エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ オリジナルNPC/ヤシマ陸軍 ◇

「ともすれば忘れがちだが、元々瑞穂基地はヤシマ陸軍所属の飛行場であった」 ――『瑞穂レポート』第6回より

 

芦屋/羽夜間/稲生/昭島/獅堂/ほのか/鴻森/エフェメリーダ/シバ/アリス/新田/秋桜/チコ/


芦屋沙弥香(あしや・さやか) 女性、16歳?、ヤシマ陸軍陰陽部特務少尉。
▼レポート
 書類上、陰陽部所属の彼女だが、それは操作されたものである。
 実際は草薙家に代々使える陰陽師の一族“芦屋家”の長女。草薙家の意を受け、伊音から響を引き離そうと画策するが失敗。それどころか自分も響に惹かれ……告白したが、振られてしまった。それでも自分の任務や正体を2人には明かさなかった、心優しく潔い少女。
 第15話にて、正式に陰陽部所属として再登場。シュネルギア3番機に身護られながら、御神原諸島に遊弋する合衆国十字軍第7艦隊を“八門結界陣”で封印する要の人柱となる。
 その結界が決壊した第49話、御神原諸島封滅戦において、かつての約束どおり橘響により救出。彼女を“核”にし損ねた黒い天使兵“ルシファー”は本来の力を発揮できず、それ故に敗れたとする説もある。
 救出後は、本来の陰陽師としての力は損なわていれたが、管制官としての能力を見込まれ、瑞穂基地で勤務しているらしい。
▼登場話
 第8話〜第15話、第49話

羽夜間誠吾(はやま・せいご) 男性、28歳、八坂機関人間戦車研究局技師長。
▼レポート
 八坂機関の研究者の1人。独自の理論に基づき、2機の人間戦車を1機に融合させて能力を飛躍的に高める構想のもと、第四世代人間戦車の試作機「Aギア」「Lギア」を開発。最終テストを瑞穂基地に依頼した。
 八坂機関、そして維馬篭代胤の部下にしては信じがたいほど生真面目で誠実。第四世代の開発も、これ以上戦争を長引かせない決戦兵器であることを本気で目的としており、未だ不安定さのあった融合能力(インフォース・クロス)の発動には、誰よりも慎重であった。
 結局、試作機は天使兵との交戦で無理がたたり開発を凍結。「エンゼルギア」構想もほぼ白紙に戻されたが、彼は諦めることなく再起を誓い、八坂機関へと戻っていった。
 第58話にて再登場。未完成の第四世代人間戦車を実戦投入しようとする軍の強引な動きに反発し、密かに開発していた第三世代人間戦車の強化パーツ“卵(エンブリオ)”を独断で持ち出している。
 これを装備したEXシュネルギア:イェーガーによって暴走したエンジェルギアが破壊されたため有耶無耶になってはいるが、れっきとした反逆行為をお咎めなしになっているあたり、有能な人物であるらしい。
▼登場話
 第28話、第58話

稲生真琴(いのう・まこと) 女性、20代後半?、ヤシマ陸軍衛生部(中尉待遇)
▼レポート
 瑞穂基地を中島三郎が長期出張する際、代替要員としてヤシマ軍から派遣されてきた軍医。メガネにベリーショートの髪、白衣がトレードマーク。
 若くして医療だけではなく、機械化兵や完全機械化兵のメンテナンスも行える貴重な存在。帝大南雲研究室に居たとの噂もあり、中島三郎や羽村総司とも個人的に知己と思われる。
 中島三郎不在の瑞穂基地においては、才能はあってもまだまだ未熟な中島茜を補佐し、いろいろと仕事をこなしていた。また、第63話では人間戦車用の加速ブースターを持ち込み、瑞穂基地の防衛に陰ながら貢献している。
▼登場話
 第34話、第63話

昭島征美(あきしま・いさみ) 女性、20代後半?、ヤシマ陸軍古都天使核兵器研究所主任研究員(大尉待遇)
▼レポート
 古都の天使核研究施設に勤務するV機関の研究者。若手ながら機械化兵技術についての造詣はトップクラスと言われる俊英。羽村総司を「羽村くん」と呼ぶあたり、どうも帝大南雲研究室の同期の1人であるらしいが、詳細は不明。
 三条恭花の機械化兵手術を執刀し、彼女のV機関に“黒い天使核”を埋め込んだ人物でもある。
▼登場話
 第36話

獅堂将人(しどう・まさと) 男性、50代後半?、ヤシマ陸軍中将
▼レポート
 立派な口髭と神経質そうな目をした軍人。物言いもいちいち高圧的。
 ヤシマ陸軍の兵器開発局に関わっているお大尽の1人だが、統一帝国(より正確にはG3)の手を借りねばならない現状にはあまり満足していない様子。
 天使核の持ち主をミサイルに詰め込み、強制的にマスケンヴァル現象を発生させるという正気の沙汰を疑うようなプランの発案者だが、人格的には意外とまともな人物。どうにも八坂機関あたりの介入(もしくは取引?)が疑わしいが、さすがに軍事機密を漏らすことはなく、瑞穂基地を去っていった。
▼登場話
 第47話

ほのか 女性、10歳くらい?、ヤシマ陸軍兵器開発局所属(備品扱い)
▼レポート
 ヤシマ陸軍の獅堂中将が肝いりで開発を手がけていた“感応式対天使ミサイル”ホオズキの弾丸。天使核の持ち主をミサイルに詰め込み、強制的にマスケンヴァル現象を発生させるという正気の沙汰を疑うようなプランの犠牲者――の、はずだが本人にその自覚は甚だ薄い。
 その言動や情緒、口調に外見年齢から“ミシェル”との関連性も疑われるが、詳細は不明である。
▼登場話
 第47話

鴻森準一郎(こうもり・じゅんいちろう) 男性、40代?、ヤシマ陸軍兵器開発局所属
▼レポート
 エーテルを媒介とした擬似脳神経ネットワークを構築し、それをドライバーとリンクさせる事で処理速度を加速させる――Total Etheralized Neural Rate Accelarate system(総合エーテル化神経速度加速装置)。通称“TENRA System”の考案者。
 鳴り物入りで瑞穂基地に赴任し、システムの実験を開始するが、このシステムは驚異的な戦闘力と引き換えに天使化まで加速するという、ほとんど爆弾に近いシロモノであった。
 実のところ、鴻森は“天使派”重鎮の一人であった荒崎憲吾の流れを汲むテロリストであり、今回の行動も瑞穂基地の破壊を目指してのものであった。……だが、肝心のシステムは圧倒的というほどの性能が示せず、また早期にヤシマ陸軍側の防諜活動によりその欠陥が暴かれたため計画は頓挫。
 最後は瑞穂基地に潜入していた仲間たちを連れ、自らが持ちこんだ輸送機ごと自爆して果てた。
▼登場話
 第57話

エフェメリーダ・ヴォズニャック 女性、20代半ば、ヤシマ陸軍少佐。
▼レポート
 統一帝国と連邦に挟まれた草原に位置する“共和王国”からの亡命者。かつての統治者である王族の唯一の生き残りでもある。かの国は世界大戦の幕開けと共に統一帝国の機械化兵部隊に蹂躙され、40年戦役末期に合衆国十字軍により“解放”されたのだが――。
 エフェメリーダの亡命は、おそらくプシナプシナとの同道だったと思われる。ノイエンガンメや黄金の森ほどでは無いにせよ、共和王国の王族も“天使”としての力を強く受け継いでいたことを考えれば、これはある意味で当然の措置だったと云えるだろう。
 1994年にヤシマに辿り着いて以来、彼女は祖国奪還を夢見てわずかな供回りと共にヤシマ陸軍に志願。戦車中隊の指揮官となった。より足の長い戦闘機乗りにならなかった理由は定かでないが、おそらくは兵士としての適性の問題だと思われる。
 現在は、瑞穂基地に駐屯するヤシマ陸軍戦車部隊に所属。ある意味体の良い厄介払いではあるが、第60話では“共和王国”から撃たれる大陸間弾道砲への水先案内人として、決死の帰国を敢行。シュネルギア隊の活躍もあり、無事に瑞穂基地へと帰還した。
 愛称はエフィ。
▼登場話
 第60話

■シーゲル・シバ 男性、30代後半、ヤシマ陸軍軍属(曹長待遇)
▼レポート
 統一帝国系ヤシマ人。
 瑞穂基地のシュネルギア整備班に於いて整備主任を務める、自他共に認める“中島三郎の二番弟子”(一番弟子は愛娘の茜)。V機関周りへの親和性はそれほど高くないものの、技術と経験に裏打ちされた整備の腕は、あらゆる機体とエンジンを良好状態に持って行けると評判。
 才能を技術と経験で補うという点からは、中島三郎にもっとも信頼されているとも言える。良い意味でも悪い意味でも瑞穂基地の若い整備士たちのリーダー格であり、“火の七日間”における真の黒幕の一人であったことは想像に難くない。
▼登場話
 第67話(初出は第12話)

観隼アリス(みはや・) 女性、17歳、ヤシマ陸軍中尉
▼レポート
 ヤシマ陸軍第375中隊の若き隊長。
 この中隊は、問題ある軍人の子女や戦災孤児、若過ぎる志願兵といった少年少女ばかりの、いわゆる厄介払いの寄せ集め部隊として編制されたものであった。よって開戦直後から九州戦線に配属され、早期に壊滅するものと予想されていたのだが――。
 東雲女子師範学校でも優秀な成績で通っていた彼女が指揮を取り、クセはあるが優秀なスタッフにも恵まれた中隊は、多くの損害を出しながらも数々の戦いを切り抜けて犠牲と戦功を積み上げ、隼雄方面の戦線を大いに支える精鋭と成り果てていたのである。
 ショートボブの黒髪に、気の強そうな黒い瞳。若輩だが実戦経験は豊富であり、特に、部隊の危地をたまたま九州方面で作戦行動中だったシュネルギアに救われてからは、人間戦車と通常兵器の連携による味方戦力と生存率の向上に余念が無い。
 生粋のヤシマ人ではあるのだが、何故かカタカナ名前。いわゆる“とても固い”美少女。“第四の喇叭”時に、家庭の事情で帝都を離れており命拾いするのだが、これが彼女を第375中隊長に収まらせる遠因になったことは、部隊では本人しか知らない。
▼登場話
 第74話〜(第375中隊の初出は第59話)

新田八岳(にった・やつたけ) 男性、18歳、ヤシマ陸軍曹長→中尉
▼レポート
 ヤシマ陸軍第375中隊の副官役。
 中隊編制直後から、優秀で覇気もあるが芯の脆い隊長こと観隼アリスを陰に日向にと補佐し、支えて来た気配りの人。指揮車では通信士も務めていた。
 快活で社交的。誰とでも仲良くなれる彼の資質があってこそ、当初はまとまりの無かった中隊が、頑なな態度を崩さなかったアリスの指揮下でまともに組織として成立していた――とも言える。
 第74話、隼雄方面を埋め尽くすほど大量の天使兵――“天使嘯”の迎撃こと「天の岩戸」作戦の中、中隊指揮車がホイシュレッケの襲撃を受けた時に、隊長であるアリスを庇おうとして戦死。彼の死後、アリスはやや頑なさを自分で崩し、埋めきれない穴を埋めようとしている――とも言われている。
▼登場話
 第74話

倉稲秋桜(くらいな・あきお) 女性、18歳、ヤシマ陸軍少尉
▼レポート
 ヤシマ陸軍第375中隊のエースパイロット。
 アリスより一足先に東雲女子師範学校を卒業し、メーヴェ期待の新星として出雲基地に配属されていたため“第四の喇叭”を免れる。親友かつ気の置けない後輩であるアリスが、使い捨て同然の第375中隊を率いることになったのを聞きつけ、出雲基地からアペルギアを強引に持ち出して部隊に合流した。
 いわば、戦時中を良いことに事後承諾のかたちで転属したのだが、彼女と彼女の駆るアペルギアが無ければ、如何にアリスが指揮官として優秀でも、早晩に部隊は壊滅していただろう。その意味でも、文字通り部隊の切り札(エース)である。
 天使の血が濃いせいか、羽根色にも見える色素の薄い髪をベリーショートにしている。性格は大らかだが気配りもできるタイプ。母方の祖母は、何とアペルギアの「ファーストパイロット」であるらしい。
 余談ながら、出雲基地在籍中は天野ツバサと浅からぬ因縁があったようである。
▼登場話
 第74話〜

鳴海チコ(なるみ・) 女性、19歳、ヤシマ陸軍軍属(軍曹待遇)
▼レポート
 ヤシマ陸軍第375中隊の整備班長。
 微妙に古都訛りのある、赤茶髪のおさげに眼鏡、そばかすがチャームポイントなメカマニア。元々は古都の天使核兵器研究所の新人研究員だったのだが、「実戦における天使核兵器の運用を学んで、新兵器の開発に資する」ため、あえて第375中隊に志願した変人でもある。
 部隊にとっては、アペルギアを整備・戦力化できる貴重な貴重な人材。彼女が居なければ、秋桜が持ち込んだアペルギアも運用できたはずが無く、また他部隊が遺棄したアペルギアを拾い集めて非正規戦力化するという、アリスの構想も実現できなかったはずである。
 性格は典型的なメカフェチ。目的のためには常識も踏み外しかねないあたり、少々どころでない問題児ではある。
 第74話では、シュネルギアの補修パーツをドライクロイツに要請。手に入れたそれでアペルギアをカスタマイズして性能アップを図るというとてつもないことをやってのけた。この機体の運用データは、後の主力量産人間戦車であるゲオルギアにもフィードバックされている、と言われている。
▼登場話
 第74話〜

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠