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邂逅、

4月23日金曜日、

甲府で、いつもどおり、
たんたんと、修習を受けて、

5時になったら、すこっと帰らせてもらって、
いったん自宅に舞い戻り、

6時のあずさで、新宿に飛んでいく。

さらさらと、そこそこの雨の中、

金曜日のこの時間帯、
指定席を確保したのだが、ラスト三席の一つ、

8時に待ち合わせで、
高校時代の友人二人と会う、

高校を卒業して、7年、

三人とも、社会に出るのが、
とても遅いグループ、

一人は、来週から医者になる、
一人は、院生として、フィールドワークをなし、
ぼちぼち、海と島のあるところへ、旅立つらしい、

週末として十分な喧噪の、
新宿界隈は、やや遅いスタートの私たちを
さりげなく巻き込むようにして、

思ったより、人それぞれの進む道が違うことに、
思いかけないような、
趣を感じつつ、

院生の仲間からは、
自分とは極端な場所にいるヒトだと思われる。

それほど、一所懸命には生きていないつもりだが、
彼には、彼の、私には私の進む道がある。

笑顔とともに、豊かなレトリックが、
あるべき文系の姿を見るような気がして、

とりあえず、べたべたにつっこみをいれてみるが、
高校時代の仲間と話せば、

中身は、高校時代の翌日のことでしかない。

4月24日土曜日、

やはり、雨の降っている、そんな日で。
週末ごとに、雨が降る、ような気がしつつ、

週末は所詮人為的な取り決めに過ぎず、

世界的に、共通していることが、
大げさすぎるような気がしながら、

夜になると、風が強くなったのをこれ幸いと、

傘をたたんで、
生きの良い霧雨のなかを、

濡れながら歩いてみる、

面白いことを教わった気になる、


一瞬、海を思い出す、

海が、細かくなって、陸に浸食している、

潮のかおりがしたような気がするのは、
若干、おかしくなっているのかも知れない。



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