■クラスデータ
●特技の見方
Q:タイミング:オートアクションの特技はいつでも使用できるのでしょうか? 例えばミドルフェイズで、ラウンド進行で無い時に《ひらめき》を使用するなど。
A:タイミング:オートアクションの特技は、宣言だけで使用することができます(ルールブックp200)。ただし、個々の特技で宣言するタイミングが決まっているものは、その制限を受けます。
この場合、厳密に解釈すればラウンド進行で無い=メインプロセスが発生しないため、《ひらめき》を使用することはできません。
ゲーム的な処理を優先するなら、GMは即座にラウンド進行を宣言し、《ひらめき》の使用を認めるべきでしょう。もっとも、そこまでいちいちやらずとも、素直にGMが《ひらめき》を使ってよいと裁定すれば問題ないと思われます。
逆に言えば、《アツィルト》のように「いつでも使用できる」と明記してある場合は、ほんとうにいつでも使用することが可能です。
●オーギュメント
▼《ホド》
Q:《ホド》による攻撃のダメージを、《カバーリング》や《スケープゴート》で移し換えることはできますか?
A:それらの特技は、軽減ではないため、ダメージを移し替えることは可能です。もちろん、移し替えたキャラクターが、そのダメージをさらに《切り払い》などで軽減することはできません。これは、権能である《†神罰》についても同様とします。
●追加特技(「エンドレスサマー」)
▼《新兵器開発》
Q:《新兵器開発》で取得したヴィークル(主にシュネルギア)には、FASTパックや基本装甲、機体兵装なども装備されているのでしょうか?
A:装備されていない、とした方が面白いでしょう。足りない武装は既存の機体から流用したり、<調達>や<陳情>で揃えるなど工夫してください。
なお、この処理が面倒であると判断した場合、GMは通常通り全ての装備が揃った状態で機体を入手できるとしても構いません。
▼《操気術》
Q:《操気術》を使用して、《ハードシールド》の効果を無視することはできますか?
A:いいえ、できません。《ハードシールド》はリアクションで使用する特技であり、《操気術》を使用するダメージ決定ステップで効果が打ち消されることは無いものとします。
▼《古強者》
Q:《古強者》で指定した技能のレベルを、成長させた後の処理が分かりません。
A:1レベルの技能を2レベルに成長させた場合は、引き続き《古強者》の対象とすることができます。2レベルの技能を3レベル以上に成長させた場合、この特技の対象を他の2レベル以下の技能に変更しても構いません。
もし、他に1つも対象にできる技能が無い場合、この特技は何の効果も発揮しなくなります。お疲れさまでした。
Q:《古強者》を複数取得して、複数の技能を指定することはできますか?
A:そもそも、《古強者》は別々の技能を指定して、別の特技として扱うようにはなっていませんので、複数取得すること自体が不可能です。
>>NEW ●追加特技(GF誌15期4号)
▼《パージシステム》
Q:オートアクションである《※戦場の歌姫》と《アイドル》は、「判定の直前」という同じタイミングで使用されますが、この時に《パージシステム》を使用するとどうなりますか?
A:1つの特技を同じタイミングで複数使用しても、効果は重複しません。このため《※戦場の歌姫》または《アイドル》のうち、どちらかの代償をアガペーではなくHPで払い、残りのアガペー上昇は通常どおりの処理となります。
●追加特技(GF誌15期6号)
▼《一緒にお弁当》 Q:《一緒にお弁当》は、対象が自分自身だけでも使用できますか。
A:はい、できます。これは《勉強会》も同じと考えてください。
▼《輝く結界》
Q:《輝く結界》は自分が搭乗者であるヴィークルにも効果がありますか。 A:いいえ、ありません。
Q:《輝く結界》は、バッドステータスの侵食:Nや、《※リミッター解除》によるHP代償なども0にできますか。
A:侵食:Nは実ダメージなので、《輝く結界》の対象になります。しかし、《※リミッター解除》のように「HPを失う」ことは実ダメージでは無いため、《輝く結界》で軽減することはできません。
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●追加オーギュメント(「エンドレスサマー」)
▼《イサカル》
Q:《イサカル》を使用したウィザードが、自身に《コクマー》や《ビナー》、《ケセド》を使用することはできますか?
A:いいえ、できません。《イサカル》は、オーギュメントを選んだ時点で、そのオーギュメントと同じものと考えて運用してください。
▼《スミルナ》
Q:《スミルナ》をアガペーが660の時に使用した場合、与えるダメージはどうなりますか?
A:アガペーは666+以上の数値を持たないため、1/10(端数切捨)によって66点となります。
▼《ピソン》
Q:《ピソン》をヴィークルに搭乗していない時に使用することはできますか?
A:はい、できます。ただし「装甲」が存在しないため、追加ダメージは発生しません。
>>NEW ■軍装
●追加兵装(GF誌15期4号)
▼完全義体
Q:完全義体を複数同時に装備できますか? A:いいえ、できません。1つの部位に装着できる装備は1つまで(ルールブックp138)です。
Q:「装備部位:全身」である強化型完全義体は、神経強化と同時に装備できませんが、皮下装甲とであれば同時に装備可能でしょうか?
A:可能である、とすべきでしょう。なお、完全義体の説明で「同時に装備できない」と書かれたインプラントが、全身とは別の装備部位を持つ場合、その完全義体は全身に加えて、その装備部位もデータとして持つと考えると良いでしょう。
(例:重装型完全義体は、装備部位:皮下である皮下装甲と同時に装備できないため、装備部位:皮下も同時にデータとして持っていると考える)
Q:工作活動用完全義体の効果は、エネミーとエンゲージした状態でも発揮されますか? また、セットアップで特技と併用できますか。
A:はい、発揮されます。特技との併用も可能です。
Q:工作活動用完全義体の効果は、ヴィークル搭乗時でも得られますか?
A:これ以外の装備に影響されることなく[隠密状態]を得られるため、基本的にヴィークル搭乗の有無は問いません。ただし、これを持つホムンクルスが操縦者ではなく同乗者の場合は、効果が得られないとした方が良いでしょう。
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■天使力兵器
●ヴィークルデータの見方
▼移動力
Q:シュネルギアに「能力値を基準とした計算式」(ルールブックp146)の影響を受けるFASTパックを装備した時の計算方法が分かりません。
A:2009年8月20日版の公式エラッタに準じるなら、次のようになります。
「(ギアドライバーの【聖霊】+ナビゲーターの【聖霊】修正値)×基本機体の移動力+ギアドライバーの【聖霊】×FASTパックの移動力」
サンプルキャラクター『選ばれし者』の場合、「(本人の聖霊6+セラピアの聖霊修正値2)×ヤークトの移動力+本人の聖霊6×オストヴィントの移動力」であり、これを数字だけにすると、戦闘移動の場合で(6+2)×100+6×−50=800−300=500m、となります。 ●機体兵装
▼手裏剣パック
Q:エンゲージの外から《鎌鼬》や《場面攻撃》で白兵攻撃を受けた場合、手裏剣パックでリポストすることはできますか?
A:手裏剣パックが準備された状態(=[捕縛]などを受けていない)であり、かつ射程:200mの範囲内なら可能です。 ▼パーソナルエンブレム
Q:パーソナルエンブレムを、初期装備として取得することはできますか?
A:データ上は可能です。歴戦の勇士を示すマークである、アイドルとしての自分のイラストがでかでかと描かれているなど、詳細は各自で設定してください。
なお、これは専用カラーについても同様とします。 ▼多目的機能コンテナ
Q:多目的機能コンテナの乗員を、具体的に決める指針は何か無いでしょうか?
A:GMがどうしても具体的な判断に困る場合は、コンテナ1つにつき、それを搭載する機体の「乗員」の左側の数字ぶん、右側の数字が増えるとする考え方を、一つの指針としても構いません。
(例:多目的機能コンテナをシュネルギア:アインに1つ搭載した場合、「乗員」は2+2となります。改大和型戦艦に1つ搭載した場合、「乗員」は1+2801となります。艦にVIPルームでも設置したのでしょうか?)
>>NEW ■一般装備
●インプラント
Q:装備部位を持たない一般装備のインプラント(バトリーブ・ジステムと脳内爆弾など)は、同時に装備できますか? A:はい、できます。
<< ■MoEシステム
●ダーザイン操作のタイミング
Q:クライマックスフェイズで、セットアッププロセスにダーザイン操作を行なった場合、同じタイミングで特技を使用することはできますか?
A:はい、できます。 ●オーギュメントの代償
Q:特定のNPCのダーザインを取得すれば、どのPCでもそのキャラクターの専用オーギュメントを使用することができますか? 例として、「煉獄の指揮官」が、凍とセラピアのダーザインをシナリオ中に取得し、《エヴァ》や《ガブリエル》を使用するなど。
A:GMが認めれば可能です。
しかし、通常の場合、ナビゲーターからのダーザインはギアドライバーが初期で持っているもの以外は、取得を認めない方が良いでしょう。
それではつまらないと思われる場合は、オープンアップの条件として「そのキャラクターをナビゲーターとしてシュネルギアに乗っているギアドライバーである」を加えると良いでしょう。つまり凍のダーザインは誰でも取れるが、5レベルにできるのは、彼女をナビゲーターに持つギアドライバーだけとする方法です。
■戦闘ルール
●攻撃と防御
▼戦闘不能
Q:[戦闘不能]となっている間にできない行動は、厳密には「オートアクション」「マイナーアクション」「メジャーアクション」「リアクション」と定義されていますが、タイミング:オートアクションであるオーギュメント《アツィルト》は[戦闘不能]でも使用できるとあります。
この場合、《アツィルト》の効果を得るための、5レベルダーザインの昇華はオートアクションですが行なう事は可能でしょうか?
A:現状、ルールを厳密に解釈すればダーザインの昇華自体がタイミング:オートアクションのため、[戦闘不能]または[操縦不能]中は、すべてのオーギュメントを使用することができません。
なお、特に記述のある《アツィルト》や《ベレシス》については、「オーギュメントの効果は、他のルールの記述、特技や装備の効果に優先する」という考え方により、[戦闘不能]や[操縦不能]であっても、《アツィルト》や《ベレシス》を使用するための5レベルダーザインの昇華は可能である、として良いでしょう。 Q:自分自身が[戦闘不能]中に、自分自身を対象として《ガブリエル》を使用した時の処理が分かりません。
A:[戦闘不能]中はダーザインの昇華が行なえないため、《ガブリエル》を使用することはできません。 ●ヴィークル戦闘
▼同乗者
Q:ヴィークル戦闘中に、ひとつのエンゲージに1機だけTa1150“ファルケ”が居るとして、範囲(選択)の攻撃を受けた時に、同乗者のリアクションの処理が分かりません。
A:まず、攻撃側は搭乗者、同乗者ともに攻撃の対象として選択できます。 この時、まず搭乗者がリアクションの判定を行ないます。これに成功した場合、同乗者は同意するだけで、リアクションの判定を行なうことなく、そのリアクション判定に成功します。
搭乗者がリアクションに失敗した場合、または搭乗者のリアクションに同意しない(《捨身撃》を使用したなど)場合、同乗者はヴィークル修正等を得られない状態でリアクションを個別に行ない、それぞれの結果を適用します。
■エネミーデータ
●エネミー特技
▼BS耐性
Q:《BS耐性》は[重圧]を受けていても使用できますか?
A:ルールを厳密に解釈すると、使用できません。
しかし、特技の趣旨を考えれば、[重圧]を受けていても使用できるとするべきでしょう。最終的には、GMの決定に従ってください。 ●権能
▼《†復活》
Q:《†復活》は[戦闘不能]や[操縦不能]を受けていても使用できますか?
A:権能はオーギュメントと同等の存在であり、「オーギュメントの効果は、他のルールの記述、特技や装備の効果に優先する」ことを考えれば、回復できると書いてあるものはすべて回復できます。
■PCナビゲータールール(「エンドレスサマー」)
●ギアドライバーがPCの場合
▼ナビゲーター能力修正の決定
Q:PCがナビゲーターとなる場合、自身の能力値に能力修正が影響を受けることはありますか? A:いいえ、ありません。【聖霊】の能力値が5のギアドライバーが、【聖霊】への能力修正+3を持っていてもルール的には特に問題の無いことです。
▼ナビゲーターとなっている間のアクション
Q:PCがナビゲーターとなる場合、メジャーアクションで使用する特技は無駄になるのでしょうか。
A:ギアドライバーであるPCが、ナビゲーターであるPCの特技も使用できますので、無駄にはなりません。
Q:PCがナビゲーターとなる場合、機体特技を使用することはできますか?
A:はい、できます。ただしナビゲーターであるPCは常に行動済であるため、マイナーアクションで使用する《緊急離脱》や、メジャーアクションで使用する《モータルストーム》を使用することはできません。
▼特殊/専用オーギュメント
Q:PCがナビゲーターとなる場合、ギアドライバーであるPCからのダーザインを昇華することで、特殊オーギュメント(または専用オーギュメント)を使用することはできますか?
A:いいえ、できません。基本的に特殊/専用オーギュメントは、NPCであるナビゲーターのみが提供するものです。ただしGMが望むなら、ゴールデンルールが優先します。
▼ナビゲーター特技の使用
Q:ナビゲーター特技は、PC2名でギアドライバーとナビゲーターになる時しか使用できないのでしょうか?
A:はい、そうです。もちろんGMが望むなら、ゴールデンルールが優先します。
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