こと劉萌萌が特別出演している。
 アガペー管理の総論と、実際のセッションでの運用について、オープニング、ミドル、クライマックスそれぞれのフェイズに分けて解説されている。重要な示唆としては、「クライマックスフェイズ開始時の適正値は600前後」「5レベルダーザインが確保できていないうちは、ボス敵との戦闘開始は推奨されない」といったあたりだろうか。
・追加データ
 ウィザード、オフィーツィア、ギアドライバー、ソルジャー、ホムンクルス、共通に特技が2個ずつ追加。基準はどうやら「作成時にヴィークルを取得できるクラス」である模様。
「キミノオモイデ」
 シナリオ。ゲストNPCは近藤和輝少佐。オニサムライ。トゥアレタについて、とんでもない裏設定が判明する。

▼Vol.4「エンゼルギア ――Recharge」第2回(実質第3回)
 今回の記事は、いよいよ発売となった「エンゼルギア2nd」についての、前作からそのままであったり、変更されたり、追加されたりした諸要素についての紹介。
 基本的にルールブックをまだ持っていない人向けの内容だが、2ndの概要として必要十分な説明になっている。
 注目すべきはコラム「新・MOEシステムの特徴」。
 ここでは「ダーザインボーナスで、プレイヤーはダーザインをレベルアップさせたり、新規取得を行なえる」と明言されているため、基本的にダーザインの新規作成にも+1以上のボーナスが必要だと思われる。

▼Vol.3「エンゼルギア ――Recharge」第2回
 今回から、執筆者がシステムデザインを担当した山村先生となった。
 記事の内容は、2ndで再整理された1999年7月時点でのヤシマ=統一帝国の現状についての解説。1stで存在は示されていても有機的な連携があまり見えなかった関東方面の各基地による防衛線の構築や、第三世代人間戦車の対天使兵器としての有効性について概論されている。
 だが、ひときわ目を引くのは、これまで「高圧のエーテルで覆われ、近寄ることすらできない」とされていた帝都周辺について、初めて言及された部分だろう。
 近未来的に発展した湾岸地域を覆う原生林と、巨大な“繭”の存在が、2ndの戦いを巡る当面の作戦目標であり、謎になると思われる。数の限られたシュネルギアに明確な作戦目標を示すことで、広大な戦線をカバーする完全機械化兵や諸部隊との棲み分けを行なうぶん、より遊びやすくなったと言えるかもしれない。
 新規イラストは、ギアドライバー、あるいは“救世主候補”として4人のサンプルキャラクターが紹介されている。左からワイルドでワルそうな細身の少年、春日亮(1stのギアドライバー/スナイパーのサンプルキャラクター)似の少年、腰に手を当てたツリ目寸胴のチビッ娘、エルフ耳のようなエーテルキャパシターにエレキギターを装備した長身の少女となっている。
 仮にナビゲーター4人娘との対応を予想すれば、それぞれ伊音、セラピア、凍、トゥアレタと組むのだろうか?
(答え合わせ:伊音とトゥアレタは正解。セラピアと凍が逆だった)

▼Vol.2「エンゼルギア ――Recharge」第1回
 装いも新たに、エンゼルギア2nd(仮)のサポートページがスタート。
 今回の記事は、前作となるエンゼルギアについての解説。取り立てて目新しいテキストではないが、システムデザインを担当した「遠藤先生が振り返るエンゼルギアという作品」という視点で読むとなかなか興味深い。
 2ndに向けての新情報は、次回の内容が「有明に産み落とされた天使たちの前線基地」という予告文。ここと瑞穂基地の間が主戦場になるのだろうか?
 さらに新規イラストとして、おそらくルールブックに掲載されるだろうナビゲーター4人娘の新規立ち絵が掲載。1stのそれと比べると、凍が凛々しくスパルタンに、セラピアが不思議ちゃん度UPになった印象。伊音とトゥアレタは、それぞれやや硬さが取れて躍動的になったイメージだろうか。
 また、今回の記事から再び筆者名が付くようになった。

▼Vol.1「エンゼルギア The 2nd edition(仮)」
 5年におよぶ沈黙を破り、ついにエンゼルギア再始動!!
 と銘打たれた「新展開」。記事構成は見開き2ページ、うち片側は表紙絵そのまま。カラーページ無しと、5年前に比べるとかなり扱いは泣けてくるが、それでも再起動したことは間違いない。
 テキスト部分は、これまでの「エンゼルギア・マテリアル」で述べられたことの一部要約。コメントカットではデフォルメされたセラピアたち4人娘の、それぞれの「2nd edition(仮)」への感想が……凍も一言くらい……。
 表紙絵は登場人物と情報量がぎっしり。1stとの対比で見るといろいろ面白い。中でも特筆すべきは、マイクを持った謎の新キャラクターか。
 また、新シーズンスタート時恒例のイラストレーターサイン色紙プレゼントで、井上先生の色紙はこの表紙絵をパロディしたデフォルメ版。例の新キャラが目線を引いた初音●クなのは何かの伏線か――?
 なお、今回の記事は7期当初と同じくノンクレジット。


■『ゲーマーズ・フィールド』12th Season(2007-2008)
▼Vol.6「エンゼルギア・マテリアル」最終回(実質第26回)
 マテリアルの最終回。
 「エンゼルコア」の物語の後、その登場人物がどのような道をたどったかが示された。ある意味、エンゼルギアのルールブックに記載されたNPCたちの総まとめが終わったとも言える。
 公式に、1945年の“総統”暗殺がラルフ・マスケンヴァルらの行動である(可能性が高い)ことが示唆されたが、もう一つ重要なのは、第2世代人間戦車であるアペルギアの基礎研究をゾフィー・V・シャウベルガーが行なったと言及されたことだろう。
 記事イラストは、ゾフィー、光子、ソコラタの3人。
 付されたコメントによれば、ゾフィーこそエンゼルギアの世界を作り出した女であり、光子は救世主の母となる女である。

▼Vol.5「エンゼルギア・マテリアル」第24回(実質第25回)
 引き続きテーマは「エンゼルコア」。
 エンゼルギア前史としての「エンゼルコア」は、ゲームでの各ヒロインルートを網羅しつつも、本編では示されない「アラフニルート・バッドエンド」的な展開を辿っているらしい。
 記事イラストは、アラフニの系譜。祖母と娘と孫娘にクローンまで混ざっている素敵仕様。
 コメントカットは、夏のフィギュア予告。今回も何かギミックがあるとのこと。新展開の発表は既に苦境である様子。

▼Vol.4「エンゼルギア・マテリアル」第23回(実質第24回)
 今回のテーマは「エンゼルコア」。パソコンゲーム版エンゼルギアの前史となる、1939年のノルトラントでの事件――の、前日譚のスタイル。実質的に語られていることは、パソコンゲーム「エンゼルコア」の状況説明。
 記事イラストは、アンナ・Oとサラサにオノマ。エンゼルコアという作品を1枚で説明するのには象徴的な3人だろう。
 なお、コメントカットでは新展開についてさっそく遠藤先生のツッコミが入っていた。

▼Vol.3「エンゼルギア・マテリアル」第22回(実質第23回)
 今回のテーマは「ギアドライバー」。ここでの解説にナビゲーターとの区別がされないことからも、ナビゲーターとドライバーは役割交換できる存在であることが明示された。
 さらに、真偽はともかく“黒い天使核”の持ち主(十数人程度と目される)はヤシマ=統一帝国以外にはほぼ皆無であること、羽村総司がギアドライバーたちのメンタル面でもサポートしていること、天野ツバサの家族も天使核適性がトップクラスであることなど、さらりと重要な情報も出されている。
 記事イラストは、あんパンを食べるサンプルギアドライバー3人組。スナイパーの彼はより少年らしく(ショタっぽく?)、シューターの彼女は何故か背が高くなりツンデレ属性を搭載。一番変わらないのがフェンサーの彼という構図。後方のヴィヴリオ司令ともども、見所の多い内容である。
 コメントカットでは、今年はエンゼルギアに動きがあるとのこと。同人フィギュアではないともされるが、果たして?
(答え合わせ:エンゼルギア2版発売がJGCでアナウンス)

▼Vol.2「エンゼルギア・マテリアル」第21回(実質第22回)
 今回のテーマは「シュネルギア」。対天使兵器の究極――ヴィヴリオ曰く天使に対抗する天使として、天使兵そのものを忠実に模倣することが、シュネルギアの根源であると言明された。
 また、ヤシマのトップであるミカドが“第四の喇叭”時点で帝都に居たため「行方不明」扱いになっていることや、シュネルギアはテスト機を含めても10機に満たないことなどにもさらりと触れられている。
 記事イラストはシュネルギア:カノーネ。何と8期2号以来、4年ぶりの再録となった。

▼Vol.1「エンゼルギア・マテリアル」第20回(実質第21回)
 ルールブック掲載のNPC紹介も終わり、再び世界観の解説に戻る。
 今回のテーマは「ケルン」。総括するとケルンを纏うモノに対して有効な打撃を与えられるのは、同じくケルンを纏う(纏わせることのできる)モノである、ということが述べられている。
 特にシュネルギアは、ケルン展開能力において天使兵と同等であり、その性能を引き出すためにも、攻撃と防御(機動)を分担するためドライバーとナビゲーターの2人を必要とすると述べられたことは、PCとナビたちの戦闘時のやり取りの参考となるだろう。
(余談だが、瑞穂基地の司令であるハルトマン大佐も、対天使戦闘で実績を残したことから、いわゆる“天使”の血を引く存在とされている)
 コメントカットは、公約だった「今冬発売」に対する事実上の敗北宣言。
 また、新シーズンスタート時恒例のイラストレーターサイン色紙プレゼントにおいても、3年間続いた「エンゼルギア」キャラクターに代わって、「アルシャードFF」からヴィオレット(背景にD&Dリプレイのガンボルトも居る)が採用。
 記事イラストは、シュネルギアを飛ばすイメージトレーニングに励むセラピアと伊音。死ぬほど可愛いのでファンは必見。セラピアの腰脇と伊音の御美脚はまさしく絶対領域と呼ばれるにふさわしい。


■『ゲーマーズ・フィールド』11th Season(2006-2007)
▼Vol.6「エンゼルギア・マテリアル」第19回(実質第20回)
 ルールブック掲載のNPC紹介、最後まで後回しにされトリを飾ったのはシュネルギア隊のライバル、第9世代完全機械化兵のリメッツェ9-11となった。
 どちらかと言うと、この記事は彼女というより第9世代完全機械化兵そのものの解説という意味合いが強い。まず、重要な情報として1999年時点での主力は第7、第8世代であり、リメッツェたち第9世代の完全機械化兵は、瑞穂基地を含め十数機しか存在しないという設定が出されている。
 つまり、彼女は第9世代リメッツェ型の11番機ではなく、第9世代完全機械化兵の11番機リメッツェ、となるのだろう。これはシュネルギアと共通するナンバリングであり、完機ちゃんのPCを作成する場合、意外に参考となる。
 また、完全機械化兵の製造工程や個体差の存在、現役の兵士のクローニングは天使化の確率が跳ね上がることなど、見るべき点は多い。彼女たちをメインに据えたシナリオを組む上で、押えておくべき記事と言える。
 記事イラストは立ち姿も凛々しいリメッツェ。コメントによれば、彼女がヴィヴリオ大佐に似ているのは偶然ではないらしい。

▼Vol.5「エンゼルギア・マテリアル」第18回(実質第19回)
 謎多き瑞穂基地の看護師、ニナ・ホルツマンがテーマ。羽村医師の「おまけ」に過ぎなかったはずの彼女だが、意外なひみつを持っていたことが明かされる。
 何と彼女はG3情報部所属、それもヴィヴリオ大佐の監視を任務としているという。これはニナの曾祖母がヴリル・ソサエティ最高の魔女と呼ばれた人物であり、その血を彼女が濃く受け継ぐことに起因するのだが、本人の動機は至ってまともであり、「シュネルギアのパイロットは年端もいかない少年少女だが、そうと決めたのはヴィヴリオ大佐である」という事実に対する反発、まっとうな正義感から来ている。
 他にもう一つ、彼女は誰にも言えないながら女性らしい? 趣味を持っているのだが、これについては実際に記事を読んで確かめられたい。
 だが、ニナは諸般の事情によりパソコンゲーム版に登場しないと明言されてしまった。――本来の立ち位置である、羽村医師のおまけでいいので出してほしいという声も多いと思うのだが。
(注:2ndが正式に原作となったので、ニナさんは抹消されずに済んだ。これは、全ての従軍看護婦を愛でる者たちにとって福音であろう)
 記事イラストは、瑞穂基地医務室での可愛らしい看護師姿。奥に控える羽村医師とのセットが、実に彼女らしい一枚。
 コメントカットは、夏のフィギュア予告。今回は天野ツバサ。

▼Vol.4「エンゼルギア・マテリアル」第17回(実質第18回)
 今回は、若すぎる少女整備兵こと、中島茜がテーマ。
 彼女は軍属ですら無く、瑞穂中学校の一般クラスに在籍していながらほとんど学校に通わず、しかも瑞穂基地の整備兵たちにその腕を認められる優秀なエンジニアであること、特にV機関(つまり天使核)の扱いに天性の才能を持っていることが述べられた。
 また、父である三郎との関わりや、同世代の少年少女との視線の差異などについても触れられている。ついでに瑞穂基地の整備兵には本来2系統あるが、現場の状況から中島三郎をトップとした協力体制が組みあがっているというのも面白い。
 記事イラストは、シュネルギアの指の部品をがっつり重量挙げする茜の図。
 後方でひーこら言ってるリュンマ(しかも立ちきれてない)との対比が実に微笑ましい。また、三郎の記事と合わせるとある推測が成り立つが、この構図はその伏線だろうか。
 なお、コメントカットで「エンゼルギアパソコンゲーム版今年度冬発売!!」などと高らかに宣言されているが、結果はご存知のとおりである。

▼Vol.3「エンゼルギア・マテリアル」第16回(実質第17回)
 エンゼルギアの公式お子様オペレーター、プシナプシナの回。
 彼女は“黄金の森”と呼ばれる北欧の小国出身(“連邦”に接するという描写から、モデルはフィンランドだろうか?)であることが明かされた。また、プシナプシナは1994年の合衆国による“黄金の森”炎上と祖国滅亡の危難を逃れ、G3の手によってヤシマに亡命したのだという。
(――本文中では1944年とあるが、明らかにプシナの年齢や当時の状況に矛盾しており、まず1994年で間違いないと思われる)
 本来、トゥアレタも含め彼女のような孤児は“生命の泉”教会で保護されるべきところを、ヴィヴリオ大佐が書類上の保護者となっている点もさりげなく要チェックポイント。
 ちなみに、記事イラストは「本編中には登場しない」と明言されてしまったプシナプシナの私服。何たることか。
(注:2ndが原作になったことで、プシナプシナの私服は正式に採用となった。お兄さんお姉さんたちにとって福音であろう)

▼Vol.2「エンゼルギア・マテリアル」第15回(実質第16回)
 謎に包まれた第10世代完全機械化兵、クベルタ10-9について……あまり言及されていない。彼女の物語はパソコンゲーム版の根幹に関わるエピソードであり、NPCとしてルールブックへの収録が見送られたことからも、これは止むを得ない措置だろう。
 その代わり、クベルタが封印されていた瑞穂基地の封鎖区画、及び地下に設置された巨大霊素演算装置“ベリアル”への、ヴィヴリオ大佐の関わりが明示された。また、クベルタが発見された際に茜が驚愕する(ほどの、未来テクノロジーのカタマリである)ことや、発見初期のぽんこつメイドロボから本来の力を取り戻す過程が仄めかされている。
 よって、頑張ればどうにかTRPG版でもクベルタ10-9を活躍させる素地ができた……というには、同人誌が無ければロールの手がかりにも不足し、ナビ性能も未設定のままと、まだまだ辛い状況。
 なお、この号の記事イラスト及びコメントカットは、いずれもこのクベルタ同人フィギュア関連からの流用である。

▼Vol.1「エンゼルギア・マテリアル」第14回(実質第15回)
 前回に引き続き第14回と銘打たれているが。この際気にしない方が、たぶんいろいろと幸せなはず。
 さて、この回では天野ツバサに言及。彼女の過去、現在の恋、そしてNPCとしての運用方針について述べられている。正直、ツバサというキャラクターはこの手のゲームのテンプレートから外れているだけに、ルールブックのデータだけでは非常に運用しにくかった。この点について、背景が掘り下げられたのはありがたい。
 また、天野家が公安、情報系に強い軍人の家系で、父、兄、姉がそれぞれ優秀な軍人であることも述べられている。ここから、彼女の家庭環境をあれこれ想像してみるのも面白いかも知れない。
 さらに、彼女が他の同世代のNPCたちにどう反応しているかも簡単に触れられている。おまけとしてNPCだけでシュネルギア隊を編成した場合の組み合わせが掲載されており、ツバサはデフォルトでセラピアと組んでいるのだが――、それでも彼女にとって、セラピアだけは理解できない生き物らしい。
 コメントカットは、クベルタフィギュア秘密仕様の図解。実際はこうならなかった幻の設計図である。余談ながら、この号の記事イラストに描かれたツバサは、後に「ツバサBB付属本」でカラー版が収録された。
 なお、新シーズンスタート時恒例のイラストレーターサイン色紙プレゼントにおいて、井上先生のそれはくだけた軍服のアクシア・リヒトヴィッツ。他を圧倒するその存在感に刮目すべし。


■『ゲーマーズ・フィールド』10th Season(2005-2006)
▼Vol.6「エンゼルギア・マテリアル」第14回
 元気印な新米ギアドライバー、リュンマ・サカモトについて言及。
 まず、TRPGでの彼女の扱い方が提示されたことは大きい。さらにリュンマは統一帝国系クォーター(父親がハーフ)であるとか、しとやかな性格の母と姉がいるとか。努力と根性と素直さを兼ね備えているとか。メーヴェに所属していた尊敬する父親が天使化で死んだとか。実に「スーパーロボットものの王道主人公っぽい」要素がてんこ盛りである。
 記事イラストは、シュネルギアに乗れる前夜に興奮で眠れず、目を赤くしちゃって敬礼するリュンマの図。着ているパイロットスーツは、各ドライバー、ナビゲーターに合わせるカスタマイズ前の仮スーツ。遠景のシュネルギアと併せて、実に彼女らしい一枚である。
 プロジェクトYの報告では、クベルタ10-9の1/6同人フィギュア作成が判明。

▼Vol.5「エンゼルギア・マテリアル」第13回
 今回のテーマは維馬篭代胤陸軍“大将”。かつてのシナリオでは中将として紹介されていたはずなので、設定が変更されたか、昇進したのだと思われる。
 内容的には、これまで少しずつ提示されてきた八坂機関と維馬篭代胤に関する情報の総括的なもの。しかして陸軍情報部、陰陽部、対天使部隊を実質的支配下に置くことから、ヤシマ軍の対天使戦力=八坂機関という構図が明示されたこと。さらに八坂凍、草薙伊音の瑞穂基地への派遣が維馬篭代胤の意図であると判明したことは大きい。
 さらに重要なのは、異母妹である東雲光子についての情報。これを基にある推測が成り立つのだが……。
 コメントカットでは、またロクでもない計画について言及。
 つまりプロジェクトY。

▼Vol.4「エンゼルギア・マテリアル」第12回
 今回は、エンゼルコアから引き続いての登板となるヴィヴリオ司令がテーマ。彼女の出生、世界大戦期から40年戦役における行動、そして天使大戦との関わりが語られる。
 特筆すべきは、彼女が1939年のマスケンヴァル事件後、統一帝国親衛隊G3の情報将校として活動しながら、1945年に輸送機を奪取して合衆国に脱走したこと。そして40年戦役において、再びG3(あるいはヴリル・ソサエティ)の士官として活動し、さらにはドライクロイツの発足どころかシュネルギアの開発にまで中心的な存在として関わったことだろう。
 記事イラストは、エンゼルコアでのギミックでもある2人のヴィヴリオ。さて、彼女たちは2人ともエンゼルギアに関わっている風にも読み取れるが――?
 コメントカットは、原画描きについての報告。まったく関係ない会社で描いている……?
(答え合わせ:実は2人とも「エンゼルコア」を生き延び、かつ瑞穂基地に存在していることが「エンドレスサマー」で語られた)

▼Vol.3「エンゼルギア・マテリアル」第11回
 みんなが彼女を待っていた! 僕らの頼れるたいちょーこと、アクシア・リヒトヴィッツが満を持して登場。
 13年前の八門結界完成寸前に起こった戦いによって大切なものを喪った彼女が、統一帝国の援助を受けて成長し、若干18歳でメーヴェに配属されたこと。それから4年間、天使との過酷な戦いを生き残って来たこと――。これらが、いまのアクシア・リヒトヴィッツの根幹を成していることが語られる。
 そして4年前。1995年にG3兵器開発局に移籍した彼女が、上司となったヴィヴリオから与えられた任務は、大陸での潜入活動。これが最終的に、彼女がアンナ・Oから“黒い天使核”とセラピア・パルマコンを受け継ぐことに繋がっていく。
 記事イラストは(胸元から?)拳銃を抜くアクシア。その向こうに微かに見えるAK47構えたアンナ・Oと、さらにエクリシアもポイント。
 コメントカットでは「2006年度にエンゼルギアパソコンゲーム版の進展(発表など)がなければ、総てのシナリオをつめ込んだサプリを出します」との宣言が出されている。
(注:もちろん、現在では全てが幻、黒歴史である)

▼Vol.2「エンゼルギア・マテリアル」第10回
 瑞穂基地整備班長、おやっさんこと中島三郎についてのエピソード。
 シュネルギアのコンセプトである「人間戦車は航空機であるべきだ」という概念を中島飛行機が提案したこと。40年戦役において若かりし中島三郎が南方諸島を転戦し、伝説の整備兵として名を残したこと。帝大における天使研究の第一人者、南雲教授の同窓であることなど、やはり只者ではない事実がごろごろ。
 なお、おやっさんの奥さんは隣家の幼馴染で看護師で戦地で再会して10年間共に過ごして結婚という、やはり波乱万丈なエピソードも持っている。今は他界しているのが残念。
(注:中島葵は、“天使病”によって亡くなったと2ndで設定された)
 記事イラストは、整備班をどやしつけるおやっさん+整備中のシュネルギア。うぅーんカッコいい。10年前くらいのチビ茜+おやっさんの絵もあるのはご愛嬌。前回のチビ凍との何と落差のあることかー!
 なお、コメントカットにおいて宣言された「エンゼルギアは2006年に絶対になにか進展します」は結局、果たされぬまま終わった。
(『井上純弌の地平』での追加データを“進展”にカウントすれば別)
(さらに余談。この号から『くいっくすたーと!』開始。そのおかげか、再びサポート記事の大トリから離れ始める)

▼Vol.1「エンゼルギア・マテリアル」第9回
 羽村総司に言及したこの回では、瑞穂基地の(G3)軍医として以外の彼の素顔に迫る解説記事。ヤシマ陸軍情報二課所属の特務中尉としての彼は、維馬篭代胤率いる八坂機関麾下の立場も持つことが示された。――ルールブック付属シナリオでも示唆されていた、『二重スパイ』という彼の立ち位置を明示した記事である。
 記事イラストは「こんな写真があったら、スパイとしてはおしまい(笑)」と付記されたヤシマ陸軍の軍服姿の羽村総司と、おちびちゃんな凍のペア。純粋に羽村中尉がカッコ良く、また八坂凍が(3人目とかでなければ)“ある日突然14歳の姿で出現したわけではない”と確定される重要な一枚。確かに、こんな写真が残っていたら特務機関としてもアウトだろう(笑)。
(注:2ndでは1998年以前の凍に会う事が不可能なため、本気で3人目という可能性もある)
 コメントカットは、トゥアレタフィギュア完全版の作成宣言。
 新シーズンスタート時恒例の新シーズンスタート時恒例のイラストレーターサイン色紙プレゼントにおいて、井上先生のそれはパイロットスーツ姿の伊音。恥らう表情が死ぬほど可愛い。シュネルギア:マサムネと同じく朱色が基調だが、これはいわゆるヤシマカラーを踏まえていると推測される。


■『ゲーマーズ・フィールド』9th Season(2004-2005)
▼Vol.6「エンゼルギア・マテリアル」第8回
 フリューゲル・ズィーガーに言及したこの回では、メーヴェにおける青春、栄光と挫折、そしてロマンスについて解説。第21飛行中隊の唯一の生き残りであり、たった1人から第21飛行中隊を再建した彼の孤独あるいは絶望は、今も癒されていないのだろう。
 なお、記事イラストはフリューゲル+アクシアの出雲基地ベストカップル(笑)。アクシアの着ているアペルギア用の耐Gスーツの方が、資料的価値も高いという困った1枚。

▼Vol.5「エンゼルギア・マテリアル」第7回
 この号から、瑞穂基地の重要人物(ルールブック掲載のNPC)たちをテーマとした記事+イラストのスタイルとなる。
 40年戦役時におけるギュンター・ハルトマン大佐に言及したこの回では、まだ少年だった大佐が辿った激烈なシベリア横断逃避行について解説。試作戦闘機にいきなり乗り込み、天使兵を撃破するというギアドライバーも真っ青の主人公っぷりであったことが明かされた。
 なお、彼の戦いを2人の美女が支えていたというのも興味深いが、問題はハルトマン大佐に、某ケルバーのリザベート女伯爵と同じく10歳ほど年齢詐称疑惑が発生したことだろうか。――1944年生まれの男が、1999年時点で45歳というマジックがどのように種明かしされるか、今後に期待である。
 なお、ハルトマン大佐は2ndでも45歳。マジックはまだまだ続く模様。

▼Vol.4「エンゼルギア・マテリアル」第6回
 エンゼルギアの世界観の中核を成す“天使”についての解説その2。今回はいわゆる天使兵についての概説となっている。
 合衆国が天使兵を運用できるのは、ひとえに“法王”と呼ばれる人物の存在ゆえであること。また天界位階基準における下級天使であるはずの“大天使”たちこそが最初に人類と交わった天使であり、ゆえに最高位であるはずの“熾天使”さえ凌ぐ存在とする説などを紹介。
 記事イラストは天使兵が恭しく胸に構えた掌に佇み、剣を携えた八坂凍。
 ――本来ならばありえない光景。『表記は矛盾し、混乱しているが、全て真実である』
(答え合わせ:凍が《エヴァU》を使用し、《メタトロン》の効果を得たのだと思われる)

▼Vol.3「エンゼルギア・マテリアル」第5回
 エンゼルギアの世界観の中核を成す“天使”についての解説その1。今回はいわゆる天使核を持った人々の歴史についての概説となっている。
 記事イラストはアラフニと天使兵。天使兵とは意思ある存在であり、彼らは意志を持って“戦争”をしている――とすれば、人に害を成すモノであれば悪魔と呼ばれるのではないか? というパソコンゲーム版エンゼルギアへのヒント付き。
 なお、この号からメタルヘッドやドラゴンアームズをも抜いて、サポート記事の大トリに定着し始める。

▼Vol.2「エンゼルギア・マテリアル」第4回
 パソコンゲーム版における神楽、リュンマ、ツバサの3人。そしてTRPG版におけるギアドライバーたちが持つ“黒い天使核”。――それは『救世主候補』としての資質を示すものであると解された記事。
 なお、同じく“黒い天使核”を持つギアドライバーであるアクシアについては、救世主候補「ではない」とも示されており、ある意味非常に意味深な伏線が張られたと言える。
 よって記事イラストも、神楽、リュンマ、ツバサの3人組。
 ひたすら元気印なリュンマ、神楽に絡むツバサ(名門天野家の出身という追加情報あり)、うろたえる神楽という構図。また、コメントカットにおいてトゥアレタフィギュアの製作開始が言及された。

▼Vol.1「エンゼルギア・マテリアル」第3回
 エンゼルギアの世界観を俯瞰する上では外せない「40年戦役」についての解説記事。ひたすら負け続ける絶望的な戦線においてなお、諦めを踏破しようとした人間たちの姿が語られる。――40年戦役の生き残り、といった渋いキャラクターを演出する上では必読かも知れない。
 また、「エンゼルコア」の登場人物のうち、エクリシアとアンナ・Oのその後についても示唆されている。
 記事イラストもやたら情報量が濃く、中央の傷ついたヴィヴリオ、その奥にほくそ笑むアラフニらしき人物の周囲に――MiG21フィッシュヘッド、F-104スターファイター、アペルギア、天使兵に蹂躙される(たぶん)レオパルド1型。そしてTa183、あるいはBvP215の改良型らしき戦闘機(実はエンゼルギアにおける「最初の」BvP504)という充実振り。コメントにおける朝鮮戦争ぐらいのテクノロジーに、超兵器として登場するF-14トムキャットという世界観も見てみたい気がするものの、たぶんより客層を限定しただろうことは間違いない。
 コメントカットにおいて言及されたパソコンゲーム版エンゼルギアのサントラ先行発売については、ついぞ音沙汰無しで終わった。
 なお、新シーズンスタート時恒例のイラストレーターサイン色紙プレゼントにおいて、井上先生のそれはエロ水着姿のトゥアレタ。これは後にトゥアレタフィギュア前期型のデザインベッドになったと思われる。


■『ゲーマーズ・フィールド』8th Season(2003-2004)
▼Vol.6「エンゼルギア・マテリアル」第2回
 今回は、戦争ものを描く上での日常と非日常の対比をテーマとした解説。
 記事イラストは、セラピア、伊音、トゥアレタの休日でのおしゃれ姿。それぞれに違った個性が出ていて愛らしさもひとしお。なお、予想されていたとおり凍に私服と言う概念は存在しないことも示された。

▼Vol.5「エンゼルギア・マテリアル」第1回
 この号から、原則2ページでの記事+イラストのスタイルとなる。
 今回は、ナビゲーターのロールプレイ指針としてのツンデレの解説。
 記事イラストは、セラピアをモデルとしたギアドライバーの耐Gスーツ(パイロットスーツ)の紹介。各ドライバー個別にカスタマイズしてあるとの設定が判明。
 また、ダーザインレベルと同じく、技能もクライマックスフェイズにおいて5レベルまで上昇して良いとする追加ルールが掲載。

▼Vol.4「瑞穂レポート」第6回
 瑞穂基地での日常をテーマとした解説記事。この記事において、ギアドライバーたちの身の回りの世話を完全機械化兵が行なっていることが判明している。
 また、コラムとしてギアドライバー/ストライカーのデータ内で紹介されたパワードアーマー及び九八式対天使砲改が正式にデータ化。
「僕が考えたヒロイン」
 最終回は、戦争に夢を断たれた義足の少女、三条恭花を紹介。
「這い寄る恐怖」
 シナリオ。ゲストNPCは加賀修平。凍の犬好きが判明したエピソードとなる。

▼Vol.3「瑞穂レポート」第5回
 前回の記事を掘り下げ、個々のシーンの長さや運用をテーマとした解説記事。よりエンゼルギア的な内容となっている。
「僕が考えたヒロイン」&ギアドライバー
 第5回は第10世代完全機械化兵(の、テストタイプ)T−Xを紹介。
 また、トゥアレタに対応する追加サンプルキャラクターとして、ギアドライバー/ストライカーが掲載。データ内にパワードアーマー及び九八式対天使砲改の追加あり。
「裏切りの末路」
 シナリオ。ゲストNPCはミシェル、そして“あの”ノーマン・ベイカー。

▼Vol.2「瑞穂レポート」第4回
 セッションにおける時間管理をテーマとした解説記事。エンゼルギアに限らず、シーン制TRPGの運用法としても示唆に富む。
「僕が考えたヒロインシュネルギア」
 追加機体としてシュネルギア:カノーネを紹介。また、次回の記事として「僕の考えたギアドライバー」を併せて募集。

▼Vol.1「瑞穂レポート」第3回
 ハンドアウトの運用をテーマとした解説記事。なお、新シーズンスタート時恒例のイラストレーターサイン色紙プレゼントでの、井上先生のそれはオーバーオールのセラピアであった。
「僕が考えたヒロイン」
 第3回はシュネルギアをサポートする、G3第7支援飛行隊(七支隊)を紹介。
「誰がための、銃口」
 シナリオ。ゲストNPCは荒崎憲吾。出雲基地が回想シーンに登場。


■『ゲーマーズ・フィールド』7th Season(2003-)
▼Vol.6「瑞穂レポート」第2回
 シュネルギアの出撃、及び発進シーンをテーマとした解説記事。指揮官、管制官のロールプレイにかなり役立つ。
「僕が考えたヒロイン」
 第2回はエーテル兵器系ナビゲーター、司鏡紀央を紹介。
「黒い実験機」
 シナリオ。ゲストNPCは桐子・ランドルト。維馬篭代胤も登場。

▼Vol.5「瑞穂レポート」第1回
 ダーザインをテーマとした解説記事。コラムにワールドガイドとしてコンロンの簡単な紹介つき。この他、質疑応答・正誤表を掲載。
 また、この号から記事に筆者名がつく。
「僕が考えたヒロイン」
 第1回は格闘系ナビゲーター、タン・メイリィを紹介。
「戦士の、資格」
 JGC−WEST03での先行セッションに使用されたシナリオ。ゲストNPCは綾村翠。

▼Vol.4「君のいる物語」
 巻頭カラー記事。Motion of Emotionシステムの概説、一部キャラクタークラスの紹介、サポート予定などを掲載。また、この号において「僕が考えたヒロイン」の募集開始。
 この号まで記事に筆者の署名は記されていない。カラーページはともかく、この号についてはモノクロページの記事でも唯一無署名なため、目次でそこはかとなく異彩を放っている。
 裏表紙の広告は、ルールブック掲載の立ち絵となった。

▼Vol.3
 巻頭カラー記事。成年向けパソコンゲーム『エンゼルコア』及び次回作『エンゼルギア』を原作とする新作RPGとして紹介。
 余談だが、裏表紙の広告には「セッティングマテリアル」に収録されている制服検討版の凍とトゥアレタが掲載されている。


エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠