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世代弱、

弱だよ、私は。
じゃく。

私は物事を相対的にしか把握できない。

物事が大したことかどうかは、それ以外に、どれくらい
大したことがないことがあるかに関わってくる。

とりあえず、ふだん、特段、不幸せなことのない私は、

絶対的に大したことでない、痛みをもって、
大したことのように、感じる。

この傾向は着々と進んでいく。

幼い頃と比べても、インパクトあることがらが、
当然のように減っている、

それは、経験をベースとして、
物事になれてきたからだ、といえるけれど、

それだけ、インパクト慣れしていない、ということ。

インパクトづいていない私は、
やがて、ふっと隙間のようなところで、
つまらんインパクトを受ける。

そのインパクトは大したことじゃないんだ。

だけど、インパクトをたいしたことだと
理由づけるよけいな知恵を身につけてしまった。

コドモのころのろくでなし、そのままなのに、
自分の経験に重みを付けることだけは、
一人前に覚えてしまった。

一人前になる前に、一人前であるという、
ふざけた自覚だけが育っているのだ。

私が悩んでいる、という理由だけで、

それなりに、過ごしてきたプライドと、
腐りかけた些細なことごとしい経験が箔を付け、
大したことでなければならないようになってしまった、

大したことにしてしまうんだ、
くだらない、と思うと納得できなくなってしまった、

なんとなく、もっともらしいことのようにコーティングして、
マイナス評価する客観性に対する免疫力を身につけて、

くだらないことを大したことだと思うようになった。

そして、それを始終大切にする。

あほらしい話である、

とるに足らない、日常から脱するのではなく、
とるに足らないことの中で無理矢理に抑揚をつける。

その程度しか考えられない自分に、
なんらかの共感を示してくれる誰かを頼りに、

なにも、積極的なことをせずに、
立派なインパクトを受けているかのように、私は錯覚する。

そして、仰々しく、そぶる。

みっともないことである。

私は、その程度である。

*

甘えてはいけない、

理屈づけて納得してはいけない、

もっともらしく頷いてはいけない、

安易に共感してはいけない、



自分に過保護じゃ、いけない。



腐ってるなら、
それを認めなければいけない。

切り落とさねば、いけない。


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