†Testify Your Own / Angel Gear†
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Last Update/2012.02.05
◇ 八坂凍のスペックについて ◇
「……………………犬」 ――八坂凍
01/02/03/考察TOP
およそ、人間扱いされていない。
実はここに、凍が何者であるかを推察するヒントが隠されている。援用すべきは備品扱いされている完全機械化兵たち。……そう、彼女は、八坂凍は完全機械化兵と同様の存在なのだ。 戦いしか知らず、感情らしいものを持つように見えず、通常の人間を遥かに越える反応速度と戦闘能力を持つ。これは凍だけでなく、ほぼ完全機械化兵にも通用する特徴だろう。 だが、もちろん凍は生身の人間である。感情も無いわけではなく、知らないだけだ。彼女が感情を得ていく過程が、彼女の物語の中心を成す流れであることは、容易に想像がつくだけでなく「セッティングマテリアル」でも述べられている。 では、生身の人間を完全機械化兵のように成すものとは何か。 ありがちな回答だが、ある程度の確信をもって書く。 八坂凍は八坂機関が生み出した、シュネルギアを操るための強化人間(ブーステッドマン)ではないだろうか。 生身のまま完全機械化兵並みのスペックを得る手段として考えられるのは、思考感情操作、遺伝子操作、薬物投与などで、たぶん、いずれも凍には施してある、と思う。 そして凍が栄養剤しか食べないのは、強化の結果、それしか食べられない身体にされているのか。あるいは栄養剤とは真っ赤な嘘で、凍を凍たらしめている薬物そのものを“栄養剤”と偽っているからではないか。
きっとそれは大切なものになる。 そしてもし、別の名前を持つ“八坂”製の少女たちが居るとすれば。彼女たちと凍とを分ける何かに、なるはずだ。
記:2004.02.17 記事一部修正:2005.10.10 見出し追加:2007.11.19
エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠