エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ シュネルギア隊の編制 ◇

「事実上、基地最強の戦力である」
――『エンゼルギア』第参章より

 
1番機/2番機/3番機/4番機J/4番機S/5番機/6番機/7番機/8番機/9番機/10番機/12番機/X-1番機/パワードアーマー

■シュネルギア1番機「ヤークト」
 ナビゲーター:セラピア・パルマコン
 ドライバー:遠山桂×→京崎高雄×→矢神翔一or海賀俊文or御使奏orヴァレンティーノ・バラッカ
▼レポート
 瑞穂基地で最初に実戦配備された3機のうちの1番機。狙撃戦仕様。
 初期ドライバーの遠山桂は第13実験部隊の創設期からのリーダー格だったが、最近の戦闘で天使化したため、処理。
 代替ドライバーとして調達された京崎高雄も初陣で戦死したため、精神的なショックを受けたセラピア・パルマコンはしばらく療養していたが、新たなドライバーを得て原隊に復帰した。
 その後は、シュネルギア隊の直接火砲支援(ディレクト・カノーネ・バイシュタント)機として安定した戦果を上げている。豊富な搭載量を活かし、大気圏外狙撃用の超大型陽霊子ライフルなど、非常に特殊な装備を運用したこともあった。
 遠距離戦では安定した火力を誇るが、フレームの構造上、白兵能力はベーシックタイプにも及ばない。このため懐に潜り込まれると脆い面もある、扱いの難しい機体である。
 なお、タイフーンタイプ開発のテストベッドとして、本機(又はシュトルム、イェーガー)を徹底改修した改装型「ガイスト」なる機体プランもあったが、それは大破した7番機“ケンプファー”の再建機として実現された。
▼登場話
 第1話

■シュネルギア1番機キルヒェヤークト」
 ナビゲーター:セラピア・パルマコン
 ドライバー:??
▼レポート
 セラピア・パルマコンを専任ナビゲーターとして改修されたシュネルギア:ヤークト。
▼登場話
 第106話〜

■シュネルギア2番機「シュトルム」
 ナビゲーター:八坂凍
 ドライバー:エーファ・ハインライン×→蘇我良樹or時祭沙羅or霧島亮or八坂凜・シュヴァインオーグor赤石徹哉or久住真琴orメーア・ズィルバーンor東雲武尊or水護律or里見圭一
▼レポート
 瑞穂基地で最初に実戦配備された3機のうちの2番機。突撃戦仕様。
 初期ドライバーのエーファ・ハインライン(NPC)は2回目の出撃で戦死し機体も大破。八坂凍も負傷療養していたが、新たにドライバー適正者が発見されたため、再訓練を経た上で実戦に復帰した。
 シュネルギア隊では突撃役として前衛を務める。掃討戦も打撃戦もこなせる柔軟な運用が可能な主力機だが、八坂凍に合わせたかの如く、回避性能より攻撃力を重視した設計のため、やはり扱いが難しい機体。
 なお、タイフーンタイプ開発のテストベッドとして、本機(又はヤークト、イェーガー)を徹底改修した改装型「ガイスト」なる機体プランもあったが、それは大破した7番機“ケンプファー”の再建機として実現された。
▼登場話
 第2話

■シュネルギア2番機「シュトルム/ゲフリーレン
 ナビゲーター:八坂凍
 ドライバー:里見圭一
▼レポート
 八坂凍を専任ナビゲーターとして改修されたシュネルギア:シュトルム。1〜4番機のうちでは最も早い時期に改修が開始されたが、設備の都合から瑞穂基地ではなく三笠港で作業が行なわれていた。
 結果的には、それが幸いした形となり、草薙エリヤ率いる近衛師団の瑞穂基地攻囲を唯一免れる。その後、松代の天使核兵器研究施設で仕上げられたこの機体は、調整が完了していないにも関わらず、天野ツバサ駆る強化型スヴァン(区別のためフェーニクスとも呼ばれる)と互角に渡り合った。
 瑞穂基地の攻囲が解かれ、最終調整を終えたこの機体は、生半なロックオンを簡単に振り切る驚異的な機動性を実現している。これは、凍の反応速度に応えられる機体であることを意味しており、スペック上は合衆国十字軍の第四世代人間戦車に匹敵する。
▼登場話
 第100話〜

■シュネルギア3番機「マサムネ」
 ナビゲーター:草薙伊音
 ドライバー:橘響
▼レポート
 瑞穂基地で最初に実戦配備された3機のうちの3番機。白兵戦仕様の実験機。近接武器を主体とする兵装のため、僅かな調整で海中戦闘にも対応可。
 ドライバーの橘響は、部隊の創設期から生き残っている2人のうちの1人。結果的に最も実戦経験豊富であり、空中戦、地上戦、水中戦までこなしている。また、同型機の5番機とはコクピット換装するという離れ業も見せた。
 シュネルギア隊の斬り込み役。広域制圧にやや難を残すが、連続で繰り出す剣撃と突き返しの破壊力は抜群で、中〜上級天使兵の撃破率が高い。
 装備次第で射撃戦にも対応できるはずだが、搭載量の少なさとナビゲーターである草薙伊音のこだわりからか、銃などの射撃武器を使用することは無い。
▼登場話
 第1話

■シュネルギア3番機「マサムネ菫備草薙式
 ナビゲーター:草薙伊音
 ドライバー:橘響
▼レポート
 草薙伊音を専任ナビゲーターとして改修されたシュネルギア:マサムネ。
▼登場話
 第106話

■シュネルギア4番機J装備型「イェーガー」
 ナビゲーター:トゥアレタ・クレーリオン
 ドライバー:河凪純orレオンハルト・トゥルナイサー
▼レポート
 出雲基地で建造、瑞穂基地に配備された4番目の機体。
 制圧戦仕様機であり、誘導兵器の運用に特化。従来機を遥かに上回るマルチロックオン能力を持ち、誘導兵器の運用に関しては同時期の機体中で最高の性能を誇っている。
 密かにもう1機の同型機? が建造されていたが、ヴィント・シュトラント(主天使であったことが判明)の手によって天使化。出雲基地壊滅事件の原因となった折に処理されている。
 シュネルギア隊では支援役だが、広範囲の天使兵に対する殲滅力では他の追随を許さない。装甲もヤークトに比べれば余裕があり、火力支援機として高い完成度を見せる。
 本機はヤークトと同系統のフレームを使用しているため、1番機と同じく白兵能力はベーシックタイプにも劣る。この機体で格闘戦を行なうのはまったくのイレギュラーと言えるだろう。
 なお、タイフーンタイプ開発のテストベッドとして、本機(又はシュトルム、ヤークト)を徹底改修した改装型「ガイスト」なる機体プランもあったが、それは大破した7番機“ケンプファー”の再建機として実現された。
▼登場話
 第6話

■シュネルギア4番機S装備型「ストライカー」
 ナビゲーター:トゥアレタ・クレーリオン
 ドライバー:シオン・ミドウor守郷八房
▼レポート
 シュネルギア4番機「イェーガー」に、通常型のV機関を搭載した武装付き増加装甲(パワードアーマー)を着せたタイプ。アクシア・リヒトヴィッツ大尉の提唱により、出雲基地で設計され、美田島基地で製造された。
 全ての火器管制を増加装甲側で行い、また天使化が発生した際には速やかに自爆するという仕掛けまで施されているため、任意での強制排除はできない。
 総出力比は従来型の1.5倍。これにより機動力を維持したまま、耐久性向上と武装強化を実現した。当初は制御OSに問題を残す未完成品であったが、トゥアレタ・クレーリオンと瀬名まどかによって改良が施された結果、実戦に充分耐えられるようになっている。
 また、第29話では深海戦仕様に変更されたパワードアーマーを装着、アクシア大尉の救出に活躍した。
 なお、パワードアーマーの製造は他の基地でも始まっており、全部で4機の建造が計画されている。イェーガーの後継機として、パワードアーマー装着を前提とした機体の開発も噂されたが、それは“タイフーン”タイプとして結実した。
▼登場話
 第18話

■シュネルギア4番機「イェーガー/フリゼーア」
 ナビゲーター:トゥアレタ・クレーリオン
 ドライバー:レオンハルト・トゥルナイサー→アクシア・リヒトヴィッツ
▼レポート
 トゥアレタ・クレーリオンを専任ナビゲーターとして改修されたシュネルギア:イェーガー。4機のうちでは最も開発が遅れ、実戦投入可能となったのは、ヤシマ海軍第六艦隊による“エンジェル・ネスト”攻略作戦直前であった。
 しかも、機体の改修は完成を見たものの、OSはイェーガーのままであり、全ての性能を引き出せる状態ではなかった。そこを合衆国側の第10世代完全機械化兵ガブリエラに突かれるかたちで、ドライバーであるレオンハルトは“黒い天使核”を毀損する。
 それでもなお、その後に届けられた最終完成形(パイロットの2人がソースコードを構築し、中島茜が仕上げたと云われる)のOSを得て真の力を解放したイェーガー/フリゼーアは、“エンジェル・ネスト”最奥部にて“天界の門”を破壊。奪取され最悪の敵と成り果てたシュネルギア:タイフーン2号機をも追い詰め、その撃破の立役者となった。
 この激闘の結果として、ギアドライバーのレオンハルトは“黒い天使核”を喪失し、イェーガー/フリゼーアも大破となる。しかし、同じく乗機を喪っていたアクシア・リヒトヴィッツがドライバーとなり、トゥアレタをパートナーとすることで、この機体は再び戦場に立つこととなった。
 機体のコンセプトとしては、トゥアレタの演算能力でなければ追いつけないほどS.Q.U.I.Dと火器管制システムへのマルチタスク最適化が行なわれている。この結果、対天使ミサイルのロックオン最大数及び追尾性能が格段に向上。専念すれば従来機の倍以上の破壊力、制圧力を出すことができ、火力面だけに限れば熾天使級天使兵にも迫るという。
▼登場話
 第105話〜

■シュネルギア5番機「マサムネ2」
 ナビゲーター:タン・メイリィ
 ドライバー:榊刀真or紡操久郎
▼レポート
 従来の7割のコストという触れ込みで瑞穂基地に納入された“マサムネ”第2期ロット2機の片割れ。こちらは格闘戦を想定した仕様となっている。
 軍需産業に新規参入した八幡重工の手によって、規格品を使いつつ無人操縦を前提としたような規格外仕様にされていたため、ピーキーな性能を限界まで引き出した結果、合衆国空軍の超エース“蒼き死天使”を撃墜する大戦果を挙げるも、ギアドライバーとナビゲーターを即死寸前まで追い込んだ曰くつき。
 結局、配備された2機を1機に組み直して有人を前提とした仕様に戻したため、3番機と同等の性能ながら導入コストは5割増しになってしまった。そのせいか被撃墜グセがついたとの話もある。
 当初、この機体はフレームやコクピットなどの基本構造がマサムネと同一、それ以外の部分が実質ノイエ・ギアという異形機だったが、度重なる撃墜と修理を繰り返した結果、ほぼ全てのパーツが純正品化した複雑な血脈を持っている。
 シュネルギア隊では3番機と並ぶ吶喊役。一撃の破壊力は3番機を上回るとも言われる。オールラウンダーなのは3番機と同様だが、現在のところ大気圏外戦まで経験したのは、この5番機のみ。
 なお、新型機であるシュネルギア:カゲミツの配備により、コクピットとV機関以外は解体、予備パーツにされたとする向きもある。
▼登場話
 第7話

■シュネルギア伍番機「カゲミツ
 ナビゲーター:リトス・エングリオ→ガブリエラ→タン・メイリィ
 ドライバー:烏丸大地→ラファエロ→字伏焔
▼レポート
 政宗基地で開発が進められていた、“マサムネ”タイプの後継機。初のヤシマ制式機であり、相変わらず搭載量こそ少ないものの、総合的な性能では現行の第三世代人間戦車でもっとも優れているとされる。
 その分、コストも膨大なものとなっており、第三世代の第2期シリーズ中で最初に実戦投入が可能な段階までこぎつけながら、戦闘に投入されたのは一番遅く、リトス・エングリオが政宗基地防衛戦で使用したのが初陣であった。
 その後、シュネルギア隊の新たなる旗機として最終調整が行われ、古都で開催される観兵式典でのお披露目を経て、正式に引き渡される予定であった。だが、この機体は政宗からの搬送中“天使派”によって密かに奪取され、合衆国十字軍の式典襲撃作戦に使用される。
 激戦の末、2番機シュトルムと相討ちになるかたちでこの機体は辛うじて奪還。5番機“マサムネ2”のバージョンアップ機として配備され、数々の戦場を馳せることとなる。
▼登場話
 第53話〜

■シュネルギア6番機スオウ(またはトラバント)
 ナビゲーター:司鏡紀央
 ドライバー:若神達実or六道要
(6番機がトラバント時)
 ドライバー:椎名崇史or天城総一or宇佐清美
▼レポート
 エーテル誘導によってシュネルギア本体の周囲に浮遊させ、全周囲攻撃を可能にした“トラバントジステム”の実戦仕様機として、ヤシマ陸軍が建造した機体。いわゆる第2期シリーズの1つであり、シュネルギア:トラバント(及びマサムネ)で得られたデータがふんだんにフィードバックされている。
 特筆すべきは、エーテル兵器に精通するナビゲーターが搭乗した際、陰陽術による式神使役を模したサポートシステムが稼動することにより、他のシュネルギアを圧倒する制御能力を発揮することだろう。また翼のHDPも増設され、より多数のトラバントを搭載することが可能となっている。
 但し、このサポートシステムを搭載したがために、純粋な機体性能だけで見ればシュネルギア:トラバントにも僅かに及ばない。それでも装甲面では若干の改善が図られるなど、総じてより特徴を先鋭化させた機体に仕上がっている。
 結果として戦闘能力には凄まじいものがあり、初陣と成った御神原諸島での対十字軍第7艦隊戦を皮切りに、ここぞという場面での投入が印象的な決戦兵器的存在として位置づけられていくこととなる。
 特に、ナビゲーターである司鏡紀央が操るトラバントジステムは、いにしえのヤシマの陰陽師があやつる式神そのものを彷彿させ、カタログスペック以上の性能を見せることもあると言う。
▼登場話
 第49話〜

■シュネルギア7番機「ガイスト」
 ナビゲーター:クベルタ・ノワール
 ドライバー:紫藤貢or京美夏
▼レポート
 神守島攻防戦で撃破された7番機“ケンプファー”のV機関とS.Q.U.I.Dを回収し、ヤークトなどの改修案として提唱されていたプランを基に、古都の天使核兵器研究所が再建した機体。搭乗者にいっそうの負担を強いる機体であることから「怪物」の通称がつけられている。
 ナビゲーターを務めるのは、クベルタ10-9を解析し再現を試みられた第10世代完全機械化兵、クベルタ・ノワール。オリジナルのようなエーテル兵器の操作は出来ないが、かつて7番機のナビゲーターを務めていたT−Xに比して数段以上安定性に優れていたことからの抜擢となった。
▼登場話
 第91話〜

■シュネルギア8番機「リッター」
 ナビゲーター:リュンマ・サカモト
 ドライバー:綾瀬穂or水原九郎
▼レポート
 ヤシマ陸軍の要請によって開発が進められていた、重装甲白兵型シュネルギア。マサムネを上回る装甲と搭載量を目指した設計だが、開発は難航し、所定の性能には至っていない。
 とはいえ、この段階でもアペルギア並みの性能には到達しており、パイロットの腕次第では従来機に匹敵する戦力となる。シュネルギアの中で最も強靭な装甲や複数搭載されたミサイルなど、汎用機としての運用も想定されており、意外に使い勝手は悪くない。
 なお、この機体はデータ収集が終了した時点で廃棄される予定であったが、維馬篭中将の鶴の一声により、正式に8番機として瑞穂基地に配備された。継続してデータ収集も行なわれ、これが第2期シリーズの“ベルゼルク”にも継承されることになる。
 なお、この機体の外装を改修した「シルト」なるコンセプトが存在するという噂アリ。
▼登場話
 第19話〜(※8番機登録は第25話〜)

■シュネルギア9番機ベルゼルク
 ナビゲーター:三条恭花
 ドライバー:郷理々太or菅沼新orクドリャフカ・ウィンターボーン
▼レポート
 新州、松城市の天使核兵器研究所で開発されていた機体。
 第四世代とは異なり、既存のシュネルギアの上位機種を期して計画された、第三世代の第2期シリーズの一機であり、より白兵戦に特化した設計思想によって建造されている。
 極限まで軽量化された装甲と、腕に強化ユニットを着けなければ扱えない巨大剣エンペールングという極端な武装だが、予備動力を搭載し、他の機体なら致命的なダメージを受けても稼動可能という化け物的な機体。“ベルゼルク(狂戦士)”の名も、そこに由来している。
 “タケミカヅチ”ほどではないが、起動には高い定格出力の“黒い天使核”を持ったパイロットが必要とされる。ナビゲーターの三条恭花は、この条件を満たすための機械化兵手術において、純血のヤシマ人の“黒い天使核”を移植されており、その負担は文字通り――彼女の生命を確実に削っている。
▼登場話
 第30話

■シュネルギア10番機タイフーン
 ナビゲーター:リトス・エングリオ
 ドライバー:烏丸大地orディーン・ホワイトクラウド
▼レポート
 ベルゼルクと同じく、第三世代の第2期シリーズとして開発された機体。こちらは古都の天使核兵器研究所において建造された。
 “イェーガー”をテスト機に開発された、パワードアーマーの装着を前提に設計されており、装備時でも全てのHDPが使用可能となるよう、後背翼に可変機構が組み込まれている。
 数度の実戦試験を重ねても良好な結果が出たため、X−1番機からの乗機換えを希望したリトス・エングリオの意を容れ、彼女をナビゲーターとして瑞穂基地に正式配備となった。
 実戦配備機である第1期シリーズのヤークト、シュトルム、イェーガーの設計思想を統合した機体であり、今後の主力機として増産が決定。しかし、さっそく建造された2号機がパワードアーマーごと合衆国十字軍に奪取されたことで、この計画は白紙に戻されてしまった。
 その後、アペルギアの発展型でありシュネルギアの普及型でもあるゲオルギアの量産計画が発動したことにより、複数機のタイフーンが揃い踏みすることは無くなったが、この機体が優秀なことに変わりはなく、さまざまな戦闘で安定した戦いぶりを発揮している。
▼登場話
 第53話〜(※タイフーン自体の登場は第42話〜)

■シュネルギア11番機「」
 ナビゲーター:−
 ドライバー:−
▼レポート
 天野ツバサとシュネルギア:スヴァンの近衛師団転属により、現在欠番。
▼登場話
 −

■シュネルギア12番機「トラバント」
 ナビゲーター:司鏡紀央→クベルタ10-9
 ドライバー:椎名崇史or天城総一or宇佐清美→新宮雅仁
▼レポート
 エーテル誘導によってシュネルギア本体の周囲に浮遊させ、全周囲攻撃を可能にした“トラバントジステム”の運用実験機として、ヤシマ陸軍陰陽部と統一帝国エーテル技術研究班が総力を結集して作り上げた機体。
 トラバントジステムにはまだまだ実験的な要素が多いものの、初の実戦参加で従来機と同等以上の攻撃力、防御力を引き出すなど、上々の結果を見せている。
 実験機という性格上、シュネルギア隊での運用は確立されていない部分も多かったが、装甲が薄めであることを除けば機体性能は非常にバランスが取れており、またトラバントジステム自体の改良も進められているため、運用次第ではシュネルギア隊の切り札にもなりうる存在として、様々な作戦で活躍した。
 なお、現在ではよりエーテル兵器の運用に特化した第2期シリーズ“スオウ”の実戦テストが完了し正式配備されたため、機体ナンバーが6番機から変更された。もともと機体性能のバランスは悪くないため、射撃戦、砲撃戦、白兵戦にも対応できるが、肝心のトラバントジステムを扱えるナビゲーターが不足していることもあり、現状は予備機扱い。
 ……だったのが、ある日、ふとしたことから“発掘”された第10世代完全機械化兵の“完成体”たるクベルタ10-9をナビゲーターに得たことで、瑞穂基地でも最強クラスの機体として返り咲いた。ぽんこつメイドロボとして遺憾なく性能を発揮するクベルタに掛かれば、初期のトラバントジステムなど、仮にドライバーに素養が無くてもおもちゃのように扱えてしまうのである。
▼登場話
 第10話

■シュネルギア12番機AT
 ナビゲーター:クベルタ10-9
 ドライバー:(未定)
▼レポート
 ※6番機がトラバントのままである場合、このスロットにはスオウかラケーテンが入る。
▼登場話
(未定)

フーファイターX−1番機
 ナビゲーター:リトス・エングリオ→香夜・リヒトヴィッツ
 ドライバー:小和田克己×→守崎秀吾
▼レポート
 もともとは、カノン・M・ガイストが瑞穂基地に持ち込んだフーファイター制式機の解析に失敗して天使化しかけたトゥアレタ・クレーリオンを救う手段として、ドライクロイツが合衆国十字軍第7艦隊分艦隊から奪取した機体。
 そのかいあってトゥアレタの天使化は防がれ、カノン機も使い物にならなくなったが、鹵獲機であるこの機体はまだ使用可能であるとして、操縦系をS.Q.U.I.Dに換装し、瑞穂基地の片隅で眠っていた。
 ヤシマ=統一帝国が総力を結集して戦うこととなった天津島沖海戦を控え、この機体も急遽徴用されたドライバーと、復帰したてのリトス・エングリオをパイロットとして参戦。合衆国に戻っていたカノン・M・ガイストのフーファイターと激烈な一騎打ちを繰り広げる。
 フーファイター同士の戦いという異様な決戦は、双方の相討ちで幕を閉じ、ドライバーである小和田克己は戦死。リトス・エングリオも再びその心に深い傷を負うこととなった……。
 そんな経緯から、帰還したこの機体は修理もされず放置状態となっていた。が、0−5番機の喪失に伴い、余剰パーツ(0−5番機の残骸と分解されたカノン機)によって再建され、再度戦線に立つこととなる。
 フーファイターライダーとして瑞穂基地に配属された香夜が、結局はこの機体のナビゲーターを任されたのは、皮肉な巡り合わせと言えるだろう。
▼登場話
 第31話〜(※X−1番機としては第45話〜)

パワードアーマー
 シュネルギアの増加武装装甲服。陽霊子砲、多弾頭ミサイル、エーテル誘導対天使ミサイル、九八式対天使砲改を搭載するタイプがもっとも多く(4機)建造されているが、その他のタイプも存在する。

・PA-1番機
 天使化しかけたトゥアレタ・クレーリオンを救出するため、6番機による八門結界展開用に大改造された結果、武装が全て撤去され有人仕様になるなど、本来の機能がおしゃかになった。この事実はアクシア・リヒトヴィッツにより揉み消され、現在も瑞穂基地の片隅に眠っているとされる。
 合衆国十字軍第7艦隊との決戦となった御神原諸島封滅戦でも、空母“瑞膺”にこっそり持ち込まれ、対ヨフィエル戦でしっかり役に立ったらしい。

・PA-2番機
 美田島基地で製造され、トゥアレタ・クレーリオンの手で最も早く実戦に使用された。4番機S装備型に使用中だが、カスタマイズがたたり他の機体には転用できない模様。
 とある天使兵の残留思念が強烈で、抗体の無い他のシュネルギアに装備させると天使化を招きかねないから、という噂もある。

・PA-3番機
 10番機の装備として瑞穂基地に納入されたが、実際には4番機、9番機を除いた機体に使えるらしい。なお、“タイフーン”はパワードアーマー装着時でも全てのHDPが使えるため、左右の腕に九八式対天使砲、九八式対天使砲改を装備したシンメトリックさを示す。

・PA-4番機
 元11番機(タイフーン)の装備として納入予定であったが、機体ごと合衆国十字軍に強奪。現在は元11番機ともども、ギガプラント2号棟跡地の第7艦隊残存部隊に合流しているとされる。

・楯無−壱号
 8番機の装備としてヤシマ陸軍が試作したパワードアーマー。シュネルギアの白兵戦闘力を大幅に向上させるが、エーテル係数の上昇率も高まるため、運用面での不安定さが残るとして試作型1機の製造に留まっている。
 2番機に装着するため、弐号の制作も行なわれていたが結局完成していない。いわゆるヤシマの鎧武者を彷彿とさせる外見であり、シュネルギアとはアンマッチであるせいか、使用したドライバーにも好評ではなかった模様。

・卵(エンブリオ)
 パワードアーマーの技術を応用し、ANGELギアの開発者である羽夜間博士が作成した強化パーツ。シュネルギアの総合性能を第四世代人間戦車の実験機であるANGELギアに匹敵するまで高めることができる。
 この状態のシュネルギアをEX(エクスツェレント)シュネルギアとも呼ぶ。但し、元がANGELギアの強化パーツであるため負荷が大きく、やはり正式採用には至っていない。


エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠