200系・250系



伊勢崎線の特急”りょうもう”(1999年3月15日までは急行)として使用されている車両で1800系の後を継いで1990年に登場しました。両毛地方(太田方面)のビジネス客輸送を主目的としているため100系とは異なった趣を持っています。全車が南栗橋検修区に所属していますが、普段は館林出張所(元・館林検修区)に留置されています。なお、制御装置とパンタグラフの形状の違いで以下の3つに分けることが出来ます。
車両番号 方向幕 制御形式 パンタグラフの形状
201F〜206F 幕式 磁界添加励磁方式 下枠交差式
207F〜209F LED式 磁界添加励磁方式 シングルアーム(2,3,5号車)
251F LED式 VVVF方式 シングルアーム(2,5号車)
●補足●
(1)2002年4月より201F〜206Fのアンテナが棒状からL字状になりました。
(2)2003年5月、205Fから妻面の赤ラインの省略が始まりました。


200系とは1800系の置き換えとして100系の登場で引退した1700・1720系の機器を流用し、車体を新造して1990年に登場した車両です。初期(1990〜1992・1994年)に登場した車両は方向幕は幕式・パンタグラフは下枠交差となっています。現在、201F〜206Fの6編成が運用に就いています。
206F(列車番号1412)
200系
2002年1月14日 東武動物公園〜姫宮間にて
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200系(列車番号1424)
1700・1720系の機器を流用し、車体を新造して1997年と1998年に登場した200系は、方向幕がLED・パンタグラフがシングルアームとなりました。現在、207F・208F・209Fの3編成が運用に就いています。
200系(シングルアーム車)
2001年12月7日 川俣〜羽生 間にて
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250系とは1998年に新造された車両であり、制御系はVVVF・方向幕はLED・パンタグラフはシングルアームとなっています。30000系をベースとしているため200系のシングルアーム車とはパンタグラフの配置が異なっています。現在、251Fの1編成が運用に就いています。
251F(列車番号1519)
250系
2001年9月23日 多々良〜県 間にて
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フェイス(203F:列車番号1413) 簡易運転台(205F)
フェイス
2001年5月26日 新桐生〜相生 間にて
簡易運転台
2001年4月12日 館林検修区にて

200系・250系の4号車には簡易運転台が備えられています。これは、所属する館林検修区の施設が4両編成対応の為であり検査・整備等を行うには4両と2両に切り離す必要があるためです。なお、簡易運転台はこの形式以外には1800系(1819F)に備え付けられているだけです。

●乗車記●

東武の車両の中で私には停車駅の関係で一番縁が無い車両であり、登場して11年も経つというのに今まで乗ったことがありませんでした。それが、2001年の3月のある風の強い日に桐生線の2両固定の2+2の5050系を撮影するにあたり初めて乗車(206Fの2号車)することに・・・。うーん、100系に比べてコンパクトにまとめられており、落ち着いた内装は私好みだが、座席が狭くリクライニングもいまいち。やはり急行専用として製造されたという点がこんな所に現れて来るのかと思いました。ちなみにこの時の撮影目的の5050系は自分のミスで撮り逃すことに・・・(ToT)。でも、全検出場したばかりの200系(206F)が撮れたので良しとしましょう。


100系 200・250系 300・350系 800・850系 1800系
1800系
通勤仕様車
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10000系列 20000系列 30000系 50000系列
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霜取りパンタ車
懐かしい車両達