800系・850系



東上線の8000系8両固定車(8195F、81101F、8187F、8193F、81103F)を改造して2005年に登場した3両固定の車両です。型式は800系・850系となっていますが、8000系の3両固定車と位置づけられており、スタンションポールやローカル線でのワンマン運転をにらんで外部スピーカー、車内表示機、自動放送装置などが取り付けられています。2007年7月現在、佐野線・桐生線・伊勢崎線(館林〜伊勢崎)で活躍しています。

なお、この改造により不要となった中間車2両(サハ8900)は廃車となりました。


800系(写真は804F)
800系は8000系8両固定車のうち上り方の3両(クハ8100+モハ8200+モハ8300)を元に製造されました。

 館林出張所所属  801F〜805F

800系
(2007年6月 多々良にて 804F 列車番号412)

850系(写真は854F)
850系は8000系8両固定車のうち下り方の3両(モハ8200+モハ8300+クハ8400)を元に製造されました。このため上り方の先頭車となったモハ8200のパンタグラフが前パンタとなりました。なお、モハ8200の正面にはこのパンタグラフを作動させる為のワイヤーを納める管が新たに設置されたので他の8000系とちょっと趣が異なっています。

 館林出張所所属  851F〜855F

850系
(2007年6月 館林にて 854F 列車番号412)

編成 元車 営業運用開始日
801F 8195F 2005年7月5日より801Fと851Fが組んで本線で営業運用開始
851F
802F 81101F 2005年8月2日より802Fと852Fが組んで本線で営業運用開始
852F
803F 8187F 2005年10月6日より803Fと853Fが組んで本線で営業運用開始
853F
804F 8193F 2006年3月9日頃(?)より
854F 2006年2月18日より佐野線で営業運用開始
805F 81103F 2006年4月9日頃(?)より
855F 2006年2月19日より佐野線で営業運用開始


3両固定車回送

試運転





留置中

塗装が終わり南栗橋車両管理区で留置中の3両固定車です。顔に「851」という車番が記されています。まだ試運転も行われておらず今後の動向が気になるところです。

2005年4月17日 南栗橋車両管理区にて)
2005年5月17日に試運転が行われました。


800系・850系のうち801F〜803Fと851F〜853Fは館林ローカルの運用に就く前に本線での運用(2005年7月〜2006年3月)に就いていました。以下は801F+851Fが本線の運用に就いている写真を展示しています。
800系

2005年5月17日に試運転を行った後、春日部支所に移動し留置されていた801Fと851Fが2005年7月5日より組となって6両編成となり本線での営業運用に就きました。写真は800系である801Fが先頭に立ったものです。前パンタではないので車番や対となる編成との連結部を見ていないと8000系と間違ってしまいそうです。

(2005年7月 杉戸高野台〜幸手 間にて 801F+851F 列車番号2244)
850系

同じくスッキリしない空模様の中を行く851Fです。残念ながら850系の特徴である前パンタは今回の運用では801Fが上り方についている為に中間車にあるように見えてしまいます。

(2005年7月 東武動物公園〜杉戸高野台 間にて 801F+851F 列車番号2241)

ワンマン運転前(佐野線)

2006年3月18日のダイヤ改正によりワンマン運転が開始される前の佐野線で活躍する800系です。今では見られないものが色々写っています。

(2006年3月13日 館林にて 804F 列車番号633)
※:2006年3月18日のダイヤ改正により佐野線・桐生線・伊勢崎線(太田〜伊勢崎)はワンマン運転となりました。
以下、何か撮影出来れば追加します。


100系 200・250系 300・350系 800・850系 1800系
1800系
通勤仕様車
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10000系列 20000系列 30000系 50000系列
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霜取りパンタ車
懐かしい車両達